腸閉塞で療養していた落語家の桂歌丸(79)が13日、日本テレビ系「笑点」に復帰。一部で同番組の司会の降板報道があったことから、「あと50年は自分で司会をやるつもりですので、よろしくお願いします」と話し、笑わせた。
いつものように、客席中央に陣取った歌丸は、背筋を伸ばし、腹の底から声を出し「腸閉塞という病気で2カ月間、入院させられました。全快とまではいかないんですが、九分九厘は良くなりました」と復帰のあいさつ。「あと50年は自分で司会をやるつもりですので…」と宣言した。
歌丸は6月1日に床ずれにあたる「背部じょくそう」の手術のため入院。同9日に一時退院したが、その後、食事を取れず、再検査。腸閉塞と診断され、7月11日まで再入院していた。この日の収録は8月8日に行われた。「笑点」への参加は5月30日以来だった。
入院時は34キロまで体重が落ち、収録時で40キロまで回復したというが、顔はげっそりとやせた様子。それでも元気に、冒頭では「アタクシの復帰が嬉しくて昨日から泣きっぱなしの皆さんです」と大喜利メンバーを紹介。「長いこと皆さん方にはご迷惑を迷惑かけました。よろしくどうぞ。きょうはね、座布団10枚なんてしみったれたことを言いません。一番座布団が多かった人にね、アタクシが病院で使っていた(尿を入れる)しびんを差し上げます」と話し、笑いをとっていた。