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台湾先住民ら逆転勝訴 「短絡的、差別」NHKに突きつけた高裁の判断:台湾

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桃園航空城建設、5千億元投資を決定


行政院は10日、「桃園航空城」開発に5000億台湾元を投資すると発表した。この計画は、スマート物流や国際医療サービス、金融サービスなどを推し進め、スマートシティ技術を集積したエアポートシティを形成し、産業構造の転換と発展を目指すもの。経済効果は2兆3000億元以上を見込む。台湾の大手企業70社による「台湾スマート航空城産業連盟」は世界の競合事例などを研究し、2年以内に導入サービスの全体計画を策定する方針だ。

台湾全土でPM2.5濃度高まる、大気汚染が流入

行政院環境保護署の空気品質予報によると、東北季節風が強まった影響で海外から飛来した大気中の有害な浮遊粒子状物質、PM2.5の濃度が台湾全土で高まっており、注意を促している。環保署は11〜12日にかけて台湾各地と離島における大気質指数(PSI)が「普通」から「不良」になり、一部地域では霧がかったような天気になると予報している。

台湾証券取引所、日本企業向けセミナー開催

台湾証券取引所(TWSE)は、元大宝来証券など証券7社とともに11日、東京で日本企業向けの台湾上場セミナーを開催した。エルピーダメモリの上場廃止を受け、TWSEは誘致モデルを変更。台湾企業との合弁で新会社を立ち上げて日本企業の技術を導入し、事業が軌道に乗った後に上場するという形で、すでに数社で実現している。台湾の証券取引市場における日本資本率は1〜2%と低いため、上場制度の緩和を進めて増やしたいとしている。

中信金と中国銀行が提携

金融持ち株会社の中国信託金融控股(中信金)は10日中国銀行(岡山市)と業務提携覚書(MOU)を締結したと発表した。中信金は東京スター銀行の買収計画のほか、地銀との提携による日本金融市場への進出を積極的に進めており、今回のMOU締結は今年8行目となる。今後、両行は双方の拠点を利用し、日本・台湾企業に向け海外進出における融資や金融サービスを行っていく。

高速鉄道・苗栗駅で上棟式

苗栗県に建設中の台湾高速鉄道の駅で10日、上棟式が行われ、出席した欧晋徳会長は工事の進捗率について「先月末時点で22.3%に達した」と明らかにし、2015年6月の竣工に自信を示した。高速鉄道の苗栗駅は今年1月末に着工、15年7月に彰化駅、雲林駅と同時開業する見通し。金属板の日よけや太陽光発電パネルが設置されるエコ建築で、地元に多く住む客家の人々の「質素」、「勤勉」の精神のシンボルとして竹細工をモチーフにしたデザインも採用された。

日本時代の診療所解体危機、有志が保存呼びかけ

日本統治時代の1936年に建設され、売却に伴って解体の危機に瀕している嘉義県の診療所を救おうと、有志によって結成された「日新医院救出聯盟」が各界に対して歴史的建造物の保存を呼びかけている。建物の1階部分は西洋式の診療スペース。2階は台湾式の「三開間」と呼ばれる“門”の字型の外観に和風の居住空間を併せ持つ“和洋台折衷”の建築様式が採用され、独特のたたずまいを今に残している。

台北・圓山坑道を一般公開へ

家族連れでにぎわう台北市立児童育楽センターの地下に、日本軍が作った地下指揮所があるのをご存じだろうか。台北市文化局はここを整理し、古跡または歴史的建造物に指定し、来年10月に一般公開する。「圓山坑道」と呼ばれ、日本時代の末期に作られた。国民政府はここを補強して使用したこともある。入り口は少なくとも4か所。長さは200メートルで部屋も10数室ある。蒋介石がここで指揮を執ったとの言い伝えや黄金が隠されていたなどの逸話が残されている。

「源氏物語」全訳の作家、日本研究功労賞受賞

「源氏物語」など平安文学の中国語翻訳の第一人者として知られる林文月・台湾大学名誉教が第3回日本研究功労賞の受賞者に選出された。10日に日本学士院(東京都台東区)での授賞式に招かれ、記念講演を行った。林氏は1933年上海生まれの80歳。台湾大学で中国文学の修士号を取得した。58年から母校で教鞭を執り、69年には京都大学に留学した。93年の退職まで平安文学が中国の唐代(618〜907年)文学から受けた影響についての考察など、比較文学の研究で実績を積み重ねた。

