31日午後5時38分ごろ、北海道・苫小牧沖約55キロの海上で、商船三井フェリーのカーフェリー「さんふらわあだいせつ」(1万1400トン)の車両甲板で火災が起きたとの通報が、第1管区海上保安本部(小樽市)にあった。これまでのところけが人の情報はないという。海保の巡視船が現場に向かっている。
海保や商船三井によると、火災が起きたのは大洗-苫小牧間を結ぶフェリーで、乗客乗員は94人。このうち乗客71人は備え付けの救命艇2艇に乗り移り全員無事で、近くを航行中のフェリーに避難する予定だ。
車両甲板に駐車したトラックから火が出ているとの情報があり、海保ヘリが上空から確認したところ、炎は見えないがフェリーの右舷側から煙が出ているという。