HTC機密漏えい、持ち込み先は成都市政府?
宏達国際電子(HTC)のスマートフォンに関する機密を盗んだとして同社幹部が逮捕された事件で、機密を持ち込もうとした相手先が中国四川省成都市政府だったと壱週刊が報じた。同市政府は逮捕された同社研究開発部副総経理の簡志霖容疑者に対し、HTCの技術を提供すれば同市が設立した企業が工場などスマホ開発環境を用意することを申し出ていたという。成都市政府関係者は「ありえない話だ」と報道を否定。HTC側は「検察による捜査段階に入っており、コメントは差し控える」としている。検察当局の調べでは、同容疑者は中国に自ら設立した子会社を通じ、成都市系企業とスマホの共同開発を行う予定だった。
AKBの台北PR番組、メイキング映像公開
7月に来台したAKB48の片山陽加、菊池あやか、阿部マリアの3人が出演する台北観光番組のオフショットムービーが、5日からヤフー台湾で公開される。これは今月12日に放送される本編に先駆けての特別編で、3泊4日の台北旅行の裏側を知ることができる。3人は「レトロ」「温泉」「美食」の3つの角度から台北の旅を満喫した。
高雄に巨大アヒルの縮小版お目見え
行く先々で注目を集める黄色いゴム製の巨大アヒルが今月中旬から高雄港にお目見えするが、アヒル到来の経済効果を見込んで高雄市政府庁舎の中庭で3日、本物に先立って“縮小版”が登場した。本物の10分の1の大きさの縮小版が公開されるやカメラのシャッター音が嵐のように響き、子どもたちはミニ・アヒルを抱きしめては「黄色いアヒルちゃん!」と興奮気味に叫び、喜びを隠せない様子だった。
日本企業に「自由経済モデル区」の優位性強調
台湾が経済自由化の実験区として推進をめざす「自由経済モデル区」への投資誘致を行おうと、行政院経済建設委員会の管中閔主任委員は3日、東京で説明会を開いた。三井化学や日本通運など80社以上が参加して活発な意見交換が行われた。楽天や日本通運なども訪問した管氏は、台湾の政府系シンクタンクの財団法人資訊工業策進会と楽天が、台湾で運営するオンラインショッピングモール「台湾楽天市場」との覚書締結にも立ち会った。双方は今後、電子商取引やデジタル・コンバージェンス分野で協力していくという。
リン・ユーチュンが日本で録音
台湾で「小パン」と呼ばれている林育群(リン・ユーチュン)が日本で5日間で4曲の録音をし、さらにテレビ番組「関ジャニの仕分けエイト」に出演し、人気を博している。林育群は喉のために秘法のマイドリンクを用意しており、このマイドリンクをスタッフに勧め日台交流を深めている。マイドリンクは台湾の蜂蜜を薄めたもの。9月末にも再度、日本に出向き、歌の挑戦をする。
旅行法施行で中国人のツアー代金が倍増
中国で「旅行法」が10月1日に施行され、団体ツアーの中に買い物を強制する旅程を組むことが禁止される。これまで土産物店からのバックマージンによって旅行コストを補填してきた低価格ツアーや無料ツアーが催行できなくなるため、中国からの団体ツアーは軒並み価格が上昇。中国の旅行会社は顧客の減少とマージン収入の消滅で大打撃を受けると懸念している。東南アジア・タイ・台湾向けのツアー価格は2倍近くになるという。
グルーポン台湾、LINEに進出
クーポン共同購入サイトのグルーポン台湾法人は4日、スマートフォン用無料通話メッセージアプリ「LINE」を利用した共同購入事業を始めたと発表した。モスバーガーのクーポン1000枚が20分で完売するなど好調で、グルーポンは10-12月期のモバイル端末事業売上が10%上昇すると見込んでいる。
HTCの8月売上高、前年比45%減収
スマートフォン大手の宏達国際電子(HTC)が4日発表した8月の連結売上高は前年同月比45・2%減の132億台湾元と低迷した。前月比でも15・9%減。第3四半期の売上高は500億元を見込んでいたが、実現は難しくなってきた。1〜8月の累計では前年同期比31・5%減の1424億元となっている。
菅元首相が訪台、脱原発で講演
菅直人元首相が今月12〜15日まで台湾を訪問する。原発反対派団体などの招きに応じたもので、4日付自由時報によると、第4原発建設反対行事への出席や台北市内での講演が決まっている。このほか、第1原発(新北市石門区)の乾式キャスク貯蔵施設や、台北エリアの水がめである翡翠ダムを見学する予定だ。菅元首相は6月下旬、第4原発の建設地に近い宜蘭県の団体が訪日した際、
台湾政府が想定している事故発生後の避難区域が原発8キロ圏内では狭すぎるとの考えを伝えていた。
日本時代の台南の料亭、ゆかりの品を孫が寄贈
