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板野友美、初訪問:台湾

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馬・総統、南シナ海防空識別圏設定見合わせを呼びかけ

馬英九・総統は5日、日本の毎日新聞のインタビューに応じ、総統府は6日、この内容を発表した。中国大陸が東シナ海に防空識別圏を設定したことについて、馬・総統は、台湾海峡両岸関係の発展に無益であり、すでに中華民国の厳正な立場を、適切なルートを通じて中国大陸側に伝えていると重ねて述べた。馬・総統はその上で、南シナ海での防空識別圏設定は見合わせるよう求めていく考えを示した。

また、中国大陸へのフライトプラン提出問題について、馬・総統は、最大の考慮は民間航空機の安全だとしている。馬・総統によると、台湾の上空には14本の国際飛行コースがあり、『台北飛行情報区』を経過する航空会社が中国大陸側へのフライトプラン提出を希望し、必要ならば、台湾がそれを代行するという。現在は、アメリカ政府がアメリカの航空会社に同様の提言を行っているとのことで、馬・総統は、これらはいずれも飛行の安全のためだと説明した。

また、台湾の防空識別圏と日本のそれが重複していることについて馬・総統は、およそ60海里の範囲だとした上で、台湾から中国大陸の大連や青島(チンタオ)に向かう航空機はここを通るので、日本側にフライトプランを提出しており、これは従来から実施している作業だと話した。

馬・総統はそして、中国大陸の東シナ海防空識別圏設定について、中華民国は主権を守り、国軍の演習や訓練は影響を受けないこと、そして、防空識別圏が重なる関係各方面は二者間対話で問題を解決するよう希望する立場を説明した。

マンデラ氏死去、馬・総統:人権精神消えず

南アフリカのマンデラ元大統領が死去したことについて、馬英九・総統が人権を尊ぶ精神は永遠に残ると述べている。南アフリカのマンデラ元大統領は現地時間の5日夜に死去。馬・総統は6日、自身のフェイスブックで追悼文を発表、また、午前に総統府でナウルのワガ大統領と会見した際にもマンデラ元大統領への哀悼の意を表した。

馬・総統は、マンデラ元大統領は生前、南アフリカの人々のための自由、民主、人権、法治を求め、人種差別のアパルトヘイト政策の廃止のために27年間牢獄生活を送ったと説明、12月10日の世界人権デー直前にこの知らせを受けて、とりわけ残念で悲しく感じると述べた。

馬・総統は、「人権の闘士は去ったが、その人権の精神は永遠に残る。我々はこの南アフリカの人権闘士を永遠に忘れない」と述べている。

馬・総統は、マンデラ氏が1993年に台湾を訪問した際、政府が『特殊大綬景星勲章』を授与して、人権擁護への貢献をたたえたことに言及、当時、マンデラ氏は台湾の人権擁護と社会正義の追求を大いに評価し、中華民国建国の父、孫文・博士の、三民主義を人類が自由を求め、民主の理想を目指す根拠になるとたたえたと紹介した。

台湾、フィリピン台風への支援が10億円超

中華民国台湾のフィリピンに対する人道支援が、台湾元3億元を超えた。外交部は5日、11月に台風30号によって甚大な被害を受けたフィリピンの被災地に対する、中華民国各界による人道支援の状況を発表した。

それによると、今月5日までで、政府と民間団体および各界が今回の台風被災地のために提供した義援金と救援物資は、台湾元3億585万元、日本円にして、およそ10億5540万円に相当するという。

外交部は、政府の関連部会と民間団体は、今回の救援活動で十分協力し、最短時間でフィリピンの被災地に対する人道的な支援を行うことができ、台湾の人々の、人の苦しみはわが苦しみとする精神、ならびに台湾が人道支援の提供者であることを示したと評価した。

今回の救援物資は、国軍がC-130輸送機のべ18機、また、海軍の揚陸鑑『中和号』が輸送した。なお、『中和号』は5日に、台湾南部・高雄の左営軍港に帰港しており、第一段階の救援活動はこれにより終了する。

