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世界初のブロック型無線センサーを開発:台湾

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無印良品とアフタヌーンティー、前年比1割増収


統一グループ傘下の台湾無印良品とアフタヌーンティーの今年1月〜10月の売上高は、台湾経済全体の低迷にもかかわらず8〜10%の成長となった。アフタヌーンティーでは喫茶から食事向け店舗への改装とテイクアウトの導入により利用客が増加。一方、無印良品は台湾に29店舗あり、客単価の上昇により業績は8%増。今年オープンの桃園・中レキ大江店も予想以上に好調だ。来年はさらに2店舗開店を予定している。

ユニリーバ、新竹工場の生産力拡張

世界的な消費財メーカー、ユニリーバは21日、新竹工場の増産開始セレモニーを行った。スープの「クノール」や紅茶の「リプトン」ブランドなどの生産ラインを拡張し、生産能力は従来から倍増の年間1万5000トンとなった。同社では研究開発部門と品質管理部門が緊密に連携し、現地の法律のみならず、同社独自の国際的製造基準も満たす商品を提供していくという。

体感型4Dシアターで日本企業と契約

ブロージェント・テクノロジー(智イ科技)は21日、日本の企業と共同開発した体感型4Dシアター「i-Ride」に関する契約を結んだと発表した。仮に40人乗りの装置の導入が行われた場合、1億5000万台湾元規模の増収になるとみられる(イ=山かんむりに威)。ブロージェントは台湾唯一の体感型4Dシアター設備を擁する会社。「i-Ride」は風、音、光、水などの特殊効果に、上下、左右、前後などに動く座席を組み合わせたシアターシステム。

台湾人貯蓄事情、62%が「老後のため」

マスターカードが今年3月〜4月に世界27カ国・地域の消費者に対し、金銭管理に関する「消費者購買傾向調査」を実施。これによると、台湾は62%の人が貯蓄の目的を「退職後のため」と回答、昨年の51%から大幅に増加した。また、今後半年間の収入のうち26%を貯蓄に回すとした。中国の29%より低いものの、香港の23%より高かった。

退職公務員らの子供に補助金18億元

2014年度の国家予算に、退職した公務員や教員、軍人の子供の教育費補助として18億台湾元が計上されていることが分かった。今年度より1億元増えている。人事行政総処によると、募兵が困難なためと出産奨励のため増額したという。今年度は、教育費補助は11万人が17億元を受け取った。公務員には退職金が支払われており、野党の立法委員は「錦上に花添えるもの」と批判している。

乳製品などに禁止薬物報道=食品安全問題

台湾の週刊誌が、市販されている乳製品などの6割に食品への使用が禁止されている薬物が残留していたとの記事を掲載した。これに対し、行政院農業委員会は21日、サンプルが間に合わなかった2商品を除く7商品における抗生物質48種類と鎮痛剤1種類などの一次検査の結果を公表した。対象となった全商品で検出されず、可塑剤についても基準である1ppmを下回ったとした。

高座会彰化分会、最後の同窓会

日本統治時代に神奈川県高座郡など日本各地の海軍工場で少年工として働いていた「台湾高座会」彰化分会のメンバーが集まって20日、“最後の同窓会”を開き、同会の活動に終止符が打たれることになった。太平洋戦争末期の1943(昭和18)年、8000人余りの台湾の少年が日本の“内地”に渡り、各地で戦闘機の生産に従事した。今年はこの台湾少年工の派遣からちょうど70年目にあたる。メンバーの高齢化が進むなか、彰化県出身の23人が集まり“最後の同窓会”が開かれた。

台中市議の「イイね」で波紋、海外出張報告書に

段緯宇・台中市議が海外出張報告書で、今年8月に四国を訪れた後、視察の感想を台湾語のスラングで「妖受讃」(メッチャよかったよ)の3文字ですませたり、9月に中国・成都を訪問した後は「衣食住全てが我々と違い、大便するにもいちいち穴の上でしゃがむ」などコメント欄に杜撰で不適切な言葉をつづった。このため、インターネット上を中心に謝罪を求める声が高まり、渦中の市議は過ちを認めて陳謝した。

浩鼎と馬偕医院、がんワクチンの治験で協力[医薬]

新薬開発の台湾浩鼎生技(OBIファーマ)と馬偕紀念医院は20日、浩鼎が開発したがんワクチンの臨床試験で協力すると発表した。馬偕医院が主導する形で第2相試験を進め、有意な結果が得られれば来年にも浩鼎が引き継いで第3相試験に入る。