日本統治時代の台南で名を馳せた料亭「鴬料理」の創立者の孫が現地に赴き、当時店で使われていた品々を台南市に寄贈した。「鴬料理」は当時台南で最高級の料亭として知られていた。第二次大戦後は一時、台南一中(台南第一高校)の寮として用いられたが、老朽化が進み取り壊しの危機にさらされていた。しかし、10年ほど前に地元有志の呼びかけで改修工事が始まり、今年7月ようやく終了した。これを受けて創立者である天野久吉氏の孫にあたる朝夫さん夫妻が2日、台南市政府を訪問、当時使用されていた食器や仕事着、古い写真などを寄贈した。
台鉄EMU800型電車が試運転開始
台湾鉄道が日本から新規購入したEMU800型通勤電車の試運転が、七堵(基隆市)〜豊原(台中市)で始まった。走行試験は7日まで実施され、来年旧正月の営業運転開始を目指す。台湾鉄道の通勤電車としては初の流線型フォルムで、最高時速130キロ、バリアフリーにも配慮されている。台鉄によると投入後は基隆〜台北などを中心に運転される予定。(
台湾の投資環境、世界3位維持=米BERI
米ビジネス環境リスク評価会社のBERIがまとめた、今年第2回目(8月分)の投資環境評価報告で、台湾は今年第1回目(4月分)に続き世界第3位の高評価を維持した。第1位はシンガポール、第2位はスイス。台湾は自由貿易協定(FTA)の推進や中台サービス貿易取り決めの締結で、対外貿易関係の強化中台関係の安定が保たれていることから、企業経営と政治のリスクが低いとして高評価を受けた。
鉄道の恒春線建設案浮上、墾丁へのアクセス改善期待
交通部が台湾鉄道恒春線の新設を検討している。もし開通すれば道路交通と組み合わせることで台湾最南端の人気海岸リゾート、墾丁へのアクセスが格段に向上する。恒春線の採算性や経済的効果について来年より検討に入り、順調に進めば早くて10年後の2023年の完成となる。交通部では台鉄南回り線の枋寮駅から全長38キロの支線を恒春まで通すことを検討したいとしている。
三菱重工、苗栗の火力発電所タービン受注
三菱重工業は3日、エンジニアリング・建設最大手大手の中鼎工程(CTCI)と共同で、火力発電所の建設プロジェクトを台湾電力からフルターンキー契約で受注したと発表した。三菱重工は最新鋭のガスタービン「M501J形」や蒸気タービンを供給する。発電所は苗栗県通霄鎮に設けられ、2016年9月〜17年6月に運転を開始する予定だ。
日本人女性と交際の元フィジー代表、懲罰委員会審議に
監察院は3日、元フィジー代表処の秦日新氏が単身赴任だったにもかかわらず家族補助費を3年以上にわたって受け取り、62万台湾元を詐取したとして公務員懲罰委員会での審議が相当と弾劾した。秦氏はさらに、駐フィジーの日本大使館の三等書記官だった女性と「通常の付き合いを超えている」交際をしていたとして弾劾された。だが詐取事件は証拠不十分で不起訴となり、不倫も確認できなかったという。
一部の大学で経営難、7カ月給与未払いも
少子化の影響で一部の大学が経営難に陥っている。屏東県の永達技術学院はすでに7カ月分の給与を支給しておらず、一部の教員は生活苦のため借金を強いられているという。同県の高鳳デジタルコンテンツ学院の場合、教育用の機材を競売にかけて負債返済に充てている有様だ。教育部は「まず学生不足が深刻な大学を把握し、指導を行う。改善が見られない場合、募集停止を命じた上で、老人・社会福祉機関などへの転換を勧める」との考えを示した。
輸入日本車の販売好調、通年で初の4万台超えも
8月の自動車販売台数は2万1000台(前月比46・2%減)だった。8月は旧暦7月(鬼月)に当たり、例年自動車の購入が忌避される。前月比の減少幅について、業界関係者は「当初予想通り」と見ている。一方、今年好調なのが日本車だ。円安を追い風に、1〜8月の輸入台数は3万2000台に達しており、自動車市場全体の13%を占めている。通年では初めて4万台を超える見通しだ。(エコノ台湾)
SNS「無名小站」が年内にサービス終了
台湾発祥で最古参のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)として知られる「無名小站」はこのほど、12月26日でサービスを終了すると発表した。背景にはフェイスブックをはじめとする競合サービスの台頭があると見られる。「無名小站」はもともと、交通大学の学生が学内のシステムを利用して構築したインターネット掲示板。2004年には当時台湾最大手だったヤフー台湾のアクセス数に匹敵するまでに成長した。
日本統治時代の製紙工場の殉職者慰霊祭
日本統治時代の宜蘭県・五結郷にあった製紙工場、台湾興業の殉職者記念碑前で1日、工場爆発で死亡した日本人を含む犠牲者のための慰霊祭が行われた。
1918(大正7)年に建設された台湾興業は現在の興中紙業二結工場の前身にあたる。当時は東アジア屈指の製紙工場として名を馳せていた。ところが36年8月24日、木材の繊維を高温高圧で融解させる蒸解釜(じょうかいがま)が爆発し日本人7人を含む13人が死亡、日本統治時代の台湾で最も深刻な被害が生じた労働災害の一つとなった。
中国で旅行法施行へ、台湾ツアー費が倍額に?
