台湾とシンガポール、経済協定に調印
経済部は7日、シンガポールと協議を続けてきた経済パートナーシップ協定(ASTEP)の調印式を行った。今後は物品・サービス貿易、投資、電子商取引など幅広い分野で融通が図られる。同部では正式発効から15年後の台湾の国内総生産は7億ドル増と見込む。台湾でのシンガポール製品の自由化は全品目の99.5%。コメやニンニク、シイタケ、アズキなど40品目が対象外となったほか、競争力で劣るとされる家電製品や車両用エンジン、スクーター、タオルなどについては長期間の“調整期間”を設けることで合意した。
台湾〜関空の利用客が4割以上増加
台湾の各空港では今年1〜9月の旅客量に継続的な成長がみられる。交通部の統計によると、台湾の国際航空路線の総利用者数は、同期としてはここ13年で最高となる3679万人に達した。渡航先の1位は香港、2位は成田。3位は関西空港で126万人と同42.5%増加、利用者数と成長率はいずれも過去の同期中最高を記録した。
台北ドーム工事順調、15年末の完成目指す
台北市議員らは7日、建設中の台北ドームを視察した。遠雄建設によれば、工事進捗率は55%で、ドーム部分では支柱の設置とスタンド部分の取り付けを行っている。予定では来年1月1日から、最も重要とされるトラス屋根の組み立て工程に入るとともに、ショッピングモールや宿泊施設、オフィスビルの建設も実施するとしている。また、映画館については来年4月の起工を目指しており、台北ドーム全体は15年末に完成する見通し。
輸出は2カ月連続前年割れ=10月貿易統計
財政部が7日発表した10月の貿易統計によると、輸出額は前年同月比1.5%減の261億2100万ドルだった。液晶パネルなど光学器材が不振だった。光学機材の輸出先は中国が8割を占める。輸出が前年同月を下回るのは2カ月連続。輸入は同2.8%減の226億100万ドルだった。
エイサー、戦略パートナー探しへ
パソコン大手のエイサー創始者であり、董事会改革委員会招集人の施振栄氏は7日、現在ある企業としての資源を活かすため、積極的に他業種の協力パートナーを探すと述べた。施氏は、改革委員会の主な役割は2つあり、一つは主流商品であるPC、タブレット、スマートフォンの改革を進め競争力を増強すること。もう一つは、エイサーの強みを生かしつつ将来性のある新事業を立ち上げることであるとし、株主利益を確保するため積極的な改革を推し進めていくとしている。
味全董事長「混入を否認」
頂新グループの味全食品工業の魏応充董事長と張教華総経理は台北地検で事情聴取を受けた。2人は食用油の偽造は知らなかったと説明したが、検察は詐欺の容疑が濃厚とし、7日朝にそれぞれ1000万台湾元、500万元での保釈を決定した。調べによると、社内の重要文書はすべて董事長の捺印があり、問題の念書にも印鑑が押されていたことが分かっている。しかし魏董事長は「印鑑は総経理に渡していた。念書の印も私が押したのではない」と否認している。
即席麺に違法な着色料使用、食品の安全問題拡大
大統長基食品が販売していた食用油に、偽装表示のほか安価な油や違法添加物の混入・使用が明らかになったことに端を発した食品の安全問題が拡大している。有名食品会社が販売していた乾麺からも使用が禁止されている人工着色料の使用が発覚、輸出もされていたことから影響は海外にも広まっている。衛生福利部は、食品への使用に制限がある人工着色料の輸入業者2社と供給先の食品会社5社を公表。このうち興霖食品では販売していた即席麺3品目への使用がわかり、回収や生産停止などに追い込まれた。
駆け込み農民が急増
行政院が農民手当の支給期間を15年間に延長しようとしているのを前に、「農保地」仲介業者への問い合わせが急増している。「農保地」を所有していれば、農民保険加入により有利な手当がもらえるからだ。「農保地」とは農民保険に加入するための農地。痩せた小さな土地で構わないため、駆け込み農民が増えているという。企業主や公務員退職者に人気があり、退職後の格好の投資商品となっている。
韓国のTV番組がでっちあげで「台湾鯉」を故意に中傷、当局が抗議の構え
台湾紙・中国時報によると、韓国のテレビ番組が故意に「台湾鯛(ティラピア)」を中傷する報道を展開したことで、価格暴落を招き、台湾漁民の生計に深刻な影響を及ぼしている。8日付で中国新聞網が伝えた。
これに対し、台湾の漁業当局は7日、この番組がでっちあげにより故意に台湾鯉に問題があるかのように見せかけたものであると判断したと表明した。番組の中で指摘されたブタ用の抗生物質の空き瓶が捨ててあった場所は使用しなくなった養殖場で、ブタの飼育場からの排水が養殖場に流れ込んでいるという指摘も実際は地下に排水されており、全くのデタラメだった。
台湾当局によると、この番組は正式なルートを通さずに台湾で勝手に撮影されたもの。でっちあげの証拠はすでに揃っているとして、台湾鯉協会が希望すれば、韓国側に抗議し、損害賠償を求める意向であることを明かしている。
故宮郵便局で中国本土客の両替レートごまかし利益、従業員4人が関与
台湾台北市の故宮郵便局で、従業員ら4人が人民元と台湾ドルの両替レートをごまかし、約半年間で3万4000台湾ドル(約11万4000円)の利益を上げていたことが分かった。中国本土からの観光客らが被害を受けた。新華網が7日伝えた。