21日付工商時報が伝えた。浩鼎の転移性乳がんワクチン「OBI822」の卵巣がんへの応用治療について臨床試験を行う。計画では120人の卵巣がん患者を対象に同ワクチンを投与し、手術や化学療法後の再発率抑制および再発を遅らせる効果を調べる。

浩鼎は米ナスダック上場のオプティマーを親会社に持つバイオベンチャーで、オプティマーは張念慈董事長と政府系研究機関である中央研究院の翁啓恵院長が1998年に米国で設立した。

新竹基地爆撃70周年で米華「飛虎隊」記念特別展開催/台湾・台北

今年は元アメリカ空軍義勇軍のフライング・タイガーズ(飛虎隊)が日本統治下の台湾・新竹飛行場を爆撃して70年目を迎える。これを受けて国軍歴史文物館(台北市)で「飛虎隊」特別展が22日から行われ、当時のP-40戦闘機を再現した展示などが行われている。

国防部は国軍歴史文物館で「飛虎薪伝―華米混合団設立70周年記念特別展」を開催、22日は来賓を招いて抗日戦争(日中戦争、1937〜45年)で中華民国とアメリカの空軍が肩を並べて共に敵国と戦った歴史をしのんだ。

飛虎隊は第二次世界大戦中、中華民国の空軍アドバイザーだったシェンノート中将により結成されたアメリカ義勇軍。当時使われたカーチス社製P-40型戦闘機にサメの口がデザインされており尖った歯が特徴的だったため「飛虎隊」とよばれた。

当時、李学炎・飛虎隊第一大隊隊長が米華混合チームを率いて中国大陸・江西を離陸、1943年11月25日に日本統治下の台湾で戦略上極めて重要な位置を占めていた新竹飛行場を爆撃し、日本側に大きな損害を与えた。中華民国とアメリカをはじめとする連合軍はその後1944年から終戦直前まで台湾の各都市を次々に爆撃・空襲し日本と戦った。

シェンノート中将夫人は高齢もあり出席できなかったが、国防部は今回、中将の孫娘にあたるネル・キャロウェイさん(=写真)を台湾に招き、また、93歳になる元飛虎隊隊員の退役軍人や元空軍副総司令官らも挨拶に立った。

展示会場にはかつて米華混合チームに所属し日本軍と戦ったP-40N戦闘機の復刻版ともいえる操縦攻撃シミュレーターが置かれ、入場者は当時の飛行を擬似体験できる。また、仲間が撃墜した日本のゼロ式戦闘機の窓ガラスで作ったという田景詳・飛虎隊隊員の記念印も展示されている。

軍史館では貴重な資料や映像などを通して「華米混合団」の沿革を紹介、抗日戦争で華・米が共に日本の侵略と戦った輝かしい名誉の歴史を明らかにしたいとしており、永久不滅の飛虎隊とその不朽の精神、中華民国とアメリカの固い友情を強調した。

台湾、世界初のブロック型無線センサーを開発

自動ドアやリモコンなどに使われるセンサーは今や日常生活の中で不可欠な存在だが、国家実験研究院(NARL、台北市)は21日、世界でも初めての「無線センサーブロック」を発表した。それぞれ個別の機能を担うブロックを積み木のように組み合わせるだけで様々な用途に使えるというもので、未来のスマートライフは更に便利で快適なものになりそうだ。

国研院チップセンターは1年余りの研究期間を経て、場所をとらず多用途で設置・取り外しが簡単、携帯に便利などの特長のあるブロック型無線センサーを開発したと発表した。早ければ来年上半期に販売が開始される予定で価格は1セット5000台湾元(約1万7000円)。ユーザーには組み立て用開発プラットフォームが提供される。

このブロック型センサーは複数の機能を持つ縦横約4センチのブロックを組み合わせたり差し替えたりしてセンサーに様々な機能を持たせることができる。例えば、電池、計算、通信、検知のブロックを組み合わせればアルコール検出器に早変わり。ブロックに向かって息を吹きかけるとアプリを通してスマートフォンの画面上に数値が表示される。また、最近はこういったモジュールを自動車に取り付けることで運転者の息から規準を超えたアルコールが検知されるとエンジンを発動できなくする飲酒運転防止システムが開発されているが、今回発表された装置の応用について、すでに自動車部品メーカーからも問い合わせが来ているという。

現在、世界中には約500〜600億個のセンサーが出回っているが2020年には2000億個にまで成長するといわれる。チップセンターではセンサーがこれまで以上に普及し更に多くの装置に組み込まれれば商機は拡大しコストも下がるとみており、知識や情報と結びつくことで将来は新たな産業価値を生み出していくことになると指摘している。

