台湾総合研究院、台湾は長期低迷期へ突入
台湾総合研究院の劉泰英代表は14日、台湾が長期低迷へ陥りつつあると警鐘を鳴らした。同氏は台湾の資金が海外向け投資へ向かい、国内の株式市場に流入しない状態となっていると指摘。政府の政策が不明確であることを批判し、政府による台湾国内の投資環境改善を強く求めた。また、政府が貿易の国際協議を進める一方で、台湾の輸出産業の付加価値はいまだ不足しており、韓国や中国に負けない国際競争力を養うことが急務だと述べた。
苗栗県長の弟が国土占有
検察当局は14日、台北市陽明山にある豪邸の通称「七七行館」など11カ所を一斉捜索し苗栗県長の弟の劉政池、及び2人の娘、施工業者などを呼び、事情聴取した。聴取後、2人の娘を国家財産占有罪、詐欺容疑で100万元から200万元で保釈したが、劉政池からは続けて事情聴取している。豪邸には180坪の地下室が掘られ、浴室が作られていた。検察はまた、国有財産署、国立公園管理処などからも収賄や見逃しがあったか調べている。
南投県と長野県諏訪市が観光協定締結へ
南投県観光産業聯盟協会と長野県諏訪市観光協会は今月18日に観光友好協定書に調印する。双方の交流を促進し、さらなる観光客の誘致をねらう。南投県政府によると、諏訪市とはことし10月に詳細に関する話し合いが行われており、18日には山田勝文諏訪市長らが南投県を訪問、その際、観光協会の井口恒雄会長と観光産業聯盟協会の李吉田理事長の間で協定書への署名が行われる。
片道約1万円 春秋航空台北−上海線、12月から運航へ
中国大陸の格安航空会社(LCC)春秋航空は13日、10月に開設した高雄線に続き、12月から台北(桃園)−上海(浦東)便を運航すると発表した。片道の最安運賃は約3300円で各種税金などを含めても1万円程度となる。同社の発表によると、台北線は12月1日に就航、A320型機を使用し週5便の運航が予定されている。
中華電信、KDDIと提携でNFC決済サービス開始
台湾の通信最大手、中華電信がKDDIと共同で、近距離無線通信技術(NFC)を採用したモバイル決済サービスを提供することとなった。台湾で13日開かれた「台湾・沖縄フォーラム」に出席した同社幹部職員の話では、サービスの実施エリアは当面、日本人観光客にも人気のグルメスポット、台北市・永康街周辺に限るが、将来的には工業団地の「南港ソフトウェアパーク」や台北101ビルを中心としたビジネスエリアにも拡大する予定。
台湾女性歌手の北京ライブが取り止めに “国旗”で論争
台湾の女性歌手、張懸がイギリスのコンサートで中華民国の国旗を持って紹介したことをめぐり、インターネット上で論争が起きた騒ぎで、張のマネージャーは14日、12月30日に北京で行う予定だったコンサートが予定通り開催できなくなったと発表、「舞台の質、観客の持つ観賞の権利と安全をふまえた上で、主催者とも話し合った結果」中止となったと経緯をつづっている。
偽造食用油、卸が返品も大統に資金なし
食用油偽造事件で大統食品が消費者からの返品を受け付けているが、実際に受け付けているのは取扱っていた卸業者。卸業者の倉庫には返品された食用油で満杯だが、返金資金3000万元の支払いが滞っている。現在、卸業者100社が集団で裁判所に仮処分申請した。ある業者は「董事長が保釈された時には5時間内に1200万元を用意したが、我々に支払う金はないという。支払う誠意がないようだ」と怒っている。
盗聴アプリにご注意!