台北士林地検署は4人に犯罪歴がないことから起訴猶予とし、それぞれ5万〜8万台湾ドルの支払いを求めた。
同郵便局では2011年3月から休日の人民元両替業務を行っている。規則ではレート表示のボードに基づいて両替し、レシートを渡すことになっているが、4人はレート表示のボードを隠し、任意にレートを決めて額をごまかしていた。レシートを出さないことを不審に思った観光ガイドの指摘で、事件が発覚した。
全日空と晶華が提携、台湾料理を機内食で
全日本空輸(ANA)と、「リージェント」ブランドなどのホテルチェーンを運営する晶華国際酒店が、全日空の機内食で初めて提携する。台北晶華酒店(リージェント)で料理長を務める蔡坤展氏の監修で、台湾の名物や食材などを使い、台湾の主要な祝日をテーマにした3種のメニューを期間限定で提供する。
対象路線は桃園〜成田間、台北松山〜羽田間の2路線で、いずれも台湾を出発する便のビジネスクラス向け。提供時期は、台湾の主要な祝日である春節(旧正月)、端午節、中秋節がそれぞれ当たる、来年の1月、6月、9月の計3カ月間に限定する。台湾名物の一つである牛肉麺や、故宮博物院の著名な彫刻品「翠玉白菜」や「肉形石」をイメージしたメニューのほか、台湾各地で採れた食材を使用した料理をそれぞれの祝日にちなんだ内容で提供する。
全日空は本年度、機内サービスの刷新を進めており、第1弾では今年9月から国際線のファースト、ビジネスクラスを中心に機内食や寝具、アメニティをグレードアップした。第2弾は12月から、国際線のエコノミークラスの機内食で、消費者による投票で選ばれたメニューの展開や子供向けメニューの刷新などを図る。
台湾の英語能力やや低下 非英語圏では世界33位
国際教育機構で語学学校などを展開するEF(エデュケーション・ファースト)が発表した「2013年世界英語能力指数レポート」によると、台湾の英語能力は非英語圏60カ国・地域中、33位と前回の結果よりも順位を落としたことがわかった。
この調査は世界60カ国・地域で18歳以上の成人75万人に対し聞き取りと読解の英語テストを実施、その結果と過去6年間の対象者およそ500万人の平均成績などを考慮して算出したもの。台湾は50.95点で、2007〜2009年の結果をまとめた第1回調査の48.93点より上昇したものの、2009〜2011年に行われた第2回の52.42点より若干低下した。
一方で、マレーシアは58.99点で世界11位、アジアではシンガポールの58.92点を抑えて堂々の1位に輝いた。台湾はインド、香港、韓国、インドネシア、日本、ベトナムの後塵をも拝し、34位の中国大陸には辛勝した。
EF側は「英語は国際言語であるだけではなく、グローバルに通用する企業と貿易の言葉」とし、またインドネシアやベトナムでは過去6年でレベルが上昇、中国大陸も進歩が見られると分析、日本や韓国では国際的な個人投資活動が活発ながら逆に英語能力が下がっていると指摘している。
低評価ができない満足度“調査” 県の小細工に意見続々/台湾・苗栗
苗栗県内の公的機関に設置されているサービス満足度調査器にアクリル板の覆いが被され、低評価のボタンが押せないようになっている写真がインターネット上で話題となり、県は7日、「子供がいたずらしないようにアクリルでカバーしている部署がある」などと釈明に追われた。
苗栗県では3年前に全国に先駆け満足度調査電子システムを導入、税務、戸籍、衛生などの受付窓口に設置し、市民の意見が簡単に市政に反映されるようにした。インターネット上にアップロードされた写真には、「非常に満足」、「満足」、「普通」、「不満」、「非常に不満」の5項目が選べる機械の上に「非常に満足」と「満足」のボタンしか押せないように穴が開けられたアクリル製のカバーがつけられており、ネットユーザーからは「道理で満足度が高いわけだ」と揶揄する声が上がっている。
これに対して県は一部でカバーを取り付けている部署があると説明。取り外して、全てのボタンを押せるとしているが、ネット上の写真については「未確認」とし、発見次第取り換えるとコメントした。
日本人有名俳優も出演の台湾映画「KANO」、来年2月嘉義でプレミア上映
嘉義市の李錫津副市長は7日、来年2月に同市でプレミア上映される台湾の野球映画、「KANO」の公開祝賀イベントに広く市民の参加を呼びかけた。
「KANO」は日本統治時代の1931(昭和6)年に夏の甲子園大会で準優勝した嘉義農林学校(嘉農)野球部の活躍を描いた作品で、大沢たかおなど日本の有名俳優が複数出演しており、特に野球監督役を演じる永瀬正敏の演技は制作陣から高く評価されている。
李副市長はこの日、地元で行われた各大学の学長らによる座談会で、KANOの公開に合わせて催す祝賀イベントに学生たちの参加を歓迎、“勝つことよりも負けないこと”を考え、安易に諦めない「嘉農の精神」を皆に体感してほしいと期待を述べた。
嘉義市でのプレミア上映は来年2月22日の予定。
日台産業パーク、初入居の日本企業が新工場完成
