日本を訪れる中国人が増えたが、日本語ができない中国人にとっては「言葉が通じるかどうか」が今も大きな問題のようだ。そんな状況の中、「変なホテル」のようなサービスは日本企業が言葉の壁の解消に知恵を絞った結果と言える。
こうした中、ある中国人インターネット・ユーザーが日本を旅行した時、「日本語は分からないけど、なんだか自信がついた!」という経験をネット上につづっていたので、紹介してみたい。同ユーザーがつづったのはこんな内容だった。
日本旅行中、バスに乗って荷物を置くと、私はついいつものくせで運転席まで進み、チケットを買おうとした。小銭がなかったので、札を出しておつりをもらおうと考えた。運転手は私を不思議そうに見ていたが、そのうちそばに座っていたおばあさんが私を呼びとめた。おばあさんはジャスチェーと少しの英語で、運転席のそばにある両替機に1000円を入れると、小銭が出てくると教えてくれた。
おばあさんは両替した小銭を見ると、「1人230円」と、またジェスチャーと英語で教えてくれた。私たち3人が料金箱にその金額を入れようとすると、おばあさんが引き止める。料金は降りる時に入れるのだと教えてくれたのだった。
本当に親切なおばあさんだった。私たちが感謝の言葉を伝えると、彼女は私たちとそれぞれ握手して、降りる前、私たちが降りるバス停を「次の次」とまた教えてくれた。
英語があまり通じない日本で、日本語が話せない私が個人旅行を無事にできるのかどうか、心配していた。しかしこのおばあさんのおかげで、私はなんだか突然、自信ついたような気がした。