台湾国防部、尖閣諸島を防空識別圏に含めるよう検討へ


11日、台湾聯合新聞網によると、台湾の立法委員が尖閣諸島を台湾の防空識別圏に含めるべきと主張していることについて、台湾の厳明国防部長は「検討する」と述べた。資料写真。
2013年12月11日、台湾聯合新聞網によると、台湾の立法委員が尖閣諸島(台湾名:釣魚台)を台湾の防空識別圏に含めるべきと主張していることについて、台湾の厳明(イエン・ミン)国防部長は「そのことについて検討する」と述べ「台湾は韓国の手法にならい、まず協議を行う」とした。

米グーグル、台湾データセンターへの投資を6億ドルに拡大

米検索大手グーグルは11日、台湾のデータセンターに対する投資額をこれまでの2倍の6億ドルに拡大することを明らかにした。

同社データセンター部門のバイスプレジデント、ジョー・カバ氏は声明で「アジアのインターネットは驚くべき拡大を見せている。インドのインターネット利用者は1億人から2億人に倍増した。米国では6年を要した。まだネットを利用していない人の大半がアジアにいることから、この拡大ペースはしばらく衰えないだろう」と述べた。

グーグルはこの日、台湾中部にデータセンターをオープンする。シンガポールにも別のデータセンターを開設する予定で、ともにアジア最初のデータセンターとなる。

韓国ネイバー、スマホアプリ「だれ電」を買収[IT]

韓国インターネット検索サービス最大手のネイバーは9日、台湾ITベンチャーの走著ショウ(ゴーゴールック、ショウ=目へんに焦)を買収すると発表した。ゴーゴールックは、スマートフォンの着信フィルタリングアプリ「whoscall」(日本名:だれ電)の開発企業として知られる。

10日付台湾各紙が伝えた。買収額は1,000万〜2,000万米ドル(約10億3,000万〜20億6,000万円)。ネイバーはゴーゴールックの株式50%超を取得するが、経営体制は現状のまま維持するとしている。

だれ電はデータベースを基に着信番号を識別し、迷惑電話かどうかを表示したり自動的に着信を拒否する機能を持つ。ゴーゴールックは昨年発足したばかりの若い企業だが、だれ電が全世界で100万ダウンロードを超えるヒット商品となった。

韓国のネット企業が台湾のITベンチャーを買収するのは今回が初めてという。買収はネイバーのモバイル事業子会社キャンプモバイルを通じて行うが、今後は同じネイバー傘下のウェブサービス大手であるLINEとの間で事業提携が進むことも予想される。

台湾先住民ら逆転勝訴 「短絡的、差別」NHKに突きつけた高裁の判断

「JAPANデビュー」裁判の主な争点と東京高裁判断

 ■「取材協力者の好意 土足で踏みにじる」

 日本の台湾統治を扱ったNHK番組をめぐり、11月28日の東京高裁(須藤典明裁判長)判決は、取材手法や編集の問題点にまで厳しく踏み込んだ。

 NHKが全面勝訴した東京地裁判決の一部を覆し、先住民族の女性の名誉が傷つけられたことを認めてNHKに100万円の支払いを命じた同判決。訴訟の争点と、高裁判断のポイントを整理する。(NHK取材班)

 番組は平成21年4月5日に放送されたNHKスペシャル「シリーズJAPANデビュー」の第1回「アジアの“一等国”」。1910年にロンドンで開かれた日英博覧会で、台湾先住民族のパイワン族が日本によって「人間動物園」として展示され、台湾では現在も日本統治の傷が残る−とした内容だった。

 だが、高裁の判決文は結論部分で「本件番組は日本の台湾統治が台湾の人々に深い傷を残したと放送しているが、本件番組こそ、その配慮のない取材や編集等によって、台湾の人たちや控訴人の心に深い傷を残した」と断じた。