日本企業向けの工業団地「台日創新園区」(TJパーク)(台南市)に日本のグレーチング(排水溝用の格子状のふた)大手、ダイクレ(広島県呉市)の熱交換器・フィンチューブ工場が完成し、8日に竣工式が行われた。
ダイクレでは昨年10月、他の日本企業に先立ってTJパークに台湾現地法人の「台湾大呉」(Daikure Taiwan)を設立した。今回新しく完成した工場は今年2月に建設を始めたもので、敷地面積3000坪(うち生産施設が2500坪)、投資額3億5000万台湾元(約11億6600万円)だった。稼動後、初年度は年間生産額が1億5000万元(5億円)に達し、30〜50人分の雇用創出につながると見込まれている。
ダイクレは台湾以外にもタイとベトナムに生産拠点を持っている。
日本工商会が台湾側に要望書を提出 良好な関係の構築に期待
台北を中心とする日系企業などで構成される台北市日本工商会はきょう、台湾の政府に対して要望書「白書」を提出した。経済の早期回復と企業の競争力強化などの政策提言と具体的な個別要望事項を伝え、よりよいビジネス環境の構築をねらう。
この白書は台湾で活躍している日系企業が現状の問題点およびその改善策を台湾政府に対して指摘、要望するもので、2008年に「要望書」が提出されて以来今年で5回目。今回は「魅力ある投資環境の実現」、「中国大陸とのECFA(経済協力枠組み協議)後続協議の早期最終合意と他国・地域とのFTA締結、TPP推進」などの主要な政策提案5項目と、個別要望事項41項目がまとめられ、東山三樹雄・工商会理事長(=写真右)から行政院経済建設委員会の管中閔主任委員(左)に渡された。
管主任委員は2012年の日本から台湾に対する投資案件は619件で、前年度より40%の成長となり過去最高を記録したと述べ、台日関係の緊密化を強調。また、白書の提出を重要視しているとし、昨年度提出された44項目のうち解決済みが7項目、具体的な進展が見られているものが14項目あると語り、今年度の白書に関しても日本企業の投資と運営に協力していくと約束、将来的には台日経済協力協定の締結に向け努力したいとも語った。
このあと行われた説明会の席上で東山理事長は、昨日台湾とシンガポールで経済パートナーシップ協定(ASTEP)が調印され、他の東南アジア諸国との協力関係の構築が加速すると見られているのに関して、日本企業は現在のところFTAの取り組みが活発な韓国との取引が多い点に言及、「(台湾が今後)少なくとも韓国と同レベルになれば、文化的なつながりや民間の往来、国民感情の問題を含め、日本企業は大いに台湾に進出するのではないか」との認識を示した。
工商会では今後も日台間の良好な関係を構築・維持できるよう、政府機関担当者との直接対話の機会設置を含めて努力するとしている。
陽岱鋼、「ホームラン打ったら皆に台湾コーラをおごる」
野球のチャイニーズ・タイペイ(台湾)代表チームと侍ジャパンとの強化試合がきょう8日から、新北市内の新荘球場などで開催されるが、日本側から“要注意選手”としてマークされている日本ハムの陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)が7日、フェイスブックに「約束する。ホームランを打ったら観客全員に(自分がイメージキャラクターをつとめる炭酸飲料の)黒松沙士をおごることを」と書き込んだ。
陽は今回、膝や腰の不調もあって守備につくことのない指名打者として出場することになっているが、ファンの期待に応えようと大舞台での健闘を誓った。これに対し、ネットユーザーから「おごってもらえるに決まっている。飲み物を買う必要がなくなった。頑張れ」、「いいね!球場に行けないが、ホームランが出たら沙士(サーシ)を自腹で買って祝う」などと応援の声が相次いでいる。
「日本武士 vs. 中華戦士」と銘打った今回の交流戦は10日まで計3試合が行われ、8日夜に予定されている第1戦には、台湾から米大リーグ、シカゴ・カブス傘下のマイナーチームでプレーする王躍霖が、日本からは今季、セントラル・リーグトップの16勝を挙げたヤクルトの小川泰弘が先発する。王はスライダーや150キロ台のストレートが武器の右腕で、先月の東アジア大会(中国大陸・天津)予選でも日本戦に先発、6回無失点の好投で勝利に貢献した。
ソニー新製品のイメージキャラクターにチェン・ボーリン
俳優のチェン・ボーリン(陳柏霖)がソニーモバイル製品のイメージキャラクターとなり、すでにテレビコマーシャル4本の撮影を終えた。2011年のドラマ「イタズラな恋愛白書」(我可能不会愛[イ尓])で人気を確固たるものにしたボーリンが、今度は日本企業とタイアップし消費者の心をつかむ。
今回テレビコマーシャルが撮影されたのはソニーの新型スマートフォン、Xperia Z1で、防水防塵構造の同社自信作。ボーリンは水槽の中の金魚を撮影することになり、いいアングルをおさめようと四苦八苦。その様子は新製品に搭載されているソーシャルライブ機能によってSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にも中継された。撮影後には「この機能は面白い。もしかしたら今後は頻繁に実況中継するかもしれないね」と笑った。