警察は12日、秘密妨害容疑でかつて保険業に従事していた男(37歳)を高雄で逮捕した。男は昨年、中国から携帯電話の盗聴アプリを購入し、興信所を開いた。そして「浮気調査で実際行動を」との広告を出した。盗聴アプリを携帯電話に仕掛けられると通話はもちろん、アドレスやフェースブックのパスワードも盗み取られる。LINEのアップグレード版も覗ける。携帯電話を他人に貸すなどは止めたほうがよさそう。電池の消耗が異常に早いときも要注意。
漁獲量20キロ以上の日も、台湾のシラスウナギ漁が好調
今月1日、台湾でウナギの稚魚(シラスウナギ)の漁が解禁を迎え、ここ数年の不漁と比べて好調な滑り出しをみせた。北部の宜蘭県では7日、今シーズンの台湾で最高の20キロという漁獲量を記録している。中国鰻魚網が伝えた。
統計によると、今シーズンのここまでの漁獲量は前年同期の4倍以上となっている。8日までに出漁したのは大部分が宜蘭県の漁船だが、屏東県からの船はまだ漁獲に加わっていないため、業界内では今後の状況に期待を寄せている。
一番好きな旅先は日本!高雄−成田間の直行便増える
「最も旅行したい国は?」と聞かれると、台湾の多くの人は「日本」と答えるとのこと。円安効果も敏感に受け取り、日本へ行く人々が増えている。
台湾・中央社(CNA)は「日本旅行が例年以上に大人気」と伝え、台湾の航空会社・長栄(エバー)航空の12月11日、南部都市・高雄から東京・成田空港向けの直行便就航のニュースを発表。「全日空との共同運航で、使用機材は最新機種A321で184席。ビジネスクラス8席とエコノミー176席を設置した」など、詳細を報道した。日本航空、チャイナエアラインにエバー航空が加わり、3社が路線を持つことになる。台湾交通部の調べによると、今年1月から9月までの統計で台湾から日本への旅行者は昨年比54%増となり、高雄線が増えるにあたってますます伸びそうだ。
中央社は「エバー航空が打ち出した高雄〜成田就航記念の旅行プランは、2泊3日の個人旅行で13400台湾ドル(約45000円)から販売中」と、紹介。「60日前までの早期航空券予約は、9000台湾ドル(約3万円)を切る」ことも伝え、「お得な旅行プランが多数ある」とした。
エバー航空の参入によって旅行費用が安くなるのは、旅客にとって良い知らせ。台湾最大の港を持ち、貿易や工業が盛んな高雄市。ビジネスマンの行き来が多かっただろうが、東京を結ぶ直行便が増えることで、観光客の訪問も期待されそうだ。大きな夜市や整備されたショッピングモール、公園や大型スポーツ施設など、観光客が喜ぶスポットが目立ってきた高雄市。飛行機が増便で、観光名所の開発も進みそうだ。
<野球>日本チームの横断幕に台湾人が感動=「永遠に友達だ」「ファンも素晴らしい」
14日、先日、台湾・台北で行われた野球の日本代表と台湾代表の試合で、日本代表チームが台湾の人々へ向けて東日本大震災への支援に感謝を表す横断幕を掲げた。台湾のネット上にも多数のコメントが寄せられている。
2013年11月14日、先日、台湾・台北で行われた野球の日本代表と台湾代表の試合で、日本代表チームが台湾の人々へ向けて東日本大震災への支援に感謝を表す横断幕を掲げた。
10日の試合後、日本代表チームは中国語で「東日本大震災の時の援助を、日本は永遠に忘れません。私たちは心から台湾人民に感謝しています」と書かれた横断幕を掲げ、感謝を表した。スタンドからは惜しみない拍手が送られたという。
台湾中央社は10日夜にこのニュースを報道し、台湾のネットユーザーからは大きな反響が寄せられた。以下はその一部。
「このようなライバルは本当に尊敬に値する」
「“受けた恩は石に刻め”というが、日本は本当に長い間覚えているね」
