2年2か月ぶりに海外ご公務を果たされた皇太子妃・雅子さま(51才)。だが、雅子さまは出発前、滞在中ともに、前回のオランダご訪問に比べて、精力的な動きを見せられた──。
7月2日から皇太子さま(55才)とともに、国王トゥポウ6世の戴冠式参列のため南太平洋のトンガを公式訪問していた雅子さまは6日に帰国された。
《トンガ王室やトンガ国民の皆様に温かく迎えていただいたことを心からありがたく思いました(中略)私たちも、両国の親善、友好のために、少しでもお役に立てれば幸いです》
帰国後、皇太子ご夫妻は、文書でこう感想を寄せられた。その文面からは、ご夫妻にとってトンガで過ごされた4日間が何物にも代え難い日々だったことが伝わってきた。
今回のトンガご訪問に、雅子さまは並々ならぬ思いで臨まれていた。日本を発たれる前には、以前には考えられなかった行動を取られている。
「愛子さまが通われる学習院女子中等科では、6月25日に授業参観が行われました。しかし、雅子さまは体調管理を考慮されて、参観に行かれず、皇太子さまおひとりでの参観となられました。皇太子さまは2時間目から5時間目まで、理科、保健体育、音楽、道徳を参観され、愛子さまがお友達と熱心に授業を受けられている様子をご覧になられ、大変喜んでいらっしゃいました。
昨年、雅子さまは朝から授業終了まで、ずっと学校に滞在されていましたから、やはり今年はトンガを見据えて見送られたのでしょう。これまで“私”を優先しすぎるといわれ続けてきた雅子さまですから、今回、“公”を優先されたのは、トンガ訪問に対しての相当なご覚悟がうかがえました」(東宮職関係者)
また昨年は不規則登校状態だった愛子さまが元気に登校されているのも、雅子さまが“公”に気持ちを向けられた大きな要因だろう。
「愛子さまは皇太子ご夫妻が不在の間、学校では期末テストが行われました。日本には、東宮女官長代理である岡山いちさんが前回(オランダ)同様、残られて、愛子さまのお世話をしました。昨年は愛子さまの登校状況が気になられて、雅子さまは海外ご公務など、なかなか考えられませんでした。今、愛子さまの学校生活が安定していることも、今回のトンガご訪問の成功に繋がったのでしょう」(前出・東宮職関係者)