中国で10月に「旅行法」が施行されるのを控え、台湾の旅行業界では「ツアー料金が値上がりし、中国からの旅行客が減少するのでは」との懸念が広がっている。同法は旅行サービスに関する規則を定めたもので、旅客にショッピングをさせてコストを回収することでツアー料金を安く抑える手法などを禁止している。このため、「10月以降中国で売り出される台湾ツアーの価格は最大で倍に値上がりする」との観測が出ている。
燃油サーチャージ引き上げ、16日搭乗分から
交通部民用航空局は2日、今月16日から台湾系航空会社の燃油サーチャージを引き上げると発表した。米国向けなど長距離線は片道で6・5ドル、日本向けなど短距離線は同2・5ドル上がる。香港線はこれとは別に決められており、同局は両地の低いほうを取り入れている。香港は今月1日に引き上げた。
台湾マクドナルド30周年=3年後に500店
台湾マクドナルドは2日の設立30周年記念の記者会で、陳文淵総経理が「2016年に500店舗、4万5000人の就業機会創出を目指したい」との抱負を語った。同社は1984年1月、台湾寛達と米マクドナルド社の合弁により設立された。現在は約400店舗。陳総経理は「台湾は店舗数、売上ともアジア第4位の重要市場だ。今後も投資を続けていきたい」と話した。
農林水産被害額5億元=2度の台風で
8月下旬に相次いで台湾を襲った台風12号と15号の影響で、農・林・漁・畜産業と民間施設(農地、農業、漁業施設など)の被害額が、2日夕方時点で4億9748万台湾元に達したことが行政院農業委員会のまとめでわかった。被害額が大きい自治体は順に嘉義県(1億7500万元)、雲林県(1億7100万元)、台南市(3900万元)、高雄市(2900万元)、屏東県(2700万元)となっている。
ダイキン代理店の和泰、15年に売上高400億円
ダイキン工業の総代理店の和泰興業は2日、設立50周年の祝賀大会を開いた。蘇一仲董事長は、今年の売上高が前年比10%台の増加となる80億台湾元に達するとの見通しを明らかにした。そのうえで、2015年に売上高約400億円、20年に600億円を目指すと表明した。実現すれば台湾全体に占めるシェアは3分の1になる。
台湾製造業PMI:50%に回復
2013年9月5日、香港上海銀行(HSBC)が、台湾2013年8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)を発表した。
台湾2013年8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50%となった。
PMIは50ポイントを標準とし、50ポイントを上回れば経済が拡大していることを、下回れば萎縮していることを示している
8月台湾のPIMは、7月データより1.4ポイント上昇し、水準ラインである50%に達した。
9月5日:台湾加権指数1.06%上昇
2013年9月5日、台湾株式市場は反発。
台湾加権指数(発行量加権株価指数)は前回取引日より1.06%上昇し、8169.10ポイントで取引を終えた。
本日の売買代金は924億6300万台湾ドル(約3088億9200万円)。前回取引額の756億6600万台湾ドル(約2530億8400万円)から大幅に拡大した。
ASUS、Intel Iris Graphics 5100搭載の「ZENBOOK UX301」を発表
台湾ASUSはIFA 2013の開幕に先立って、9月4日(現地時間)にベルリン市内のホテルでプレスカンファレンスを開催し、2013年中にリリースされる新製品を披露した。6月に台湾で開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2013で公開済みの製品に加えて、同社のUltabookブランドであるZENBOOKシリーズに、Intel Iris Graphicsを搭載する第4世代Coreプロセッサを採用した新モデル「ZENBOOK UX301」などを市場へ投入する。
COMPUTEX TAIPEI 2013(以下COMPUTEX 2013)でもチラ見せされたUX301は、従来のZENBOOKとは外装が大きく変化している。液晶パネル背面部分にはCorning製のGorilla Glass 3を採用。これまでのZENBOOKのメタリックなデザインを基本的には踏襲しながら、その上にガラスのレイヤーをかけたデザインになっている。Gorilla Glass3はGorilla Glass2に比べて、より薄くより強いキズ防止性能を持つ。プレゼンテーションでは鍵を使って実際に背面をこすって見せるデモンストレーションも行なわれた。
搭載されるIPS液晶パネルは13.3型/1,920×1,080ドット(フルHD)のIPSパネルに加え、13.3型/2,560×1,440ドット(WQHD)のモデルも用意される。パネルは10点マルチタッチに対応し、Windows 8の全てのジェスチャー操作を利用できる。
CPUは最上位モデルにIntelの第4世代Coreプロセッサ「Core i7-4558U」を搭載。TDP 28Wの低電圧モデルで2コア4スレッド。クロックは2.8GHzで、ターボブースト動作時は3.3GHz。CPU内蔵のグラフィックス機能はIntel Iris Graphics 5100。廉価版とみられるUX302は、Intel HD Graphics 4400にNVIDIAのGeForce GT 730Mを併せて搭載し、OptimusテクノロジーによるGPU切り替えが行なえるモデルが用意される。また上位のコンフィグレーションには、RAID 0による512GBのSSDモデルも存在する。無線LAN機能は2.4GHz/5GHzデュアルバンドのIEEE 802.11ac Draftを採用。