 ◆あまりに短絡的

 賠償を認められたのは、原告団の一人でパイワン族の高許月妹(こうきょげつまい)さん(番組では「高許月」と誤記)。放送で父の写真を見せられた高許さんは日本語で「かなしい」と発言。「生前、父親は博覧会について子供たちに語ることはありませんでした」とのナレーションが流れた後、高許さんがパイワン語で話す映像に「悲しいね。この出来事の重さ語りきれない」との日本語字幕が表示された。

 しかし、高許さんは放送後「突然の父の写真に、自然に涙が流れた」と説明。原告側は高許さんが「父が懐かしい、愛しい」との意味で「かなしい」と語ったと訴え、取材時に「『人間動物園』とも『見せ物』という言葉も使わず、写真を見せられた」として、発言の真意をくんでいない恣意(しい)的編集と主張した。

 これに対し、NHK側は「『人間動物園』という言葉を使わなかったが、『見せ物』という言葉で趣旨を説明した」として取材や編集は適切だったと反論。1審は高許さんの発言をめぐるスタッフの「誤認識」に理解を示し、原告側の訴えを退けた。

 2審も恣意的編集は認定しなかったものの、当時の高許さんの日本語能力が減退していた可能性や、スタッフからの説明を侮辱と受け取り、困惑した可能性を指摘。意味ありげなナレーションを加えたことも「あまりにも短絡的」とし、「博覧会で見せ物にされたとの先入観を持っていたため、取材協力者の好意を土足で踏みにじるような結果を招いた」と結論づけた。

 ◆人種差別的言葉

 2審は「人間動物園」という表現をめぐり、1審の判断を大きく覆した。

 1審は「『人間動物園』で見せ物にしたことを過去の歴史的事実として紹介したにすぎない」としてNHK側の主張を認め、表現の妥当性に踏み込まなかった。2審はパイワン族の日英博覧会出演について「民族の誇りを持って自発的に行ったとする見解も有力。パイワン族の間では今でもよい思い出」と指摘。その上で、番組ディレクターが「一部学者が唱えた『人間動物園』という言葉に飛びつき、番組の大前提として採用した。志と誇りを持って出向いたパイワン族や取材に応じた高許さんを侮辱した」として、父娘の人格権侵害を認めた。

 さらに「人間動物園」との表現について「人種差別的な意味合いを感じさせ、嫌悪感すら感じる言葉。広く娯楽一般を意味する『見せ物』とは本質的に意味合いが異なる」と断じた。

 ◆なお残る問題点

 高許さん以外の台湾人、パイワン族の名誉毀損(きそん)については「当時の日本政府を批判しようとした報道も表現の自由として尊重されるべきだ」として、NHKの法的責任を認めなかった。

 しかし、同番組をめぐっては、台湾統治下の暴動・鎮圧を「日台戦争」と表現▽台北一中の南方系台湾人を漢民族と紹介▽台湾の中学教科書が大きな功績と伝える後藤新平の諸政策などを「日本統治の深い傷」と表現−など、判決が指摘した以外にも「表現の自由」では片付かない多くの問題点が明らかになっている。

 ■「負の遺産」からの脱却必要

 NHKの松本正之会長は5日の定例会見で、「JAPANデビュー」をめぐる控訴審判決について「判決内容を精査している。今後の対応はその結果を踏まえて判断したい」と述べ、上告を検討していることを明らかにした。同番組は埼玉県の県立高で台湾への修学旅行教材として生徒に視聴されていたことが分かり、県議会などが問題視。NHKにとって決して「過去の番組」とはなっていない。

 松本氏は3日の衆院総務委員会で、平成23年に会長に就任後、番組内容を事前確認するNHKの考査部門を会長直属組織にするなど「再発防止策」を強化したことを説明した。それでも、オスプレイや特定秘密保護法案などをめぐる報道に対し、「一面的」「偏向している」といった批判があるのがNHKの現状だ。

 こうした批判は、次期NHK会長の人選にも影響を与えるとみられている。来年1月の退任を表明した松本氏だが、松本氏にとって「JAPANデビュー」裁判は福地茂雄前会長から引き継いだ「負の遺産」だった。台湾の人々を傷つけた番組作りを断罪した今回の判決を真摯(しんし)に受け止めることは、負の遺産から脱却しようとするNHKの姿勢を示すことにもなる

