南米歴訪中のフランシスコ・ローマ法王は9日、ボリビア中部のサンタクルスでミサを行った。近くのファストフード店「バーガーキング」を控室として使用するなど、庶民派らしい一面も見せた。
報道によると、バーガーキングの使用はカトリック教会側が事前に要請した。ミサを行った広場の周辺に、他に適当な施設が見つからなかったためという。
ミサには政府推計で100万人が参加。法王は物質的なことに心を奪われると「精神の安寧を失う」と、消費社会に警鐘を鳴らした。ボリビアでは好調な資源輸出を背景に、都市部の生活水準が急速に向上している。