中国の習近平シージンピン国家主席が9月後半に訪米するのを前に、2016年米大統領選の共和党指名候補争いで、対中政策が焦点の一つに浮上している。
28日には、スコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事(47)とマルコ・ルビオ上院議員(44)が、習氏の国賓としての訪問に疑問を呈するなど、オバマ政権よりも強硬な対中姿勢を打ち出した。
「オバマ大統領は、中国の国賓訪問を取り消すべきだ。国賓訪問は、特別な友人と同盟国のためのものだ」
ウォーカー氏は、米政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティックス」への「我々の中国政策は強さに基づかなければならない」と題した寄稿で、こう訴えた。「中国への(国賓という)特別待遇は、オバマ大統領とヒラリー・クリントン前国務長官の長年の外交による最悪の事態だ」と批判した。