ソニー側は、「熾烈なスマートフォン競争の中で各価格帯でほかとは異なった製品を作り出し、独自の技術による差別化と防水構造で他社のスマホを引き離したい」と意気込んでいる。
静岡で開催中の「世界お茶まつり」 嘉義県長が台湾茶PR
「第5回世界お茶まつり」が静岡できのうから4日間の日程で開かれており、台湾からは中南部、嘉義県の張花冠県長が代表団とともに参加した。張県長は自ら会場の来賓に台湾茶を入れ、台湾のお茶の文化を広めつつイベントの嘉義開催実現へ向け努力していきたいと述べた。会場では台湾から出品されたお茶2点を含む「世界緑茶コンテスト」の入賞品も展示されている。
3年に1度の「世界お茶まつり」は2000年に初開催され今年は5度目。台湾、日本、中国大陸、韓国など20余りの国・地域から出展があり、7日〜10日までの4日間で約10万人の入場者が見込まれている。「世界緑茶コンテスト」の入賞茶の展示、「世界茶大会」、「お茶とスイーツのコラボレーション」といった各種催しが行われ、台湾お茶文化の講座も好評を博している。
張県長は会場で日本や韓国からの入場者に台湾茶を自ら入れながら紹介、試飲した和服姿の女性らは高山で採れる茶の味に感心していたが、製品だけでなく台湾茶文化の普及をめざし、さらには「世界お茶まつり」の嘉義開催をめざしたいとした。
今年8月に開催された「世界緑茶コンテスト」には日本、中国大陸、韓国、タイ、スリランカなどから計99点が参加し、台湾からは3社が出品、このうち苗栗県頭フン(=人べんに分)・怡明茶園の「蝶舞花語」、南投県・碧廬台湾茶の「碧廬高山有機茶磚」(=写真)が金賞に輝いた。最高金賞は日本と中国大陸がそれぞれ5件ずつ獲得している。
台湾自転車フェス マウンテンバイク・レース、あす開催
交通部観光局「2013年台湾サイクリング・フェスティバル」が9日より始まる。皮切りにはマウンテンバイク・レースの「台湾自行車登山王挑戦」(自転車KOMチャレンジ)が開催され、日本、アメリカ、オーストラリア、カナダ、デンマーク、イタリアなど28カ国から集まった440人の選手が全行程105キロのコースに挑む。
「登山王挑戦」は9日午前、花蓮・七星潭を出発、タロコ(太魯閣)渓谷など景勝地を経由し合歓山武嶺を終点とする全行程計105キロメートル、高低差3275メートルのコースを競う。7日台北市内で開かれた記者会見で観光局は台湾の美しい景色をアピールするとともに、自転車フェスの国際的認知度が高まることを期待しているとしながら参加選手にエールを送った。
今回の競技では2012年台湾登山王に輝いたジョン・エブソン(デンマーク)のほか、2012年スペイン開催のマウンテンバイクレース優勝者、サイモン・クラーク(オーストラリア)、2012年と2013年にモンゴルでの競技で優勝したコーリー・ウォレス(カナダ)など各国の名選手が、また地元では去年台湾チャンピオンの座を射止めた王胤や実力派の馮俊凱が注目されている。
エブセンは今年はコンディションは今ひとつだが平常心でベストを尽くし、今年うまくいかなかったら来年また戻ってきたいと語った。また、王胤はこのレースの難所はやはり上り坂だが、作戦を練って体力を保持し、実力を発揮して国外ライダーとの勝負に臨みたいとした。王の去年の記録は3時間35分23秒で総合5位、アジア1位。今年は3時間30分を目標に優勝をめざす。
エバー航空、12/11より高雄−東京便増設 南台湾の陽射し満喫!
エバー(長栄)航空では12月11日から新たに高雄−東京(成田)路線を開設、デイリー運航が決まり、南台湾の人々が日本を訪れることがより便利となったほか、現地への日本人客誘致にもつながると見込まれている。
184人乗りのエアバスA321型機を使用する同路線は全日空とのコードシェア便で、フライトスケジュールは高雄7時発、東京11時25分着(BR108便)、東京12時25分発、高雄15時45分着(BR107便)。
子会社の立栄(ユニエアー)航空を含めて同社ではこれまでに高雄を拠点に中国大陸の上海、広州、マカオ(澳門)、ベトナムのホーチミン、ハノイ、韓国のソウルなど計15都市に乗り入れており、便数は週に120往復を超えている。
交通部観光局の統計によると今年1〜9月に台湾から日本を訪れた観光者数は昨年同期比54%増の延べ約180万人だった。
1000人が“真心の餃子”作り 安全安心の豚肉PR/嘉義
嘉義県政府と県の養豚事業発展協会はきょう、同県産の豚肉の安全性をPRしようと1000人で6000人分の水餃子を作るイベントを行なった。できあがったものは福祉支援団体などにふるまわれ、社会に“真心”を届けた。
この催しは、“毒入り”でんぷんや可塑剤の混入、食用油問題など国内で食の安全を揺るがす問題が多発し、畜産業にも影響が及んでいることから、安全で高品質な豚肉を多くの人に安心して買ってもらい、健康的に食べてもらおうと行われたもの。会場では林美珠副県長も慣れた手つきで餃子包みの腕前を披露した。
県によると同県の養豚規模は全国5位で、40万頭の豚が飼育されているという。低コストで低価格の外国産豚肉が輸入されているが、県では農業のブランド化を推し進め、養豚場の生産管理と厳格な検査を通じて優良なイメージ作りと差別化を図り、畜産業の発展を促したいとしている。
