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不倫サイトの利用者情報、ネットに暴露 政府や軍のアドレスも

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不倫専用の出会い系サイト「アシュレイ・マディソン(Ashley Madison)」のユーザー約3200万人の個人情報の一部が18日、ハッカー集団によって「ダークウェブ(Dark Web)」と呼ばれる匿名化技術を利用したウェブサイト上に公開された。米誌ワイヤード(Wired)が伝えた。
「アシュレイ・マディソン」は、カナダのアビッドライフメディア(Avid Life Media、ALM)が運営する出会い系サイト。「人生一度。不倫をしましょう」という宣伝文句で知られ、不倫を希望する人々をマッチングするサービスを提供している。

 同サイトは先月、サイトの閉鎖をもくろむハッカー集団「インパクトチーム(Impact Team)」から攻撃を受け、利用者の個人情報が盗まれていた。

 ワイヤードによると、今回ダークウェブ上に公開された9.7ギガバイトのデータには、「アシュレイ・マディソン」に登録している会員の数百万回分の支払い情報やメールアドレス、電話番号が含まれている。

「インパクトチーム」はハッカー攻撃後、サイトを閉鎖しなければ利用者の記録やヌード写真、会話内容を公開すると脅迫していた。ワイヤードは、同ハッカー集団が同サイトを「直ちに、永久に」閉鎖させるため脅迫を実行に移したとの見方を伝えている。

「インパクトチーム」は18日に公開されたデータの中で「われわれは、ALMとそのメンバーの不正や詐欺行為、愚行をこれまで説明してきた。今や、誰でも彼らのデータを見られるようになった」と述べているという。

 ワイヤードによれば、公開されたメールアドレスのうち約1万5000人分は、政府や軍のドメインだったという。





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