【台湾ブログ】旅行先は茨城！明治時代から残るワイン施設を見学
チャーター便で台湾から茨城空港に飛んだ、という台湾人女性がブログに旅行記を載せた。東京や大阪など、都心への旅とは一味違う日本滞在になったようだ。
Ｄｏｒｉｓ（ハンドルネーム）さんが茨城で訪ねたのは、牛久市のワイン醸造場「シャトーカミヤ」。「明治時代中期創業の、日本で最も古いワイン醸造施設で、創設者の神谷傳兵衛氏がフランスの洋酒作りに影響され、ボルドー地方の技術を導入した」など、背景を学んだそうだ。
シャトーカミヤは約6万平方メートルもある広大な敷地に、明治時代に建設された赤レンガの醸造場施設が今でも残されている。重要文化財と近代化産業遺産として認められた、貴重な建築物だ。「昔ながらの現地の風景が浮かび上がってきた」とＤｏｒｉｓさんは感激。近くの住民と思われる人たちが写真を撮ったり、スケッチしたり……街のシンボルとも言える施設に、多くの人が集まっている光景ものどかで印象的だったようだ。
またＤｏｒｉｓさんの興味を引いた情報が、この場所でドラマ『花より男子』のロケが行われていたこと。2005年に放送された本作は、井上真央と松本潤主演による大ヒット作品だ。ロケ地と知って遊びに来る若者も多く、観光名所となっており、“花男（ハナダン）”ファンにとっては聖地と言える場所かもしれない。また日本より前の01年、台湾では『流星花園』というタイトルでドラマ化され、アジア全域で大ブームを巻き起こした。その影響もあり、Ｄｏｒｉｓさんは『花より男子』に親しみを覚えていたかもしれない。
シャトーカミヤを後にして、Ｄｏｒｉｓさんが訪れた地は亀城公園。土浦城跡地となる公園で、「3月下旬から4月上旬までは桜が咲き、7月下旬から8月上旬はスイレンとハスの花が鑑賞できる」と聞いたＤｏｒｉｓさんさんは、美しい花に囲まれる季節に再び訪ねたいと思ったことだろう。「亀城という名前だけあって、近くの川に本当に亀がいた！」ことも、インパクトがあったらしい。その他の場所も訪ね、3泊4日の茨城旅行を終えたＤｏｒｉｓさん。チャーター便がないとなかなか出向く機会がないだろうと思える茨城県だけに、貴重な訪問だったのではないか。観光で訪れる台湾人もそう多くないと思われ、その点も自慢できるかもしれない。