発売時期や価格、コンフィグレーションは販売地域ごとに異なり、今後改めて発表される見通し。会場には展示されていなかったが、同一デザインで13.3型の1,920×1,080ドットのフルHDパネルを採用する「UX302」が廉価版としてラインナップされる。本体カラーは、ムーンストーンホワイトとサファイアブルー。
主要なスペックは下記のとおり
そのほか、COMPUTEX 2013で発表された、キーボード側に第4世代Coreプロセッサを、液晶側にAtomプロセッサを搭載した分離型のハイブリッドPC「Transformer Book Trio」やAndroidタブレットの「New Transformer Pad」などが改めて公開された。
New Transformer Padは、COMPUTEX 2013では「Transformer Pad Infinity」として紹介されていたモデル。NVIDIA製のTegra 4と2,560×1,600ドット(WQXGA)ディスプレイを搭載するキーボード分離が可能なAndroid 4.2タブレットだ。「Transformer Pad Infinity」の後継モデルにあたるTF701の型番となる。Transformer Book Trioは、COMPUTEXでのレポートが詳しい。いずれも、IFAを舞台にして欧州向けに改めて正式公開した形になっている。
Transformer Book T300はCore i3-4010U/i5-4200U/i7-4500Uを搭載するWinodws 8の分離型タブレット。キーボードはマグネットによる脱着式。主要なスペックは下記のとおり
さらにニュースリリースで廉価版ノートの「X102BA」が公開されている。AMD製のAPU、A4-1200、10.1型の1,366×768ドットの液晶パネルを搭載する。カラーはホワイト、ブラック、ホットピンク、オーシャンブルーの四色構成。
いずれの製品もヨーロッパ市場向けのリリースで、日本国内における価格や販売時期などは改めて発表される見通しだ。
台湾エバー航空の「ハローキティジェット」がロスへ
ビジネス・トラベラー・アジア・パシフィック(Business Traveller Asia-Pacific)誌によると、台湾のエバー航空(Eva Airways)は今月、世界中で数十年にわたって熱狂的なファンを獲得してきた「ハローキティ(Hello Kitty)」を塗装したボーイングB777-300、「ハローキティジェット」を台北(Taipei)から米ロサンゼルス(Los Angeles)までの便に投入する計画だ。
アジアに多い「ベストオブ客室乗務員」
エバー航空はこれまでに、日本や香港、中国、韓国などアジアの各地やグアムとの間を結ぶ路線で「ハローキティジェット」を運行している。
就航するのは台北〜ロサンゼルス間の週3便で、機内のあらゆるものにシンプルかつ象徴的な「リボンを付け、左右にひげが3本づつある、口がない白いネコ」のキャラクターが描かれる。
米国への路線で展開されるのがアジアでの「ハローキティジェット」プログラムと同様のものだとすれば、気弱な人や、カワイイ物が嫌いな人向きではない。手荷物のタグや搭乗券にもキティちゃんのイラストが入り、キティちゃん尽くしの旅はチェックインカウンターから始まるためだ。
機内もまた、座席や石けん、トイレットペーパーまで全てがキティちゃん仕様になる。キティちゃんのかわいらしさに突然胸がむかついたり、「過剰摂取」気味になったら、すぐに「キティちゃん柄のエチケット袋」の底に向き合おう。そして吐き気を紛らすために何か必要なら、袋にキティちゃんがプリントされたミックスナッツやあられをおなかに詰め込もう。キティちゃんのカップで、水を一口飲んでもいいかもしれない。
新疆ウイグルから台湾への観光客数、1〜7月1.9倍 直航便効果
中国北西部の新疆ウイグル自治区から台湾への観光客数が今年1〜7月、前年同期比で1.9倍の2万2970人となったことが分かった。台湾海峡両岸観光旅遊協会の北京事務所が4日、明らかにした。(写真は「CNSPHOTO」提供)
中国北西部の新疆ウイグル自治区から台湾への観光客数が今年1〜7月、前年同期比で1.9倍の2万2970人となったことが分かった。台湾海峡両岸観光旅遊協会の北京事務所が4日、明らかにした。
新疆ウイグルは中国本土で台湾から最も遠い地域にあり、今年4月に中国南方航空がウルムチと台湾との直航便を就航させるまで、北京などを経由して片道10時間以上がかかった。直航便が就航してからは所要時間が6時間に短縮された。写真はウルムチ地窩堡国際空港。
韓国の「中国台湾」表記、外交部「訂正求める」
中華民国台湾を韓国が「中国台湾」と表記している問題について、外交部が訂正を求めるとしている。台湾の大手日刊紙、「アップルデイリー」はこのほど、韓国政府が台湾の人たちに発行する韓国での居留証の国籍欄には、「中国台湾」と書かれていると報じた。報道では、外交部は何度も韓国政府に改善を求めているが、無視され続けており、多くのネットユーザーが政府により強い態度を求めているとしている。