経済部は7日、シンガポールと協議を続けてきた経済パートナーシップ協定(ASTEP)の調印式を行った。今後は物品・サービス貿易、投資、電子商取引など幅広い分野で融通が図られる。同部では正式発効から15年後の台湾の国内総生産は7億ドル増と見込む。台湾でのシンガポール製品の自由化は全品目の99.5%。コメやニンニク、シイタケ、アズキなど40品目が対象外となったほか、競争力で劣るとされる家電製品や車両用エンジン、スクーター、タオルなどについては長期間の“調整期間”を設けることで合意した。
台湾〜関空の利用客が4割以上増加
台湾の各空港では今年1〜9月の旅客量に継続的な成長がみられる。交通部の統計によると、台湾の国際航空路線の総利用者数は、同期としてはここ13年で最高となる3679万人に達した。渡航先の1位は香港、2位は成田。3位は関西空港で126万人と同42.5%増加、利用者数と成長率はいずれも過去の同期中最高を記録した。
台北ドーム工事順調、15年末の完成目指す
台北市議員らは7日、建設中の台北ドームを視察した。遠雄建設によれば、工事進捗率は55%で、ドーム部分では支柱の設置とスタンド部分の取り付けを行っている。予定では来年1月1日から、最も重要とされるトラス屋根の組み立て工程に入るとともに、ショッピングモールや宿泊施設、オフィスビルの建設も実施するとしている。また、映画館については来年4月の起工を目指しており、台北ドーム全体は15年末に完成する見通し。
輸出は2カ月連続前年割れ=10月貿易統計
財政部が7日発表した10月の貿易統計によると、輸出額は前年同月比1.5%減の261億2100万ドルだった。液晶パネルなど光学器材が不振だった。光学機材の輸出先は中国が8割を占める。輸出が前年同月を下回るのは2カ月連続。輸入は同2.8%減の226億100万ドルだった。
エイサー、戦略パートナー探しへ
パソコン大手のエイサー創始者であり、董事会改革委員会招集人の施振栄氏は7日、現在ある企業としての資源を活かすため、積極的に他業種の協力パートナーを探すと述べた。施氏は、改革委員会の主な役割は2つあり、一つは主流商品であるPC、タブレット、スマートフォンの改革を進め競争力を増強すること。もう一つは、エイサーの強みを生かしつつ将来性のある新事業を立ち上げることであるとし、株主利益を確保するため積極的な改革を推し進めていくとしている。
味全董事長「混入を否認」
頂新グループの味全食品工業の魏応充董事長と張教華総経理は台北地検で事情聴取を受けた。2人は食用油の偽造は知らなかったと説明したが、検察は詐欺の容疑が濃厚とし、7日朝にそれぞれ1000万台湾元、500万元での保釈を決定した。調べによると、社内の重要文書はすべて董事長の捺印があり、問題の念書にも印鑑が押されていたことが分かっている。しかし魏董事長は「印鑑は総経理に渡していた。念書の印も私が押したのではない」と否認している。
即席麺に違法な着色料使用、食品の安全問題拡大
大統長基食品が販売していた食用油に、偽装表示のほか安価な油や違法添加物の混入・使用が明らかになったことに端を発した食品の安全問題が拡大している。有名食品会社が販売していた乾麺からも使用が禁止されている人工着色料の使用が発覚、輸出もされていたことから影響は海外にも広まっている。衛生福利部は、食品への使用に制限がある人工着色料の輸入業者2社と供給先の食品会社5社を公表。このうち興霖食品では販売していた即席麺3品目への使用がわかり、回収や生産停止などに追い込まれた。
駆け込み農民が急増
行政院が農民手当の支給期間を15年間に延長しようとしているのを前に、「農保地」仲介業者への問い合わせが急増している。「農保地」を所有していれば、農民保険加入により有利な手当がもらえるからだ。「農保地」とは農民保険に加入するための農地。痩せた小さな土地で構わないため、駆け込み農民が増えているという。企業主や公務員退職者に人気があり、退職後の格好の投資商品となっている。
韓国のTV番組がでっちあげで「台湾鯉」を故意に中傷、当局が抗議の構え
台湾紙・中国時報によると、韓国のテレビ番組が故意に「台湾鯛(ティラピア)」を中傷する報道を展開したことで、価格暴落を招き、台湾漁民の生計に深刻な影響を及ぼしている。8日付で中国新聞網が伝えた。
これに対し、台湾の漁業当局は7日、この番組がでっちあげにより故意に台湾鯉に問題があるかのように見せかけたものであると判断したと表明した。番組の中で指摘されたブタ用の抗生物質の空き瓶が捨ててあった場所は使用しなくなった養殖場で、ブタの飼育場からの排水が養殖場に流れ込んでいるという指摘も実際は地下に排水されており、全くのデタラメだった。
台湾当局によると、この番組は正式なルートを通さずに台湾で勝手に撮影されたもの。でっちあげの証拠はすでに揃っているとして、台湾鯉協会が希望すれば、韓国側に抗議し、損害賠償を求める意向であることを明かしている。
故宮郵便局で中国本土客の両替レートごまかし利益、従業員4人が関与
台湾台北市の故宮郵便局で、従業員ら4人が人民元と台湾ドルの両替レートをごまかし、約半年間で3万4000台湾ドル(約11万4000円)の利益を上げていたことが分かった。中国本土からの観光客らが被害を受けた。新華網が7日伝えた。
