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雨にも負けず、風にも負けず、中秋節にはバーベキュー=台湾

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雨にも負けず、風にも負けず、中秋節にはバーベキュー=台湾


 9月19日は旧暦8月15日。秋の名月を愛(め)でることができる「中秋節」だ。中華圏では伝統的に、家族と、場合によっては恋人と一緒に「月餅」を食べる習慣があるが、台湾ではバーベキューを楽しむ習慣が定着している。ところが折悪しく、台風19号が接近してきた。しかし台湾人は、簡単にはめげない。人々は「なにがなんでもバーベキュー」と早くから、川沿いの公園の橋の下に繰り出し、炭火をおこして肉を焼いた。

 中秋節に月餅を食べる習慣は唐代(618−907年)には発生していたとされる。気候のよい秋に家族や恋人と真円の月を愛でながら丸い月餅を食べることは、円が完全な形とみなされることから「この縁を全うする。いつまでも仲良く一緒にいる」ことに通じると解釈されてきた。

 1000年以上伝統に新たな習慣がつけ加わったのが台湾だ。中秋節に家族や親しい友人とバーベキューを楽しむことが、現在では完全に定着している。台湾ではバーベキューがBBQ(ビー・ビー・キュー)と表記されることが多く、中秋節が近づくと「今年のBBQ傾向」を伝える記事も増える。

 中秋節にバーベキューを楽しむようになった理由についての確定した説はないが、有力視されているのは、台湾の醤油メーカー「満家香」が1967年に放送したテレビ広告だ。同社は中秋節を迎えるにあたり、自社名をもじった「一家〓肉,万家香(イーヂア・カオロウ,ワンヂア・シァン=一家で焼肉、1万の家がかぐわしい)」というキャッチフレーズで、「中秋節には一家でバーベキューを楽しみましょう」と訴えた。ちなみに同社は醤油だけでなく、焼肉のたれなどの調味料も販売している。(〓は火へんに「考」)

 おおむね「満家香」のテレビ広告以降、台湾では中秋節にバーベキューを楽しむ習慣が定着していったという。この説によれば、台湾で「中秋節のバーベキュー」は、「チョコレートメーカーによる販売促進活動が大きく寄与した」とされる、日本のバレンタインデーと同様の経緯で広まったと言える。

 今年(2013年)も、台湾の多くの人々が「さて、中秋節のバーベキューは、どのようにしようかな」と考えはじめた矢先、ショッキングな情報が飛び込んできた。折悪く大型の台風19号が台湾に接近しつつあり、中秋節ごろには天気が大荒れになる可能性があるとの天気予報が発表されたのだ。

 頭の中はすでに、「中秋節=BBQ」とインプットされている。肉の焼ける音や香り、かみしめた時ににじみ出る肉汁。もはや我慢することは不可能だ。人々は、「悪天候で中秋の名月を楽しむことができないのは仕方ないにせよ、バーベキューだけはなんとかならないか」と考えることになった。

 人々の気持ちは切迫していた。一方で、台北市で市当局が市内の川沿いの公園11カ所を「バーベキューOK」の場所として開放していた。

 台湾では中秋節の19日(木曜日)からの4日間が連休となったが、人々は18日午後からバーベキューOKの公園に集まりはじめた。台風による悪天候でもなんとかなると、目指したのは橋の下だった。夜になると、橋の下はバーベキューをする人で「満員状態」になった。

 橋の下なので照明はほの暗い。それぞれのグループで、懐中電灯を手にする“照明担当”や調理の責任者である“焼肉奉行”などの各部門の長(おさ)がそれぞれ、「中秋節の焼肉セレモニー」における任務を遂行した。

 立ち上る香りは時おりの強風で、たちどころに流されていってしまったが、それでも人々は「恒例の秋の行事」を堪能することができた。

 なお、台北市内では19日、夕方まで強い雨が断続的に降り続いたが夜には雨がやんだため、「橋の下」まで出かけなかった人も、自宅近くなどで「今なら大丈夫。それっ」とばかりに、「中秋節のバーベキュー・パーティー」を楽しんだという。

 一方、すでに詰めかけた人で混雑していた橋の下では突然、ウサギの格好をした人、さらに「セクシーなミニスカート姿」の若い女性が“乱入”してきた。清掃を目的とする学生のボランティア隊だった。中国では月についてさまざまな言い伝えがあるが、その中でもウサギと、月にいるとされる仙女の「嫦娥」を模したものらしかった。

 学生らは「地面に散らかしたのでは、嫦娥に笑われてしまいますよ」などと言って、ごみを回収してまわった。悪天候にたたられ、ずいぶんと窮屈な「中秋節のお楽しみ」ではあったが、若者らの献身的な姿は、橋の下では眺めることのできない月の輝きが差し込んだようだったという。

「巨大アヒル」、大歓迎受けるも台風が心配 台湾・高雄

世界各地に出現し、国際的な知名度を獲得した黄色い「巨大アヒル」が19日、今度は台湾南部・高雄(Kaohsiung)市に現れた。オランダ人芸術家フロレンティン・ホフマン(Florentijn Hofman)氏によって制作されたこの作品が展示されている同市の埠頭には、18メートルもの高さを誇る巨大アヒルを一目見ようと大勢の人々が集まった。ただ、現在台湾には台風が接近しており、このアヒルの身の安全が心配されている。