外交部の高安・スポークスマンは4日これについて、韓国側の改善に向けて常に努力しており、今後も表記を改めるよう求めていく考えを示した。高安・スポークスマンは、「我が国に対する不当な呼称について、我々は積極的に交渉や意思疎通を行う。韓国についてもずっと努力してきている。我々の目標である訂正が実現するよう期待する」と述べた。
経建会が日本の東京で「自由経済示範区」説明
行政院経済建設委員会(経建会)の管中閔・主任委員が3日、日本の東京で台湾の「自由経済モデルエリア(示範区)」に投資するメリットをアピールした。管中閔・主任委員率いる代表団は3日、東京の経団連会館で、投資誘致のための説明会を行った。日本の企業約90社とその関係者が出席した。
管・主任委員は記者会見で、「日本はアジアで経済、産業の発展が最も成熟した国家だ。だから、台湾は『自由経済モデルエリア』のメリットについてまず日本に紹介し、それを通じて台湾と日本との産業及び経済面での協力関係を深めたい」と話した。一行は5日には大阪でも説明会を開く。
また、東京での説明会の前には、資訊工業策進会の龔仁文・副執行長が、台湾楽天市場の江尻裕一会長と台湾での投資に関する協力覚書に調印した。管・主任委員は日本最大の電子商取引グループ傘下の楽天カード株式会社の穂坂雅之社長と共に調印式に立ち会った。
訪問団一行は、投資の見込みのある日本企業を7社訪問。日本最大の物流業者、日本通運、楽天、日本の医療サービスと医療設備を輸出する窓口、社団法人メディカルエクセレンスジャパン(MEJ)、日立、東京エレクトロンなど。
一行は3日午前には、東京にある海外企業の投資促進エリア、アジアヘッドクオーター特区(Tokyo's Special Zone for Asian Headquarters)も参観した。
初の台北鉄道文化フェスがスタート
台北市文化局が台湾鉄道と協力し、通常は開放されない台湾鉄道の車両修理工場、「台北機廠」などで、「台北鉄道文化フェスティバル」を初めて開催している。活動期間は3日から10月26日までで、「四方八方鉄道の旅」、「台北機廠ワークショップ」、「台北機廠講座」、及び自由参加の「台北鉄道文化カーニバル」など様々な活動を実施。
専門のガイドつきのツアー、「四方八方鉄道の旅」、親子向けの鉄道に関する知識の旅、「台北機廠ワークショップ」、講演活動の「台北機廠講座」はいずれも事前の申し込みが必要。参加申し込みは4日午前9時より、「台北鉄道文化フェスティバル」のウェブサイトで受け付けている。
「四方八方鉄道の旅」は合計36回、「台北機廠ワークショップ」は8回、そして、「台北機廠講座」は9回行われる。また、「台北鉄道文化カーニバル」は10月26日の午前10時から午後4時まで、「台北機廠」でコンサート、バザー、大道芸、落書き活動などが行われる。
HTCの売上高、8月は前年同月比45%減[IT]
スマートフォン世界大手の宏達国際電子(HTC)が4日に発表した8月の連結売上高は、前年同月比45.2%減の131億6,800万台湾元(約442億円)で市場の予測を下回った。同社は第3四半期の売上高目標を500億〜600億元に設定しているが、達成には9月に売上高が211億元を超える必要があり、関係者の間では「目標達成は困難」との見方が強まっている。
8月の売上高は前月比で15.9%減少。単月ベースでは2月の113億7,000万元に次ぐ今年2番目の低さとなった。5日付工商時報によると、旗艦機種の新型「HTC One」の販売台数が予測を下回ったことや、新機種「HTC One mini」の発売が遅れたことが響いた。市場では8月の設備稼働率が約30%まで落ち込んだとも伝えられている。1〜8月の累計売上高は前年同期比31.5%減の1,423億5,200万元だった。
9月は「デザイア601」「デザイア300」など新機種の投入と、米国の通信キャリアを通じた新機種の発売が業績を押し上げ、売上高は8月を上回る見通し。ただ第3四半期の売上高目標達成には前月比6割以上の増収が必須とされる。
カバン重すぎ? 台湾・台北で背骨が曲がっている児童・生徒増加
台北市教育局が小学校児童の「カバン減量計画」を推進して2年余り、学校での規則違反はないものの、2011年度の小・中学生の脊椎弯曲の比率は前年より高く、3年連続上昇、小学1年生の弯曲の比率は2.17%、中学1年生でさらに高く6.1%との統計結果が出た。このことから一部では計画推進の効果は薄かったのではないかと指摘する声も出ている。3日付けの自由時報が伝えた。
統計によると2011年度のカバンの平均重量は上位3位が明道小学校3.89キロ、立農小学校3.84キロ、陽明山小学校3.6キロ。この問題に着目した台北市の市議会議員は「これでは児童らが毎日4キログラムもの米を背負って登下校しているのも同じ。背中が曲がる子どもが増える一方なのも無理はない」と話している。
昨年教育局で小学1、4年生の児童および中学1年生の生徒について脊椎弯曲の人数を調査したところ、小学1年生2万人につき400人余り(2.17%)、小学4年生2万人については700人(3.26%)、中学1年生については2万7000人については1686人(6.1%)に脊椎の弯曲がみられた。
台北市では2011年からカバンや手提げなど荷物の総重量を児童・生徒の体重の8分の1を超えてはいけないとする「カバン減量計画」を実施していた。
台湾、8月のCPI上昇率−0.79% 3年来初のマイナス成長
行政院主計総処が5日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.79%低い102.71で、2010年8月(−0.47%)以来初めてのマイナス成長となった。