台北士林地検署は4人に犯罪歴がないことから起訴猶予とし、それぞれ5万〜8万台湾ドルの支払いを求めた。
同郵便局では2011年3月から休日の人民元両替業務を行っている。規則ではレート表示のボードに基づいて両替し、レシートを渡すことになっているが、4人はレート表示のボードを隠し、任意にレートを決めて額をごまかしていた。レシートを出さないことを不審に思った観光ガイドの指摘で、事件が発覚した。
全日空と晶華が提携、台湾料理を機内食で
全日本空輸(ANA)と、「リージェント」ブランドなどのホテルチェーンを運営する晶華国際酒店が、全日空の機内食で初めて提携する。台北晶華酒店(リージェント)で料理長を務める蔡坤展氏の監修で、台湾の名物や食材などを使い、台湾の主要な祝日をテーマにした3種のメニューを期間限定で提供する。
対象路線は桃園〜成田間、台北松山〜羽田間の2路線で、いずれも台湾を出発する便のビジネスクラス向け。提供時期は、台湾の主要な祝日である春節(旧正月)、端午節、中秋節がそれぞれ当たる、来年の1月、6月、9月の計3カ月間に限定する。台湾名物の一つである牛肉麺や、故宮博物院の著名な彫刻品「翠玉白菜」や「肉形石」をイメージしたメニューのほか、台湾各地で採れた食材を使用した料理をそれぞれの祝日にちなんだ内容で提供する。
全日空は本年度、機内サービスの刷新を進めており、第1弾では今年9月から国際線のファースト、ビジネスクラスを中心に機内食や寝具、アメニティをグレードアップした。第2弾は12月から、国際線のエコノミークラスの機内食で、消費者による投票で選ばれたメニューの展開や子供向けメニューの刷新などを図る。
台湾の英語能力やや低下 非英語圏では世界33位
国際教育機構で語学学校などを展開するEF(エデュケーション・ファースト)が発表した「2013年世界英語能力指数レポート」によると、台湾の英語能力は非英語圏60カ国・地域中、33位と前回の結果よりも順位を落としたことがわかった。
この調査は世界60カ国・地域で18歳以上の成人75万人に対し聞き取りと読解の英語テストを実施、その結果と過去6年間の対象者およそ500万人の平均成績などを考慮して算出したもの。台湾は50.95点で、2007〜2009年の結果をまとめた第1回調査の48.93点より上昇したものの、2009〜2011年に行われた第2回の52.42点より若干低下した。
一方で、マレーシアは58.99点で世界11位、アジアではシンガポールの58.92点を抑えて堂々の1位に輝いた。台湾はインド、香港、韓国、インドネシア、日本、ベトナムの後塵をも拝し、34位の中国大陸には辛勝した。
EF側は「英語は国際言語であるだけではなく、グローバルに通用する企業と貿易の言葉」とし、またインドネシアやベトナムでは過去6年でレベルが上昇、中国大陸も進歩が見られると分析、日本や韓国では国際的な個人投資活動が活発ながら逆に英語能力が下がっていると指摘している。
低評価ができない満足度“調査” 県の小細工に意見続々/台湾・苗栗
苗栗県内の公的機関に設置されているサービス満足度調査器にアクリル板の覆いが被され、低評価のボタンが押せないようになっている写真がインターネット上で話題となり、県は7日、「子供がいたずらしないようにアクリルでカバーしている部署がある」などと釈明に追われた。
苗栗県では3年前に全国に先駆け満足度調査電子システムを導入、税務、戸籍、衛生などの受付窓口に設置し、市民の意見が簡単に市政に反映されるようにした。インターネット上にアップロードされた写真には、「非常に満足」、「満足」、「普通」、「不満」、「非常に不満」の5項目が選べる機械の上に「非常に満足」と「満足」のボタンしか押せないように穴が開けられたアクリル製のカバーがつけられており、ネットユーザーからは「道理で満足度が高いわけだ」と揶揄する声が上がっている。
これに対して県は一部でカバーを取り付けている部署があると説明。取り外して、全てのボタンを押せるとしているが、ネット上の写真については「未確認」とし、発見次第取り換えるとコメントした。
日本人有名俳優も出演の台湾映画「KANO」、来年2月嘉義でプレミア上映
嘉義市の李錫津副市長は7日、来年2月に同市でプレミア上映される台湾の野球映画、「KANO」の公開祝賀イベントに広く市民の参加を呼びかけた。
「KANO」は日本統治時代の1931(昭和6)年に夏の甲子園大会で準優勝した嘉義農林学校(嘉農)野球部の活躍を描いた作品で、大沢たかおなど日本の有名俳優が複数出演しており、特に野球監督役を演じる永瀬正敏の演技は制作陣から高く評価されている。
李副市長はこの日、地元で行われた各大学の学長らによる座談会で、KANOの公開に合わせて催す祝賀イベントに学生たちの参加を歓迎、“勝つことよりも負けないこと”を考え、安易に諦めない「嘉農の精神」を皆に体感してほしいと期待を述べた。
嘉義市でのプレミア上映は来年2月22日の予定。
日台産業パーク、初入居の日本企業が新工場完成