朱立倫新北市長、「日本は重要パートナー」

新北市の朱立倫市長(=写真左)は11日、同市にとって日本はすでに重要なパートナーとなっていると述べ、双方の経済関係の緊密化を強調した。

同市ではこの日、日本企業を対象にした調達マッチング商談会が行われ、電気自動車の運用やインテリジェント交通システム、都市・エネルギー管理、電子マネー、指紋認証技術、各種無線通信システムなど幅広い分野に日本人バイヤーが関心を示し、全体的なビジネス効果は20億台湾元(約70億円)に上ると見込まれている。

朱市長は開幕式で新北市は多くの産業が集まる台湾最大の都市だとアピールするとともに、日本企業との提携を通じて技術・商品調達・投資分野で互いの協力を強化し、より多くのビジネスチャンスと雇用機会の創出につなげたいとの考えを示した。

一方、開幕式に出席した日本の対台湾窓口機関・交流協会台北事務所の佐味祐介副代表(右1)は提携の背景について、日本が経済面で国際協力拡大をめざしていることや、各国との経済連携協定締結における台湾の前向きな姿勢があると説明した。

朱市長によると昨年、対台湾投資を行った日本企業は600社以上で、今年も新北市・林口に建設される北台湾最大のアウトレットモールBOT案の落札メーカー、三井不動産を含め、現時点ですでに500社を上回っており、双方の経済交流の緊密さがうかがえる。

長澤まさみ、金城武ら映画「太平輪」撮影で陽明山ロケ

レッドクリフなどの代表作で知られるジョン・ウー(呉宇森)監督の最新作「太平輪」の撮影が10日、陽明山(台北市)で行われ、金城武と長澤まさみなどが気温10度の肌寒い天気の中、屋外でのロケに挑んだ。11日付の蘋果日報が報じている。

撮影現場近くの駐車場にはロケのために10数張りのテントや小屋、コンテナが周囲からの視線をさえぎるように設置され、厳重な立ち入り制限が行われたという。この日撮影が行われたのは日本統治時代の台湾のシーンで、長澤演じる財閥の娘と金城演じる医学生が山で密会するというもの。冷たい東北季節風が吹きつけ、濃い霧が立ち込める中、“完全防備”のスタッフとは対照的に長澤らは薄着での演技に臨んだ。

撮影中長澤はススキが生い茂る草原を歩きまわり、セリフを口にしながら、時おりしゃがんだり、泣いたりする演技をしたという。ウー監督はこの作品の撮影のために数百万元の費用を投じて日本統治時代の様式を再現した2階建ての建物を建設、そのうちの1棟は長澤の台湾の家だとされている。

この日撮影は2時間近く続けられ、あたりが暗くなった午後5時ごろに終了したという。

台湾でも“嵐を呼ぶ”? 「クレヨンしんちゃん特別展」開催へ

エイベックス台湾などは来年1月15日から松山文創園区(台北市)で、「クレヨンしんちゃん特別展 春日部大冒険」を開催する。同作品は台湾でも絶大な人気を誇っており、世界でも初の大規模特別展の実施となる。11日付の中国時報が伝えている。

会場では登場人物の等身大フィギュアやストーリー中で野原家が住むとされ、原作者の故・臼井儀人氏も住んだことがあるという春日部市の世界を台湾に運び入れ、マンガの空間が立体的に再現される。

主催者側の発表によると、野原家の犬のペット、シロが迎え入れる野原家では、客間や浴室、寝室などが原寸大で公開され、「春日部博物館」と呼ばれるコーナーでは、臼井氏の貴重な複製原画や世界各国で出版された翻訳本が展示される。また、劇場版クレヨンしんちゃんをテーマにした「春日部小劇場」では、映画の名場面が立体的に再現され、会場全体でマルチメディアのプレイランドを演出するという。

