釜山の東莱警察署によると、8日午前11時20分ごろ、社稷洞にある横断歩道近くで50歳の男性が財布を拾い、警察に届け出た。警察官が財布の中を調べたところ、中には小切手と現金が10億290万ウォンも入っていた。幸い財布の中身から、持ち主は釜山在住の事業家とすぐに判明した。
高額な財布の中身は、事業家がこの日の契約のために準備していたものだという。事業家は、拾い主の男性と警察が謝礼を固辞したため、「お礼のあいさつだけ伝えたが、近く直接会って感謝を伝えたい」と話した。
これについて、韓国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられている。
「こういう方たちのおかげでこの社会が成り立っている。腐った政治家、公職者たちはここから学んでほしい」
「きっと謝礼をしてあげてください」
「真の良心だ。拾い主の男性を尊敬すべき」
「小説のような話だ」
「幸せなニュース!ありがとう」
「爽やかな風が吹くような、爽快な気分だ。みんな心が温かくなるね」
「拾った人は葛藤があっただろうけど、正しい決定をしたね。僕だったら金額を見ておじけづいたと思う。見習います」
「謝礼を断るのは簡単ではなかっただろうに、素晴らしい。財布の持ち主は知らんぷりせずに十分に謝礼をしてあげて」
「まだ韓国も捨てた物じゃないね」