今年8月は昨年同期と同様、台風で青果類の価格がやや高くなったものの、今年は台風の影響を受けた日数が比較的短い上、価格も昨年ほど高くなかったことや情報通信家電(3C製品)の継続的な価格の引き下げなどがマイナス成長の主な原因と指摘されている。
食料、被服、住居、交通・通信、保健医療、教養・娯楽、諸雑費の7大費目指数のうち、下げ幅が最も大きかったのは食料の3.39%で上げ幅が最大だったのは保健医療で1.27%に達した。
今年1〜8月のCPIは前年同期比0.87%上昇している。
台湾・高雄で2013年「アジア太平洋都市サミット」開催 9月9日から
“都市経済の再活性化:都市の挑戦と行動”をテーマとする「2013アジア太平洋都市サミット」(Asia Pacific Cities Summit - APCS)が9月9日〜11日、高雄市の高雄アリーナで開催され世界102都市の首長や代表者が参加する。高雄市政府は4日台北市内で記者会見を開き、李永得・高雄市副市長(=写真中央)は今回最も多くの国際都市の首長が参加し、初参加都市も最多となるとアピールした。
サミット参加都市は世界各国・各地域にまたがっており、人口1000万人を超える中国大陸の天津や深セン(=土へんに川)のほか、100万人を超える都市としては韓国の仁川、日本の熊本、神戸など24都市。アジア太平洋だけでなく欧米都市も複数参加、北朝鮮やミャンマー、モルディブなど初参加国もあり、参加都市数はAPCS創設以来最多となる。
APCSは各国都市の首長が一堂に会して意見交換を行い、都市問題の解決に向けた相互協力やネットワーク構築を推進する目的で1996年に豪州ブリスベンで発足以来隔年で開催されており、今回もスピーチや市長フォーラム、グループ別座談会などが行われる。
アジア太平洋都市サミットで高雄ファッション発信
「2013アジア太平洋都市サミット」(APCS)が今月9日から3日間の日程で開催されるのにあわせ、高雄市では高雄をイメージしたファッション、“高雄衣”の展示で台湾を世界にアピールする。
“高雄衣”は各大学・専科学校のファッションデザイン学科が共同で制作したもの。デザイナーを審査委員に招いてのコンテストが行われ、優秀作品を来賓に贈呈、高雄のファッションスタイルを世界に発信できるよう閉幕日にはAPCS参加者全員に着用してもらうことになっている。
陳菊高雄市長はこのサミットの開催を通じて同市のデザインやクリエイティブ産業のより一層の発展につなげたい考えだ。
観光身分で「台湾独立」主張の日本人、5年間の入国禁止処分に
台湾独立を支持し陳情活動などに参加したとして日本人が5年間の台湾入境禁止処分となったことについて野党・民進党議員が国会内で抗議の意を表明、これに対し内政部移民署は許可目的にそぐわない活動に従事したことが理由だとした。
民進党の陳唐山議員は4日記者会見を開き、2010年に台湾の最高峰、玉山の山上で「台湾独立建国支持」と書かれた横断幕を掲げた日本の青年が、内政部入出国及び移民署によって入国禁止処分を受けたことについて、彼には犯罪の記録もなく台湾独立の主張は言論の自由の範囲内であり、外国人にも適用されるべきだと語った。
これに対して、何栄村・移民署副署長は入出国及び移民法の規定により、居留証を所持する外国人は合法的な集会やデモに参加することができるが停留身分での参加は許可されていないとし、90日間ビザなし渡航での滞在で可能なのは観光、親族・友人訪問、その他生活一般に必要な活動に限られていると説明、彼は台湾独立の主張を掲げ陳情活動に参加するなど滞在許可目的にそぐわない活動に従事したことから、内政部で開かれた審査会議で2015年6月7日までの5年間の入国禁止となったと述べた。なお、外国人が台湾滞在時に従事可能な活動の範囲に関わる法改正については現在審議中とした。
また、「台湾を訪れる中国関係者の言論に対する審査の場合と比べるとダブルスタンダードなのではないか」との野党・台連(台湾団結連盟)議員からの指摘に対して何副署長は、「中国大陸から訪れる関係者の申請事由は観光ではなく参観訪問」で、仮に台湾で行われる言論が対等の原則に抵触する場合は行政院大陸委員会の方から相手に働きかけるとした。
根拠のない「皇室御用達」広告使用でメーカーに罰金命令
公平交易委員会(公正取引委員会に相当)によると、日本の育児用品メーカー・アップリカが台湾で販売していた商品の広告宣伝内容に虚偽が見られるとして40万元(約134万円)の罰金を命じた。
公平会の報告によれば、アップリカは台湾の広告や雑誌、カタログ、商店陳列棚などで使用していたブランド商標の下に、「日本皇室御用達ブランド」と記載していたが、公平会の調査でア社は宮内庁の使用許可を取得していないことが明らかになったという。事実と広告内容に差が見られることから、公平会では虚偽の広告は消費者に誤解を招く恐れがあるとして、公平交易法21条違反で40万元(約134万円)の罰金を命令した。
この件についてアップリカ側は、現地メディアの取材に対して宮内庁御用達の制度は1950年代に廃止されていることを認めつつも、過去に敬宮愛子内親王や秋篠宮悠仁親王に対して育児用品を献上しており、宮内庁での審査を通過した上でご使用いただいているとして表記の正当性を強調。また、公平会の決定について弁護士と相談した上で訴訟も検討していると述べた。
91歳のおじいちゃん、老人大学で日本語を12年間も勉強!