日本で1990年に連載が開始された同作品は台湾でも中国語版マンガの出版やテレビアニメの放映が長年続いており、現在も多くのファンから支持されている。

神戸・葺合高校の生徒ら、「台湾旅行は貴重な経験」

台湾の若者と一日文化交流を行おうと、神戸市立葺合(ふきあい)高校の生徒ら約300人が10日、国立台中第一高級中学(台中一中)を訪問した。お互いに歌やダンスを披露し会場を盛り上げるなど活発な交流が行われた。

両校は2008年5月の姉妹校提携後、毎年相互訪問を実施しており、葺合高校の生徒らは今回の台湾訪問に備えて長らく練習してきた歌や踊りの成果を披露したほか、台中一中の校歌も歌うなど、行き届いた気遣いで台湾側の人々の心を動かした。

来訪者の1人、小林千優さんは台中一中の生徒について「聡明で元気がいい」との印象を持ったといい、同校の生徒と一緒に行ったバランス実験では「実験の楽しさを実感した。今回の台湾旅行は貴重な経験となった」と述べ、文化交流を満喫した様子だった。


Facebookチェックイン機能 台湾の1番人気は台南「花園夜市」

会員制交流サイト、フェイスブックは自分の現在地を記録する「チェックイン」の2013年人気スポットを発表し、台湾で最も多くの人がこの機能を利用した場所は「花園夜市」(台南市)で、世界でも12位だったことがわかった。

フェイスブックによると、今年全世界でチェックインされた地点のうち、台湾地区での上位3位は全て夜市で、台南「花園夜市」のほかに宜蘭の「羅東夜市」(世界25位)(=写真)、台中の「逢甲夜市」(世界26位)がそれぞれランクインした。

世界規模で見ると、交通の要所を除いて、アルゼンチンの首都・ブエノスアイレスやオーストラリアのメルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)、米カルフォルニア、香港、東京、仏パリの各ディズニーランド、シンガポールのマリーナベイ・サンズ、韓国明洞、ナイジェリアのラゴスなども人気のチェックインスポットとなっている。

今年8月の発表では、人口約2335万人の台湾で42.83%にあたるおよそ1000万人のユーザーが毎日フェイスブックを利用しており、利用率では“ダントツ”の世界1位を記録していた。

台湾、子供のむし歯問題が年齢とともに深刻化

小中学生の肥満問題が叫ばれている台湾で、新たにむし歯(う歯)問題も深刻であることが衛生福利部の発表でわかった。

同部所属の国民健康署は10日、歯の健康重視を呼びかけるイベントで台湾における5歳児のう蝕有病者(むし歯患者)率は79.32%(2011年調べ)に達し、世界保健機関(WHO)が2000年に定めた5歳児の有病者率50%以下に抑制という目標値とは大きな開きがあると指摘した。

6〜18歳児童に向けた調査(2013)では、6歳児における永久歯むし歯数は1人平均0.41歯だったのが12歳になると2.5歯へと増加するなど、こちらも世界189カ国の平均値である1.67歯(2011)より高くなっており、成長にともなったむし歯の深刻化がうかがえる。

行政院衛生署(当時)が昨年11月に発表したところによると、台湾の小・中学生4人に1人が肥満傾向にあり、この肥満率はアジア一とされたため関心を呼んだが、子供のむし歯問題への対応も政府にとっての急務となりそうだ。

台湾高速鉄道、2015年開業予定の苗栗駅で上棟式

苗栗県に建設中の台湾高速鉄道の駅で10日、上棟式が行われ、出席した欧晋徳同社会長は工事の進捗率について「先月末時点で22.26%に達した」と明らかにし、2015年6月の竣工に自信を示した。

台湾高速鉄道の苗栗駅は今年1月末に着工、2015年7月には彰化駅、雲林駅と同時開業する見通し。金属板の日よけや太陽光発電パネルが設置されるエコ建築で、地元に多く住む客家の人々の「質素」、「勤勉」の精神のシンボルとして竹細工をモチーフにしたデザインも採用された。

台湾高速鉄道では2015年の南港駅(台北市)(同年1月に開業予定)、苗栗駅、彰化駅、雲林駅の新設で駅数は現在の8駅から12駅に増加、各駅停車の所要時間も120分から150分へと30分長くなる。







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