行政院、中共の武力侵攻に警戒心を呼びかけ

行政院の江宜樺・院長が、中共は武力での台湾侵攻をあきらめていないとして、危機意識を保つようにと訴えた。江・行政院長は6日午前、行政院動員会議2013年会議に出席、政府各部会の動員計画を聴取した。動員計画とは、有事や災害の際に国民を広く動員する計画だ。江・行政院長は、動員計画は複雑だが、動員体制に関する各政府機関、団体の協力の下、訓練や人員調査、編成と管理、運用、防災などで良好な成果を挙げていると評価、政府が動員計画を通して国家と国民の安全を守るという施政目標を示していると説明した。

江・行政院長は、今年幾度か起きた豪雨や台風災害によって、若干の損失は出たものの、防災は災害救助に勝り、災害の恐れのある場所から避難することは防災に勝るとの原則などを確立したことで、犠牲者ゼロの目標を達成したと喜んだ。

江・行政院長は、これら防災や救助活動での国軍兵士の働きをたたえる一方、台湾海峡両岸の関係は改善されてはいるものの、中共の、武力による台湾侵攻の企ては今も存在すると指摘、加えて最近は周辺の国々の海域や空域の問題でも緊張が高まりつつあるとして、危機意識と敵情への警戒を常に保っていく必要性を訴えた。

五月天、日本東京でジョン・レノのイマジンを熱唱

台湾を代表するロックバンド、五月天(メイデイ)の5人が5日、日本の東京・六本木で、故ジョン・レノンさんの妻、オノ・ヨーコさんと、チャリティー活動に参加した。ビートルズを崇拝するメイデイはこの日、ジョン・レノンさんのイマジンを熱唱、オノ・ヨーコさんは笑顔と拍手でメイデイのパフォーマンスをたたえた。

メイデイのボーカル、アシンは、オノ・ヨーコさんの前で歌うことに大変緊張したと話し、ベーシストのマサは、オノ・ヨーコさんが手をたたいてくれるのを見て鳥肌が立ったと話した。ちょうど5日に38歳の誕生日を迎えたアシンは、最も忘れられないバースデープレゼントになったと喜んだ。メイデイはこの日、ノアの箱舟ツアーで使用したステージ衣装をチャリティーオークションに出品、3万5000米ドルの値がつき、収入は経済的に恵まれない子供たちのために使われることになった。

文化創意産業への金融支援案、行政院が承認[媒体]

行政院は5日、金融監督管理委員会(金管会)提出の「文化クリエーティブ産業金融支援計画」を承認した。専用資金の準備や相談窓口の開設など4政策を通じ、銀行による同産業への貸出額を1,800億台湾元(約6,200億円)から3,600億元に倍増するよう促す。6日付工商時報などが伝えた。


計画によると、金管会が文化クリエーティブ産業振興のため▽金融機関などに対する教育研修の実施▽銀行、保険による専用資金の投入促進▽ベンチャーキャピタル、銀行、保険、証券の業界4団体への相談窓口の開設▽指定金融サービス会社による無形資産の鑑定――の4政策を実施する。

金管会の曽銘宗・主任によると、銀行は文化クリエーティブ産業に対する知識が少なく、融資に後ろ向きだった。このため政策の1つに、金融機関の経営層や与信業務を行う従業員を対象にしたセミナーの開催など、同産業への理解を深めてもらうための教育研修を盛り込んだ。

対象は芸術、メディア、デザイン、デジタルコンテンツなどあらゆる分野を含む。金管会は、銀行の他、保険資金の投入も認める方針。業界団体の中華民国人寿保険商業同業公会によると、文化クリエーティブ産業向けに最大で1兆元の資金を投入する余地がある。

計画を審査する行政院の会合で、龍応台・文化部長は、金管会の支援計画について「文化クリエーティブ産業のエンジェルだ」と称賛。財政と経済を担当する薛キ政務委員(キ=王へんに奇)は「台湾は創造性を商業化、製品化するテクニックに欠けている。銀行に専門のベンチャーキャピタルを設立するよう促すべきだ」と述べた。

経済日報によると、計画発表の記者会見で、メディアの記者から、記録映画「看見台湾」の斉柏林監督が、母親の住宅を担保にして製作資金を調達したが不足したエピソードを例に、文化クリエーティブ産業の資金調達の難しさを指摘される一幕があった。曽・主任委員は「4政策を実施しても、業者全部が融資を受けられる訳ではない。しかし、口先だけの政策ではない。結果を見て欲しい」などと語った。