9月になり台湾では新学年に入ったが、新学期が始まったのは子供たちばかりではなく「松年大学」(老人大学)に通うお年寄りもそのようだ。北部・新北市の新荘区でも「松年大学新荘分校」が新規開講、3日地元の文化施設で「入学式」が行われ、許炳崑区長が受講者のおじいさんやおばあさんたちといっしょに手話ソングを披露した。4日付けで中国時報が報じた。
台湾では生涯学習の普及を目的に地方自治体が地域社会向けには「社区大学」、58歳以上の年配者向けには「松年大学」といった名称で文化講座を提供しているところが多い。
新北市の「松年大学」開講は今年で16回目を迎えるが、1回目の申込み者数1700人だったが現在では定員枠を1万7500人へと拡大している。中でも人気の高い新荘区の講座は申込者が多く、今年の受講者数は「創立」以来最も多い958人と新北市でも最多となった。平均年齢は68歳で70歳代が200人近く、80歳以上は27人、最年長は今年91歳になる元小学校主任先生の高コンさん(=写真右)。12年間1度も授業を休んだことのない“優秀な学生さん”だ。(コン=山へんに昆)
大正生まれで日本統治時代の教育を受けている高さんは子供の頃から日本の文化にとても興味を持っていたが、終戦による台湾の「光復」(中華民国への復帰)後は厭日ムードや中国語推進政策などで日本時代の習慣を一掃しようとの気運が高まり、それから日本語に触れる機会はなくなっていた。
ところが高さんは退職後、地域の「社区大学」に通い始め、また新北市社会局による「松年大学」が創設されて以来、毎回妻とともに申し込んで日本語の勉強に励んだ。おかげで昨年秋田へ行った時には地元の人たちと簡単な会話を楽しむことができ、おまけに日本語の発音がすばらしいとほめられたのがうれしかったと旅の思い出を語る。
許区長は新荘の松年大学には昨年、修士183人、博士110人の学位取得者による入学申し込みがあり、学問に終わりはなく「老いてもなお学び続ける」精神を発揮しているとし、また、年配者が屋外へ出かけて新しい友人や知り合いを作ることが何よりも重要だと述べた。
強制わいせつなどの罪に問われた御曹子に懲役18年
台北地裁は3日、34人の女性に対する強制わいせつなどの罪で起訴されていた李宗瑞被告に対し、検察側の求刑(懲役30年)より短い懲役18年6カ月の有罪判決を言い渡した。
李被告は台湾金融大手・元大ホールディングスの元理事の息子でセレブ界のプレイボーイとして知られていたが、昨年8月23日に強制わいせつや女性との「情事」を相手の同意なしで盗撮していたなどで逮捕された。またその後の検察の調べで2009年8月から逮捕されるまで、少なくとも60人の女性に性的暴行などを加え、さらにタレントを含む40人以上の女性に対して盗撮していたことが明らかとなった。
これに対し李被告は「全ては合意の上で、薬物投与も暴行もしていない、動画や映像もなぜ流出したかわからない」と無罪を主張していたが、検察側は被害女性34人に対する強制わいせつやプライバシー侵害などの罪で台北地裁に対して懲役30年を求刑していたほか、被害女性12人も計7500万元(2億5050万円)の賠償を求めていた。
判決公判で裁判官は、李被告の9人に対する強制わいせつと15人に対する盗撮を認め、強制わいせつ罪では懲役18年6カ月、プライバシー侵害の罪については懲役3年10カ月の実刑判決を言い渡した。ただし、プライバシー侵害などの罪は284万元(950万円)の罰金刑とすることも可能。また、被害女性12人に対しては計1425万元(4760万円)の賠償を支払うことを命じた。
被告側は裁判結果に不服として民事、刑事双方で上訴する構えを見せたほか、被害者の1人も賠償金額が少なすぎるとして弁護士を通じて裁判のやり直しを求めた。
李被告に関する一連の事件をめぐってはタレントを含めた多くの女性が被害を受け、盗撮した写真や映像が外部に流出したことから芸能界などに大きな衝撃を与えた。
韓流ファン日本人女性、男に振り払われ負傷?/台湾・桃園空港
台湾の複数メディアの報道によると先月31日、桃園空港から韓国に帰国しようとしていた韓流アイドルSHINeeのメンバーに近づいた日本人と見られる女性が、ボディーガードと思われる男に振り払われるハプニングがあったと伝えている。この女性は床にたたきつけられ負傷したものの、台湾での治療を断りその後日本に帰国したとされている。
