2015年9月9日、過激派組織「イスラム国(IS)」の機関誌の電子版に、ノルウェー人と中国人の人質とされる男性2人の写真が掲載された。10日付で環球時報(電子版)が伝えた
ISの機関誌・ダビク最新号の最終ページに掲載された写真には、黄色い囚人服を着た2人の男性の姿が写っていた。さらに、「ノルウェー人捕虜売り出し中」「中国人捕虜売り出し中」の言葉とともに、2人の職業や出生地、生年月日、自宅の住所を掲載。連絡先としてイラク国内の電話番号が書かれている。これらの情報によると、ノルウェー男性はオスロ出身の48歳。中国人男性は北京出身の50歳。
ノルウェーのソルベルグ首相は、この男性が今年1月下旬に過激組織に拉致されたことを認めたが、身代金の要求には応じないと明言している。この報道に対し、中国のネットユーザーは「テロリストの要求は断固として拒否すべし」「金を支払えば、さらに多くの中国人が拉致されることになる」「ミサイル攻撃でテロリストをせん滅せよ!」といったコメントを寄せている。