台湾の食品安全問題 乳製品などに禁止薬物報道も一次検査は合格

台湾の週刊誌が、市販されている6割の乳製品などに食品への使用が禁止されている薬物が残留していたとの記事を掲載した問題で、当局はきょう、対象商品に対して実施した第1次検査の結果を公表、7品目が基準に合格した。

週刊誌「商業週刊」は最新号の中で、代謝物を使用した独自の検査結果として、統一や味全、光泉などの大手食品メーカーが販売している乳製品など9品目のうち、半数以上に抗生物質、エストロゲン、抗うつ剤、抑制剤、可塑剤など、病気になった乳牛の治療時に投与された薬物が残留している可能性があるとする記事を掲載。

これにともない味全は20日、抗生物質は使用していないとした上で、製品の定期検査を行い、合格したものだけを販売していると表明。統一も国の法律に従って検査を行っていると強調、結果も全て政府の規定範囲内だと説明。また、行政院農業委員会も2011年から今年10月までに全1356点を抜き取り調査したが、不合格は1点のみで、そのほかの商品からは違法薬物は検出されなかったと報告したが、週刊誌報道を受け引き続き調査をするとしていた。

農業委員会は21日、サンプルが間に合わなかった2商品を除く7商品における抗生物質48種類と鎮痛剤1種類などの一次検査の結果を公表、対象となった全商品で検出されず、可塑剤についても基準である1ppmを下回ったとした。

しかし、畜牧処は週刊誌報道が根拠とする代謝物からの検出だけでは、どの薬物のものなのか特定できないため、環境要因なのか本当に薬物投与が原因なのかわからないとし、短時間では可能性があるとされる薬物の検査を一つひとつ実施するのは不可能として、「今言えるのは、検査の結果に問題がなければ、その検査対象の薬物は使用されていないということだ」との見解を発表した。

一方で、衛生福利部食品薬物管理署はエストロゲンなど300種類の結果は早くても25日の公表になるとしたほか、代謝物や通常検査が行われない項目については1週間程度の時間が必要としている。

台湾で創造産業の博覧会 台湾の文化的要素が大集結

台北市内で21日からクリエイティブ産業の見本市、「台湾国際文化創意産業博覧会」(文博会)が開催され、開幕式に出席した龍応台・文化部長(文化相)が「展示されているのはただの商品でなく、デザイン性の高い郷土愛の結晶だ」としてイベントをアピールした。

文博会は文化部が主催するもので、4回目を迎えた今年は「工芸デザイン」がテーマ。台湾、日本、韓国をはじめ世界19カ国・地域から564社・団体の1035ブースが出展している。

南港展覧館(台北市南港区)内の会場には、家具・インテリアや生活用品、文房具・ギフトなど計8つの展示エリアが設けられ、今回“初登場”となった「巷弄(横丁)創作」エリアには、2009年の台風被害で家を失くした屏東県の原住民が復興への願いを込めて作った工芸品など、台湾各地のユニークな手作りの品々が多く集まり、来場者は草の根レベルでの芸術活動の成果を自分の目で確かめ、庶民生活に隠れる身近なアートを楽しむことができる。

開催期間は24日までで、入場無料。

台湾・台中市議、日本四国の出張報告書に「イイね」で波紋

台中市議会議員が海外視察後に提出したレポートの内容をめぐり波紋が広がっている。報告書のコメント欄に杜撰で不適切な言葉がつづられていたためで、インターネット上を中心に謝罪を求める声が高まり、渦中の市議はきょう過ちを認めるとして陳謝した。

問題となっているのは台湾野党・親民党の段緯宇市議の出張報告書で、今年8月に日本の四国を訪れた後、視察の感想を台湾語のスラングで「妖受讃」(メッチャよかったよ)の3文字ですませたり、9月の中国大陸・成都を訪問した後は「衣食住全てが我々と違い、大便するにもいちいち穴の上でしゃがむ」などと書いていたことが明るみになった。

この事態を受けインターネットの交流サイトには「台中市民への謝罪を求める」としたコミュニティーページが出現、問題を報じる関連ニュースとともに段市議の学歴や経歴が公開され、公費を使って出国しておきながら、あまりにも“テキトー”なこの報告書に、市議は反省すべきだと指摘の声が上がった。

段市議は21日になって自分の行いで迷惑をかけ申し訳ないと陳謝したものの、一方で立法委員(国会議員)は公費で海外視察などをしても報告書提出の義務がなくおかしいと新たな問題を提起した。

台中市議会広報室の話によると、内政部は地方議会に対し経費申請書類以外に議員の報告書提出も要請しているが、これには強制力はないという。しかし、段氏の場合、出張報告書の不適切さを指摘しても、逆に制度に対する不満を訴えたため報告書の公開に踏み切ったと説明している。






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