【台湾ブログ】宮崎アニメが呼び起こす 忘れがたい家族との記憶
宮崎駿監督の引退宣言を受けて、台湾人女性・大おばさん(ハンドルネーム)さんが、宮崎監制作アニメの思い出をつづった。
ブログの記事によると、大おばさんさんはほとんどの宮崎アニメを鑑賞済みのようだ。監督の引退宣言を聞き、それぞれの作品に結びついた昔の記憶や思い出が、次々と呼び起こされてきたという。
大学生の時先輩の勧められたという『天空の城ラピュタ』にまつわる記憶では、「小1になったばかりの姪がその主題歌を演奏しているを聞いて、疎遠になってしまった彼女を思い出し、少し物悲しさを感じた」と回想。
『となりのトトロ』には、「母と妹と3人で浅草に旅行に行くたびに、ジブリグッズのショップを訪れたことを思い出す」と、過去の楽しかった家族旅行の記憶にひたり、「今では2人と日本へ行く機会はめっきり減ってしまった」とつぶやいた。
ブログでは他にも1つ1つの作品について紹介されているが、そのほとんどは、アニメの内容よりも、作品を見た時の自分の気持ちや、一緒に見た家族との思い出。大おばさんさんにとって、宮崎作品はただのアニメではなく、忘れがたい過去の思い出の一部となっているようだ。
風が好きだという大おばさんさんは、宮崎アニメを「どの作品にも、飛翔しよう、超えて行こうとの想いが込められており、常に優しさと強さもった少女が主人公だった」と受け止め、その作品を愛してきた。
しかし、最新作『風立ちぬ』から感じたのは「最後のお別れ」だという。「どこか流浪の匂いを嗅いだような、又は捨て切れなかったすすり泣きを聞いたような気がした……」とその感想をつづった。