大河網によると、中国河南省商丘市柘城県で戸籍をめぐるトラブルが起きている。
同県に住む李海峰(リー・ハイフォン)さんの娘・李亜蒙(リー・ヤーモン)さんの身分証の生年月日の欄には「1988年」と記されており、父親の海峰さんの1977年と11年しか差がない。実は、亜蒙さんの実際の生まれ年は1998年。中国では16歳以上の全国民に身分証が発行されるが、公安当局が発行の際に入力を誤ったのだ。しかし、娘の年齢を訂正しようとしたところ、海峰さんは11もの証明書類の提出を求められたという。海峰さんは、「11歳で子どもを産めないのは常識。証明する必要があるのか」と訴えている。
この騒動に、中国のネットユーザーからは、次のようなコメントが寄せられている。
「笑うしかない」
「うちの村にもいるよ。親父と3歳しか違わない息子が」
「10年早く定年を迎えられるんだからいいじゃないか」
「11歳で子持ちなんて誰が信じるよ?」
「実の子かどうか調べたら済む話」
「実際、身分証には誤字脱字が多いよ」
「まったくおかしい。公安は責任を取らないのか。無条件で訂正してあげるべきだ」
「今の人は、自分が間違えておきながら他人に根拠の提示を求めるのか。笑える」
「当局が証明書類の提示を求める意図は、第1に金をよこせ、第2に責任逃れだ」
「間違えたのに、間違いを認めず、間違いを正さず、間違いを重ねる。公安のレベルってのは本当に“間違いない”な」