新華社によると、タイの首都バンコクの繁華街で17日、爆発が起き多数の中国人観光客が死傷したことに関連し、一部メディアが「中国人を狙った犯行の可能性もある」と報じたことについて、タイ国家警察長官は「それを裏付ける証拠は今のところない」と述べた。
長官は「中国人観光客の死傷者が多いということから、犯行の動機を簡単に判断することはできない。ほかの国や地域の犠牲者もいる」と述べた。
当局が18日午前に発表した最新の死者は計20人。内訳は、タイが5人、中国本土、香港、マレーシアが各2人、シンガポールが1人、ほか8人は国籍が分かっていない。
負傷者は計125人。タイが42人、中国本土が28人、香港、マレーシア、シンガポールが各2人、日本、インドネシア、フィリピン、オマーン、モルディブが各1人、ほかは国籍確認中だという。