「日本は、野球の試合でたびたび台湾に感謝を示してくれている。日本に全敗しても、毎回不正を企む韓国の試合を見るよりよっぽど気分がいい」
「日本に募金したら感謝してくれる。中国本土に募金したら脅されて国旗を取り上げられる」
「3.11からもうすぐ3年なのに、日本はいまだに感謝を忘れない。四川大地震の時に多額の義援金を送ったのに誰一人感謝しないばかりか、誰が募金していないか調べる中国人とはやはり違う」
「自国での試合、しかも国際試合でもないのに自分を『チャイニーズタイペイ』と呼ばなければならないなんて悲しい。日本ですら『台湾』と書いてくれたのに」
「私はまだ学生だけれど、学校に講演に来る日本の学者たちはみな台湾の震災支援への感謝を口にして、深々とお辞儀をする。人は困難にぶつかったとき、互いに助け合わなきゃ」
「球場で正々堂々戦って、試合後は友達。どんなに素晴らしいことだろう」
「試合も素晴らしかったが、ファンはもっと素晴らしかった。『日台友好』のスローガンを掲げる日本のファン。日本の選手たちが掲げた横断幕に拍手で応える台湾のファン。この試合の意義を深めてくれた」
「台湾頑張れ!日本頑張れ!私たちは永遠に友達だ」
政府、6年600億元で総合治水事業を推進
行政院が「流域総合治水特別条例草案」を承認し、6年間に台湾元600億元(日本円約2025億円)を投じて、治水事業を継続する方針を固めた。政府はこれまで8年間で、浸水リスクエリアの治水プロジェクトとして、台湾元1160億元(日本円約3915億円)の予算を執行してきたが、今年で終了する。
治水事業を今後も継続していくため、経済部は「流域総合治水特別条例草案」をまとめ、行政院は14日の閣議でこれを承認した。立法院の審議に送られる。
経済部の杜紫軍・次長によると、同草案は従来の浸水リスクのある場所に特定していたやり方と若干異なり、農業生産や水産物の養殖業、橋梁の改善なども含むもの。杜・経済部次長は、都市は開発によって地面での水の吸収力が落ちているので、新たな条例では都市部の排水機能も重点にしていると説明した。
中国企業の管理強化、市場独占なら認可撤回[経済]
経済部は14日、中国資本の企業に対する管理強化を盛り込んだ「大陸地区人民来台投資許可弁法」の改正法を公布、施行した。中国系企業による市場独占や寡占が発生した場合、その企業の投資認可を取り消せるようにするなどの厳しい内容だ。
同日付工商時報などが伝えた。独占または寡占の判断は行政院公平交易委員会(公平会)が行い、投資認可の取り消しは経済部投資審議委員会(投審会)が決定する。経済部関係者は「中台サービス貿易協定の調印で動揺する世論を安心させたい」と述べ、台湾の政治や社会、文化に対する安全保障を強化することで、急速に進む中国との経済緊密化とのバランスを取る狙いを説明した。
改正法ではまた、中国系企業による持ち株移転に対する規制も強化。安全保障や公共利益に反すると経済部が判断すれば、中国系企業の持分譲渡を差し止めることができるとした。
このほか▽台湾に初めて進出する中国企業の登記手続きは弁護士や会計士に委託するよう義務付ける▽中国資本が出資する全ての企業に対し投審会がいつでも財務諸表や会社資料の提出を要求できるようにする(従来は中国資本が3割以上の企業だけが対象)▽資本金3,000万台湾元(約1億円)以上の中国系企業に財務諸表の定期提出を義務付ける(従来は資本金8,000万元以上の企業が対象)――などの内容となっている。
美白化粧品トラブルの補償問題、「対応が日本と台湾では大違い」
日本の化粧品大手、カネボウの製品による皮膚トラブルの補償問題で、台湾ではその代理店の対応が消極的で日本に遥かに及ばないと被害者らから不満の声が上がっている。