台湾政府、毎年8ヵ月のウナギ採捕禁止へ―台湾紙

台湾紙・中国時報によると、台湾政府はこのほど、今後は毎年3〜10月末の期間中、沖合3キロの海域、潮間帯、河口付近での稚ウナギの採捕を禁止すると発表した。花蓮〜台東のエリアは除く。これは天然ウナギの激減に対する対応策で、違反した者には3万〜15万台湾ドル(約10万〜50万円)の罰金が科される。9月17日付け中国新聞網が伝えた。

漁業関連機関によると、乱獲が原因で天然ウナギの稚魚が減少。なかでも日本への輸出用となるニホンウナギの減少が最も深刻で、将来的な漁獲量確保のために、採捕期間を制限する。台湾では、1993年前後まで、多い年には年間40万トンの稚ウナギが獲れていたが、現在は2〜3万トンに激減。稚ウナギの価格も1匹当たり10台湾ドルから180台湾ドルに跳ね上がった。また、養殖業者もかつての1698軒から、今はわずかに約100軒が残る程度。市場での販売価格も高騰している。

現在、日本向けウナギの卸売価格は1キロ当たり1700〜1800台湾ドル(約5700〜6000円)に上っている。採捕制限によってさらに高騰する見通しだが、関係者は将来的な改善を目指した場合やむを得ないとの見解を示している。

中国人観光客、記念撮影に夢中であわや断崖絶壁から転落!すんでで命拾い―台湾

18日、台湾へ旅行に訪れていた中国本土の観光客が断崖から足を滑らせて転落したものの、途中にあった木の枝に引っかかって命拾いするという事件が発生した。写真はTVBSのニュース番組(キャプチャ画像)。
2013年9月18日、台湾へ旅行に訪れていた中国本土の観光客が断崖から足を滑らせて転落したものの、途中にあった木の枝に引っかかって命拾いするという事件が発生した。台湾TVBS局の報道をもとに中国新聞網が伝えた。

事件が発生したのは台湾東部の蘇華海岸にある清水断崖で、断崖からの眺めが美しいことで有名な観光スポット。本土からの4人グループの観光客がここを訪れ、33歳の女性が断崖絶壁からの絶景をカメラに収めようとして岩によじ登った際、強風にあおられてバランスを失い、転落した。

現場に駆けつけた消防隊員は、まず女性の足をロープで縛って滑落しないようにした上で、30分かけて女性を救出した。助け出された女性は驚きのあまり両足の力が抜けて動けない状態で、同行した友人に抱きかかえられてもショックから回復しきれない様子だった。

現地では台風の影響により、沿岸地域ではこの2日間ほど瞬間的に非常に強い突風が発生していた。また、女性がよじ登った岩は重心が不安定だったが、幸いにも木の枝に引っかかったため滑落を免れ、命拾いした。

台湾初登場の黄色い巨大アヒル、台風で一時撤収

台湾の人々にとってお待ちかねのラバーダック(黄色小鴨)は19日、20万人の見物客が見守る中ようやく高雄市にお目見えしたが、台風接近により公開2日目で出展の停止を迫られた。

大型で非常に強い台風19号が台湾に近づいているのを受け、高雄市政府は19日夜、台風に備えて市の光栄埠頭で展示されている黄色いゴム製の巨大アヒルは20日正午陸揚げされ、空気を抜く作業が行われると発表した。展示再開は天候好転後になる。

高さ18メートル、重さ約1トンとアジア最大で世界では2番目の大きさを誇るアヒルは高雄港の美しい景色をバックに一層可愛らしさが際立っている。その姿がしばらくは目にできなくなるとの知らせを聞きつけ、撤収作業が行われる前にラバーダックのさまざまな表情をカメラに収めようと大勢の観光客が20日午前殺到した。

アヒルが展示停止となる基準は気象局による陸上警報発令などで、中央気象局は20日午前8時半にすでに海上・陸上台風警報を発令した。ラバーダックの空気抜き・空気入れ作業を行うのに必要な時間は約10分間だという。

幸福な農民の暮らし描くドキュメンタリー展開催/台湾・雲林

雲林県政府は17日、「甜度12」特別映像展を開催、「2013雲林農業博覧会」を今年12月25日〜来年3月6日にひかえ、地元農民を取材したドキュメンタリーによって雲林の土の匂いを伝える試みを行う。

雲林県はこれまで国内の映画監督6人を招いて現地に半年間住んでもらったが、制作グループは100人以上の農家を訪ねて錦鯉の養殖や蘭の花の栽培の様子を記録、一連の取材やインタビューを基にドキュメンタリーやドラマなど様々な手法で完成させた。作品は「甜度12」としてコーヒー、農園、トマト、からすみ、養豚、有機農業、うなぎ、サツマイモなど雲林農業の様々な顔を映像に収め、「雅、執、伝、親、錦、喜、楽、信、夢、永、実、享」の12のテーマにまとめられた。

蘇治芬・雲林県長は作品には昔ながらの農業の価値に加えて、勇気、若さ、革新、楽観、科学技術といった要素が含まれ未来志向の精神がうかがえると述べた。また、雲林の素朴さと将来を示す感動的なストーリーを観れば、農業博も決して派手さや商業主義に走ってよいものではないと理解でき、ちょうど映画の中に出てくる孫がトマトを持ち帰っておばあさんに食べてもらうシーンのように、平凡で質素な生活こそ大切にしなければと指摘した。

蘇県長は「甜度12」は特に農村の村民を俳優に起用しており、サクセスストーリーによる農業プロパガンダではないと強調、数々の小さな所から農業全体の方向を見渡そうというもので、農業を身近に感じてもらい、雲林の土地と暮らし、すばらしい未来を約束するものだと述べた。

県では雲林農博公式ウェブサイトや LINE、youtubeでも関連情報を提供している。









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