マンデラ南ア元大統領死去 台湾との断交は「苦渋の決断」

南アフリカ共和国のネルソン・マンデラ元大統領が5日、95歳で死去したことを受け、馬英九総統は6日哀悼の意を示すとともに、中華民国と南アフリカは共に人権重視の国家だと強調した。また、マンデラ政権と同じ1990年代に総統を務め、同氏と親交の厚かった李登輝氏も7日、世の中の不平等に立ち向かった氏の努力は得がたいものだったと述べた。

南アフリカは1991年にアパルトヘイト(人種隔離政策)が撤廃されるまで国際的に孤立していた時代が長く、台湾とは長年友好関係にあった。

1993年7月、マンデラ氏は南アフリカへの支持・支援を求めて台湾を訪れ、中華民国最高栄誉とされる勲章を授与されている。これが最初で最後の台湾訪問となったが、当時の李登輝総統は「人権のため勇敢に戦った自由と民主の闘士」と称賛、翌年、同氏の大統領就任式にも出席している。

1994年から1999年まで大統領を務めたマンデラ氏は台湾と政治・経済・軍事面での協力を推し進めたが、経済成長の停滞にともない、南アフリカ国内では中国大陸との国交樹立を求める声が上がった。この中でマンデラ氏は台湾の援助を受けたアフリカ民族会議が政権の座についた途端、国交を断絶しなければならないような理由はなく「不道徳」であるとしてこれを受け入れなかった。

しかし、内外の圧力には勝てず、1996年11月にマンデラ氏自らが中国大陸との国交樹立を宣言、1998年元日、50年近くにわたる中華民国との外交関係に終止符が打たれた。

台湾コンビニ最大手、ダスキンから永久ライセンス取得

台湾の小売流通大手、統一超商(セブンイレブン)は6日、日本の清掃業界大手、ダスキンと永久ライセンス契約を締結した。統一グループの流通事業にとって永久ライセンスの取得は4つ目となる。

両者は1994年に合弁会社の楽清台湾を設立、出資比率は統一が51%、ダスキンが49%。現在、楽清台湾は4万7000余りの顧客を抱え、清掃用具のレンタル業者として最大規模を誇っており、主な業務は除塵と清掃の2つで、前者は業務量の約8割、後者は約2割を占め、台湾各地に計17カ所の営業拠点を持っている。

楽清台湾は永久ライセンスの契約締結で、今後は双方の強みを活かし、台湾市場に深く根ざした、より良いクリーンサービスの提供をめざしていく方針。

板野友美、初来台 AKBスキャンダルの通訳はお断り

AKB元メンバーの板野友美(=写真)が6日初めて台湾を訪れ、台北市内の松山空港でファン100人余りの歓迎を受けた。同日夜には俳優の三浦春馬も台湾に到着、板野とともに台北市内のファッションイベントに参加する。7日付の中国時報が伝えた。

ジーンズに黒のブーツで現れた板野は駆けつけたファンらに出迎えられ、プレゼントと手紙を受け取った。

今回台湾を初めて訪問した板野は、日本でも活躍している台湾のスター、金城武やビビアン・スーも知らないと言い切る。台湾については「日本と比べて暑く、街に林立するビルが日本に似ている」、「食べ物がおいしいと聞いている」と語った。また、来年2月に自分で作詞したシングルが初リリースされるが、新曲を通して「自分をさらけ出し、弱い部分を克服することで強くなれる」という前向きなメッセージを伝えたいと述べた。

アジア各地で人気のAKB48。だが、最近は同グループ総支配人の脱法ハーブ吸引や女子大生との不倫疑惑が伝えられていた。これについて取材陣が板野の見方を聞こうとしたところ、台湾側スタッフが通訳を拒絶、AKBの恋愛禁止条例についても彼女には答えさせなかった。

台湾ではこのほか、以前、板野との不仲が噂されていた同じく元AKB48で8月卒業の秋元才加が来台しており7日夜に台北市内でファンイベントを行うが、板野は記者団から聞いてこれを知り、驚いていた。

また、6日夜には、ドラマ「ラスト・シンデレラ」が台湾でも話題の三浦春馬も台北入りした。7日午後、板野とともにファッションイベントに顔を出すが、その後はすぐ帰国、わずか22時間の現地滞在となる




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