台湾ニュースサイトの東森新聞雲は9日、観光で奈良県の奈良公園を訪れた台湾の男性が、シカに思わぬものをかじられ、大変なことになったというアクシデントについて伝えた。
このアクシデントは男性が9日、台湾のインターネット掲示板で明かした。最近訪れた奈良公園で可愛いシカと自撮り棒を使って自撮りを楽しんでいたところ、シカが男性のバッグに顔をつっこみ、中に入っていた1万円札5枚を口にくわえていた。男性はようやく4枚を取り戻したが、最後の1枚をシカはなかなか放さず、結局、札は一部が裂けてしまったという。
男性はこの1万円をなんとかしようと3日間にわたってあちこちの銀行を訪れたが、外国人は相手にされず、大阪にいる通訳の人に助けてもらって銀行と交渉。通訳の人は男性が銀行と交渉するために「(札は)シカにかまれて破損しました」と書いたメモを渡し、男性はこれを使ってようやく、1万円を取り戻したという。男性は「その瞬間、感動して泣きそうだった」とコメントしている。