桃園空港の監視カメラの映像には一部始終が記録されており、それによると出国エリア内でSHINeeのメンバーに駆け寄った女性が、男に背後からリュックサックをつかまれ後方に強く振り払われる様子が映されている。女性は右肩を脱臼し床にうずくまったが、SHINeeのメンバーや男はその女性に関心を示すことなく立ち去った。
台湾メディアは過去の事例も紹介しながら、熱狂的なファンが韓流アイドルに危害を加える恐れがある際、関係者が過激な排除方法をとることもあるとして、台湾のファンに「自制」を呼びかけている。
台湾でも人気のSHINeeは、先月30日〜31日にかけてオンラインゲームのプロモーション活動のために訪台していた。一方、この件に関して台湾での代理事務所であるエイベックス台湾は「質問には応じない」として回答を避けている。
台湾鉄道観光列車、新コースに「亀山島」、「金城武の木」を追加
台湾鉄路管理局が打ち出している人気の観光クルーズ列車は、今年10〜12月の行程に人気の亀山島と、タレント金城武のCMで一躍有名になった台東のロケ地が加わることになった。
台鉄とインターネットサイトの協力で運行されているクルーズ列車はシーズン毎に特色あるツアーとなっているが、一度列車に乗ってしまえば様々な名所を気楽に訪れることができるとして毎回予約が殺到、今年1〜6月にかけての平均利用率は89%、乗客の満足度は94%だった。
台鉄では今年第4シーズンのクルーズ列車として3本を運行、その行程には新たに北東部・宜蘭県の亀山島一周と、タレントの金城武を起用して航空会社CMに使われた台東県池上の伯朗(ブラウン)大道を訪れるツアーが加わる。いずれも1泊2日で交通費・食費・宿泊費・観光代を含み、ガイド・解説つきで4350〜4950台湾元(約1万4600〜1万6600円)。
クルーズ列車の日程は10月5日中部発の便は東北角海岸の自然観賞、遊覧船に乗っての亀山八景見学の後、五峰旗瀑布、侯ドウの炭鉱博物公園、神社跡、猫村を訪れる(ドウ=石へんに同)。11月9日北部発は侯ドウの各地を参観の後、新光兆豊農場や小天祥の名で知られる景勝地、慕谷慕魚生態ギャラリーをめぐり、冬山駅で全台湾で最も美しいとされるプラットホームを見学、礁渓温泉でくつろぐ。12月28日の便も北部出発の日程。宜蘭ではティウティウタンの森、ジミー広場を、台東・池上では大坡(は)池、伯朗大道、関山お米の国を訪れ、植物園を参観、鹿野龍田村でサイクリングしたり道に寝そべったりして大自然を味わい冬山駅を見学する(ティウ=ノの下に去、タン=口へんに當)。
クルーズ列車の予約受付は5日午前9時から。
AKB48の台北観光PR番組 明日からメイキング映像公開
今年7月に来台したAKB48の片山陽加、菊池あやか、阿部マリアの3人が出演する台北観光番組のオフショットムービーが、5日からヤフー台湾(Yahoo! 奇摩)で公開される。これは今月12日に放送される本編に先駆けて見られる特別編で、3泊4日の台北旅行の裏側を知ることができる。
台北市観光伝播局は7月上旬に片山らを台北市観光イメージキャラクターに任命し宣伝番組の撮影を行った。3人は「レトロ」、「温泉」、「美食」の3つの角度から台北の旅を満喫、彼女たちが最も注目していたのは交通ICカード「イージーカード」を使って台北市のレンタサイクルを借り、市内のあちこちに行けることだったという。
このほかに“挽面(バンビン)”と呼ばれる顔のうぶ毛取りやマンゴーアイス、北投地区に残る弾き語りの“流し”なども3人の印象に残ったものだという。また阿部は台湾グルメの代表格“臭豆腐”について、「まだ食べられないけれど、次回台北に行く時は勇気を出して食べてみたい」と挑戦を誓った。
台湾・高雄に巨大アヒルの縮小版お目見え
行く先々で注目を集める黄色いゴム製の巨大アヒルが今月中旬から高雄にお目見えするが、アヒル到来の経済効果を見込んで同市政府庁舎の中庭で3日、本物に先立って“縮小版”アヒルが登場した。
高雄市の光栄埠頭には9月19日〜10月20日にオランダの芸術家、フロレンティン・ホフマン氏の作品で高さ18メートル、重さ1000キロの巨大アヒルが出現することになっており、観光客300万人の誘致と10億台湾元(約33億円)に上る経済効果が見込まれている。
この日、本物の10分の1の大きさの縮小版が公開されるやカメラのシャッター音が嵐のように響き、子どもたちはミニ・アヒルを抱きしめては「黄色いアヒルちゃん!」と興奮気味に叫び、喜びを隠せない様子だった。
巨大アヒルの人気に乗じて高雄メトロやクルーズ船運営会社など各業者がアヒルが主人公の乗車券発行やアヒル見物プランなどを相次いで打ち出し、地元に1人でも多くの観光客を呼びこもうと意気込んでいる。