美白成分「ロドデノール」配合の化粧品を使用し、肌が白くまだらになるというトラブルに見舞われた被害者らはカネボウの台湾代理店、「東方美」の対応に誠意がみられず日本企業側の賠償の姿勢に遥かに及ばないと指摘、新北市の消費者窓口によると、台湾の被害者6人は代理店側とこれまでに3回話し合いを行ったが納得する結論は得られなかったとしており、この19日に再度協議が行われるという。
取材に対してある弁護士は、外国製品は通常代理店が賠償責任を負わなければならないが、「東方美」は返品や交換は行うが返金は拒否しており、消費者の権利をないがしろにしていると指摘する。
消費者のAさんは化粧品に問題があるとは知らず皮膚に異常が現れても我慢しながら長期間使用、結局治療に専念するため仕事を辞めた。また、長年カネボウ化粧品を愛用してきたというBさんは治療を受けながらも問題の製品をそれと知らずに使用し続け、赤くただれた顔をマスクで隠しながら仕事を続けてきたという。
地元では新北市の女性議員がメディアの求めに応じてカネボウ代理店の顧問弁護士に電話をかけ、製品回収と返金、被害者に対する治療の支援、医療費や交通費、精神的苦痛や通院による収入減少分に対する補償を日本企業と同様の方法で行うよう求めた。これに対しこの弁護士は被害者らと連絡を取り始めているとし、賠償額はおそらく引き上げられることになり、19日の話し合いを冷静に進めて合意が得られるようにしたいと述べた。
NHK、“ありがとうの交流イベント”台湾で開催 震災支援で
2011年に起きた東日本大震災に対する台湾からの支援に感謝しようと、「第27回国際交流祭in台北」が16〜17日に台北市内の華山1914クリエイティブパーク(文創園区)で開催される。
相互理解と友好親善を目的に同催しはNHKによって1986年から各国で行われてきたが、27回目となる今年は台湾での開催となった。日本からは27団体約180人が参加、手工芸や書道、絵画などの作品展示や実演、合唱や着物のファッションショーなどの舞台公演が行われる。また、台湾からも6団体約100名による太極拳や賛美歌合唱、太鼓、ダンスが披露されるなど日台文化の魅力を一度に味わえる。
主催側は「感謝と友情。ともに学び、歌い、踊り、ともに笑う!」をキャッチフレーズに、来場者に新時代を迎える台湾と日本の交流を楽しんでほしいと希望している。
「マー君、低迷続くアジアSを救った」
プロ野球のアジアシリーズはきょう台中で開幕したが、台湾でも高い人気を見せている楽天の田中将大投手が注目度の低下などにあえぐ大会を救ったと15日付けの中国時報が伝えた。
同紙は今回で7回目となるアジアシリーズについて観客の減少や冠スポンサーの撤退、出場チームの主力欠場などを挙げ、近年の大会の“凋落”ぶりを指摘、また、台湾プロ野球のベテラン選手の証言として、「(迫力に欠けるアジアシリーズは)創設当初の精神を失い、エキシビジョンになりつつある」と警鐘を鳴らした。
13日台北松山空港に到着すると50人ほどのカメラマンに囲まれるなど台湾でも注目度抜群の田中については、「イベントに活気をもたらした」と評価、今回の“マー君フィーバー”をきっかけに各国が真剣勝負の心を取り戻し、大会を最強メンバーの出そろう高レベルのものにするよう強く期待した。
2年ぶりの台湾開催となった今回のアジアシリーズには台湾、日本、韓国、オーストラリア、イタリアから過去最多の6チームが出場、楽天は大会初日の15日、台湾シリーズ準優勝の義大ライノズと対戦する。元阪急(現オリックス)のダラス・ウィリアムズ義大監督は14日、「選手らの故郷、台湾で勝利を祝う準備ができている」とその意気込みを語った。
台湾最南端で温泉祭り、日本皇室ゆかりの浴場一般公開も