日本企業向けの工業団地「台日創新園区」(TJパーク)(台南市)に日本のグレーチング(排水溝用の格子状のふた)大手、ダイクレ(広島県呉市)の熱交換器・フィンチューブ工場が完成し、8日に竣工式が行われた。
ダイクレでは昨年10月、他の日本企業に先立ってTJパークに台湾現地法人の「台湾大呉」(Daikure Taiwan)を設立した。今回新しく完成した工場は今年2月に建設を始めたもので、敷地面積3000坪(うち生産施設が2500坪)、投資額3億5000万台湾元(約11億6600万円)だった。稼動後、初年度は年間生産額が1億5000万元(5億円)に達し、30〜50人分の雇用創出につながると見込まれている。
ダイクレは台湾以外にもタイとベトナムに生産拠点を持っている。
日本工商会が台湾側に要望書を提出 良好な関係の構築に期待
台北を中心とする日系企業などで構成される台北市日本工商会はきょう、台湾の政府に対して要望書「白書」を提出した。経済の早期回復と企業の競争力強化などの政策提言と具体的な個別要望事項を伝え、よりよいビジネス環境の構築をねらう。
この白書は台湾で活躍している日系企業が現状の問題点およびその改善策を台湾政府に対して指摘、要望するもので、2008年に「要望書」が提出されて以来今年で5回目。今回は「魅力ある投資環境の実現」、「中国大陸とのECFA(経済協力枠組み協議)後続協議の早期最終合意と他国・地域とのFTA締結、TPP推進」などの主要な政策提案5項目と、個別要望事項41項目がまとめられ、東山三樹雄・工商会理事長(=写真右)から行政院経済建設委員会の管中閔主任委員(左)に渡された。
管主任委員は2012年の日本から台湾に対する投資案件は619件で、前年度より40%の成長となり過去最高を記録したと述べ、台日関係の緊密化を強調。また、白書の提出を重要視しているとし、昨年度提出された44項目のうち解決済みが7項目、具体的な進展が見られているものが14項目あると語り、今年度の白書に関しても日本企業の投資と運営に協力していくと約束、将来的には台日経済協力協定の締結に向け努力したいとも語った。
このあと行われた説明会の席上で東山理事長は、昨日台湾とシンガポールで経済パートナーシップ協定(ASTEP)が調印され、他の東南アジア諸国との協力関係の構築が加速すると見られているのに関して、日本企業は現在のところFTAの取り組みが活発な韓国との取引が多い点に言及、「(台湾が今後)少なくとも韓国と同レベルになれば、文化的なつながりや民間の往来、国民感情の問題を含め、日本企業は大いに台湾に進出するのではないか」との認識を示した。
工商会では今後も日台間の良好な関係を構築・維持できるよう、政府機関担当者との直接対話の機会設置を含めて努力するとしている。
陽岱鋼、「ホームラン打ったら皆に台湾コーラをおごる」
野球のチャイニーズ・タイペイ(台湾)代表チームと侍ジャパンとの強化試合がきょう8日から、新北市内の新荘球場などで開催されるが、日本側から“要注意選手”としてマークされている日本ハムの陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)が7日、フェイスブックに「約束する。ホームランを打ったら観客全員に(自分がイメージキャラクターをつとめる炭酸飲料の)黒松沙士をおごることを」と書き込んだ。
陽は今回、膝や腰の不調もあって守備につくことのない指名打者として出場することになっているが、ファンの期待に応えようと大舞台での健闘を誓った。これに対し、ネットユーザーから「おごってもらえるに決まっている。飲み物を買う必要がなくなった。頑張れ」、「いいね!球場に行けないが、ホームランが出たら沙士(サーシ)を自腹で買って祝う」などと応援の声が相次いでいる。
「日本武士 vs. 中華戦士」と銘打った今回の交流戦は10日まで計3試合が行われ、8日夜に予定されている第1戦には、台湾から米大リーグ、シカゴ・カブス傘下のマイナーチームでプレーする王躍霖が、日本からは今季、セントラル・リーグトップの16勝を挙げたヤクルトの小川泰弘が先発する。王はスライダーや150キロ台のストレートが武器の右腕で、先月の東アジア大会(中国大陸・天津)予選でも日本戦に先発、6回無失点の好投で勝利に貢献した。
ソニー新製品のイメージキャラクターにチェン・ボーリン
俳優のチェン・ボーリン(陳柏霖)がソニーモバイル製品のイメージキャラクターとなり、すでにテレビコマーシャル4本の撮影を終えた。2011年のドラマ「イタズラな恋愛白書」(我可能不会愛[イ尓])で人気を確固たるものにしたボーリンが、今度は日本企業とタイアップし消費者の心をつかむ。
今回テレビコマーシャルが撮影されたのはソニーの新型スマートフォン、Xperia Z1で、防水防塵構造の同社自信作。ボーリンは水槽の中の金魚を撮影することになり、いいアングルをおさめようと四苦八苦。その様子は新製品に搭載されているソーシャルライブ機能によってSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にも中継された。撮影後には「この機能は面白い。もしかしたら今後は頻繁に実況中継するかもしれないね」と笑った。
