中国メディア・民航資源網は、広東省広州市の広州白雲国際空港で起きたトランクをめぐる驚きの騒動について伝えた。
21日、同空港のセキュリティー検査の職員は、客のトランクを検査していた際、かすかに人の声が聞こえてきた。声の出所を突き止め、大きなトランクに耳を近づけると、中から「開けないで」と聞き取れた。職員はすぐに上司に報告し、事情を聞くためトランクの持ち主を探し出した。
トランクの持ち主は女子大学生で、彼女のトランクの中にはデリケートな扱いが必要なものがあり、荷物の運搬中に破損することがあると聞き、ボイスレコーダーに「開けないで、私は普通の荷物よ」と録音し、繰り返し再生するようにセットしてトランクの中に入れたという。
職員から事情を聴かれるという予想外の事態に女子大学生は、「私はただ、トランクの中には服や化粧品しかないことを知らせたかったのだが、問題になるとは思わなかった」と申し訳ない様子で語った。その後、職員がトランクを検査し、異常がなかったため女子大学生は無事検査をパスした。