台湾では冬の楽しみとして温泉が挙げられるが、最南端の温泉地、屏東県の四重渓温泉(=写真)では16日から2カ月間にわたって観光温泉祭りが開催され、戦前、高松宮夫妻がハネムーンで訪れたという浴室の一般参観も可能だ。
四重渓温泉は日本統治時代に北投、陽明山、関子嶺温泉と共に台湾四名泉の1つに数えられ、無色透明・無味無臭のアルカリ性炭酸泉で関節炎や神経痛などによいといわれる。
初日の開幕セレモニーでは20団体からの400人余りがパレードを行い会場を盛り上げるほか、マーチングバンドや詩の朗唱と結びつけた陣太鼓、原住民の子供達による舞踊などのパフォーマンスが披露される。また温泉上がりには盲人マッサージ師による施術も楽しめるなど来場者はより効果的に疲れを癒し心身のリフレッシュができそうだ。
イベントは来年1月20日まで続き、期間中、現地の「清泉日式温泉館」では昭和天皇の弟、高松宮宣仁親王が新婚旅行で堪能したといわれている浴室の特別開放が行われる。
モネ特別展開催 蓮と太鼓橋でフランスの庭園再現
印象派の画家、クロード・モネの展覧会、「印象・経典(古典) ―モネ特別展」がきょうから台北市内の国立歴史博物館で開催されている。隣接する植物園の池にはモネの愛した蓮の花が11月としては珍しく満開となっている。
台湾では印象派の展覧会がこれまでにも度々開かれているが、今回はパリ・マルモッタン美術館所蔵のモネの絵画55点が展示される。日常の風景や人物を題材に明るく喜びにあふれた印象派の作品は台湾でも広く愛されており、特別展では「友人と肖像画」、「諷刺漫画」、「光と影の詩」、「モネの花園」、「永遠のモネ」の5テーマに分けてモネの芸術とその一生について光を当てる。
花をこよなく愛し東洋びいきでもあったモネは、晩年は自宅に庭園を作り日本風の橋をかけ、亡くなるまでスイレンを描き続けた。今回、展示会場の外に設けた和風の橋と池の蓮の花で、モネが晩年目にしていた風景が台湾の都会の一角に再現されている。
「印象・経典 ―モネ特別展」は11月14日から2014年2月16日まで歴史博物館(台北市中正区)にて。
元日本軍兵士の台湾男性、インドネシア独立の英雄に
第二次世界大戦中に日本軍兵士として活躍し、戦後はインドネシア独立のためオランダと戦った台湾の男性が先月亡くなり、このほど同地の英雄墓地に埋葬された。生前は酒井充子監督のドキュメンタリー映画「台湾アイデンティティー」に出演していた。
この男性は日本統治時代の1922年に台南で生まれた宮原永治さんで、本名は李柏青。太平洋戦争の勃発後に志願して日本軍に入隊、フィリピンやミャンマーなどへ転戦した。終戦後は連合軍に投降せず、約900人の戦友とともに当時オランダ領だったインドネシアのゲリラ部隊に参加し宗主国と戦った。独立してからもおよそ300人の仲間と同地に留まり、2005年には建国60周年記念式典で同国のユドヨノ大統領から建国の英雄勲章を授与された。外国人として初めての受賞だった。
生前のインタビューで宮原さんは1974年に一度台湾へ戻ったが、白色テロ全盛の時代もあり、ミャンマーでは国民党軍と一戦を交えたことから身の危険を感じ、両親と顔を合わせたあと、インドネシアにとんぼ返りしたと語っている。その後日系人コミュニティーの活動に積極的に参加、日本語を教えるなどし、インドネシアの女性と結婚してから地元国籍を取得、3人の子宝にも恵まれたが、10月16日、ジャカルタの病院で91歳で亡くなった。
宮原さんはインドネシア独立と建国に貢献したとして国軍の英雄墓地に埋葬された。これは同国政府の最高の敬意を表すものとされる栄誉で、27歳になる宮原さんの孫は「生前から独立戦争の話を聞かされた。祖父も参加したことを誇りに思っていた」と語った。