ソニー側は、「熾烈なスマートフォン競争の中で各価格帯でほかとは異なった製品を作り出し、独自の技術による差別化と防水構造で他社のスマホを引き離したい」と意気込んでいる。
静岡で開催中の「世界お茶まつり」 嘉義県長が台湾茶PR
「第5回世界お茶まつり」が静岡できのうから4日間の日程で開かれており、台湾からは中南部、嘉義県の張花冠県長が代表団とともに参加した。張県長は自ら会場の来賓に台湾茶を入れ、台湾のお茶の文化を広めつつイベントの嘉義開催実現へ向け努力していきたいと述べた。会場では台湾から出品されたお茶2点を含む「世界緑茶コンテスト」の入賞品も展示されている。
3年に1度の「世界お茶まつり」は2000年に初開催され今年は5度目。台湾、日本、中国大陸、韓国など20余りの国・地域から出展があり、7日〜10日までの4日間で約10万人の入場者が見込まれている。「世界緑茶コンテスト」の入賞茶の展示、「世界茶大会」、「お茶とスイーツのコラボレーション」といった各種催しが行われ、台湾お茶文化の講座も好評を博している。
張県長は会場で日本や韓国からの入場者に台湾茶を自ら入れながら紹介、試飲した和服姿の女性らは高山で採れる茶の味に感心していたが、製品だけでなく台湾茶文化の普及をめざし、さらには「世界お茶まつり」の嘉義開催をめざしたいとした。
今年8月に開催された「世界緑茶コンテスト」には日本、中国大陸、韓国、タイ、スリランカなどから計99点が参加し、台湾からは3社が出品、このうち苗栗県頭フン(=人べんに分)・怡明茶園の「蝶舞花語」、南投県・碧廬台湾茶の「碧廬高山有機茶磚」(=写真)が金賞に輝いた。最高金賞は日本と中国大陸がそれぞれ5件ずつ獲得している。
台湾自転車フェス マウンテンバイク・レース、あす開催
交通部観光局「2013年台湾サイクリング・フェスティバル」が9日より始まる。皮切りにはマウンテンバイク・レースの「台湾自行車登山王挑戦」(自転車KOMチャレンジ)が開催され、日本、アメリカ、オーストラリア、カナダ、デンマーク、イタリアなど28カ国から集まった440人の選手が全行程105キロのコースに挑む。
「登山王挑戦」は9日午前、花蓮・七星潭を出発、タロコ(太魯閣)渓谷など景勝地を経由し合歓山武嶺を終点とする全行程計105キロメートル、高低差3275メートルのコースを競う。7日台北市内で開かれた記者会見で観光局は台湾の美しい景色をアピールするとともに、自転車フェスの国際的認知度が高まることを期待しているとしながら参加選手にエールを送った。
今回の競技では2012年台湾登山王に輝いたジョン・エブソン(デンマーク)のほか、2012年スペイン開催のマウンテンバイクレース優勝者、サイモン・クラーク(オーストラリア)、2012年と2013年にモンゴルでの競技で優勝したコーリー・ウォレス(カナダ)など各国の名選手が、また地元では去年台湾チャンピオンの座を射止めた王胤や実力派の馮俊凱が注目されている。
エブセンは今年はコンディションは今ひとつだが平常心でベストを尽くし、今年うまくいかなかったら来年また戻ってきたいと語った。また、王胤はこのレースの難所はやはり上り坂だが、作戦を練って体力を保持し、実力を発揮して国外ライダーとの勝負に臨みたいとした。王の去年の記録は3時間35分23秒で総合5位、アジア1位。今年は3時間30分を目標に優勝をめざす。
エバー航空、12/11より高雄−東京便増設 南台湾の陽射し満喫!
エバー(長栄)航空では12月11日から新たに高雄−東京(成田)路線を開設、デイリー運航が決まり、南台湾の人々が日本を訪れることがより便利となったほか、現地への日本人客誘致にもつながると見込まれている。
184人乗りのエアバスA321型機を使用する同路線は全日空とのコードシェア便で、フライトスケジュールは高雄7時発、東京11時25分着(BR108便)、東京12時25分発、高雄15時45分着(BR107便)。
子会社の立栄(ユニエアー)航空を含めて同社ではこれまでに高雄を拠点に中国大陸の上海、広州、マカオ(澳門)、ベトナムのホーチミン、ハノイ、韓国のソウルなど計15都市に乗り入れており、便数は週に120往復を超えている。
交通部観光局の統計によると今年1〜9月に台湾から日本を訪れた観光者数は昨年同期比54%増の延べ約180万人だった。
1000人が“真心の餃子”作り 安全安心の豚肉PR/嘉義
嘉義県政府と県の養豚事業発展協会はきょう、同県産の豚肉の安全性をPRしようと1000人で6000人分の水餃子を作るイベントを行なった。できあがったものは福祉支援団体などにふるまわれ、社会に“真心”を届けた。
この催しは、“毒入り”でんぷんや可塑剤の混入、食用油問題など国内で食の安全を揺るがす問題が多発し、畜産業にも影響が及んでいることから、安全で高品質な豚肉を多くの人に安心して買ってもらい、健康的に食べてもらおうと行われたもの。会場では林美珠副県長も慣れた手つきで餃子包みの腕前を披露した。
県によると同県の養豚規模は全国5位で、40万頭の豚が飼育されているという。低コストで低価格の外国産豚肉が輸入されているが、県では農業のブランド化を推し進め、養豚場の生産管理と厳格な検査を通じて優良なイメージ作りと差別化を図り、畜産業の発展を促したいとしている。