【台北の天気】
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【為替 2013-12-24 16:22:27】
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ネット通販大手、今年売上首位はフェイスパック
オンラインショップ大手「momo購物網」が1000万件近くの消費データを分析した今年の売上ランキングで、1位のフェイスパックは年間500万枚以上も売り上げたことがわかった。2位は有機甘栗、インドネシアから輸入されたスティック型のチョコウェハースが3位となるなど、トップ10の半数以上は食べ物(飲み物含む)系が占めた。特にここ半年間は食品の偽装・不正表示問題が相次いだため、オーガニックや健康、自然・天然を前面に出した食品のランク入りが目立つ。
高級輸入車販売が2ケタ成長、売れ筋は140〜160万元
台湾自動車市場で輸入車、特に高級車の販売が好調だ。今年(12月20日まで)の新車販売台数は36万1000台(前年同期比3.3%増)で、うち輸入車は10万5000台で約3割を占めた。輸入車のうち高級車は5万1000台で、前年比11.4%増と2ケタ成長した。台湾アウディの邱山祥総裁は「高級車の中では140〜160万台湾元の価格帯のものがよく売れる」としている。
台南の新規企業登記3・1万社
台南市は23日、今年の同市の新規登記企業数が3万1千社を超え、前年比増加率(3.6%増)が主要5都市で最高だったと発表した。また、投資金額も台積電(TSMC)や聨電(UMC)など主要企業の投資や、中国進出の台湾企業からの投資があり、計2469億台湾元と前年比約2割増えた。台南市はこのほか、安平港と中国・アモイを結ぶ客船・貨物船路線が来年3月に就航することを説明。「台南経済と観光の振興に寄与するだろう」と期待感を示した。
エイサー、台湾での携帯販売台数倍増に挑戦
パソコン大手の宏碁(エイサー)は今年携帯電話の販売台数が改善に向かい、台湾における7万台の目標は達成できる見込みで、来年には2倍に挑戦する。一方、23日には同社初の第4世代移動通信システム(4G)対応モデルS2を発表、佳世達(チスダ)が受託生産を行う。エイサーの今年の全世界における携帯販売台数目標は約150万台で、来年には3倍の約450万台を目標に定めた。
85度C が中国・米国で出店加速へ
F-美食は23日、来年の中国・米国市場におけるベーカリーショップ「85度C」の出店計画を明らかにした。現在410店舗を展開する中国では新たに150店舗を開設、(第1四半期)には初めてフライチャイズ店舗をオープンさせる。一方、米国ではカリフォルニア州に8店舗を開設し、現在の総店舗数(7店舗)からの倍増を図る。米国では「16年までに40店舗達成」「ニューヨークへ進出」などの目標も掲げている。
十三行博物館と宮崎県の博物館が姉妹提携
台湾では金属器時代に相当する500〜1800年以上前の歴史を残す遺跡や文物を管理・展示する十三行博物館(新北市八里区)と、古墳時代の遺構を現代に伝える西都原考古博物館(宮崎県西都市)が23日、姉妹提携を結んだ。両館は今後、情報交換や相互訪問を通じて関係を深めていく。
観光親善大使の林志玲、一緒に旅行できる「冒険王」募集
台湾のトップモデルのリン・チーリン(林志玲)が23日、台湾の観光親善大使として交通部観光局の記者会見に招かれ、来年は時間を見つけて台湾各地をめぐり、一緒に旅行へ出かけられる“冒険王”を探したいと明かした。チーリンは、蘇澳冷泉、台北101、故宮博物院、阿里山などをおすすめスポットとして紹介。15秒のコマーシャルもお披露目され、来年4月からは日本でも放映が予定されている。
日本で人気の「猫カフェ」は台湾発祥
旅行ガイドブックを出版するロンリー・プラネットが発表した調査の中で、日本で150店舗以上あるとされる「猫カフェ」の発祥地は台湾だと言及している。同社が実施した現実の世界で可愛らしい猫に会える場所10カ所をまとめた調査の中で、日本は数が多いだけではなく、居住空間以外にもハローキティなどのグッズや全国各地の猫カフェなどで触れ合うことができるとしてリストに選出された。
大学の日本文化ウイークに茶道表千家の師匠がお手前披露
嘉義県の私立大学、呉鳳科技大学で23日から応用日本語学科主催の「日本文化ウイーク」が催された。開幕式には茶道の表千家の香本京子さん(=写真前左)も招かれ、浴衣姿の女子大生らに抹茶の点て方や飲み方を紹介した。
生け花の師匠でもある香本さんは2006年、初めて台湾にロングステイで訪れて以来、日本文化への理解や関心を高めるための活動に精力的に取り組んでいる。この日の茶道教室でも香本さんの指導の下、参加者は和やかな雰囲気の中で茶席の基本的な作法を身につけ、和の伝統を楽しんだ。
日本文化ウイークは27日まで開催され、お茶の体験稽古のほか、カラオケ大会の「紅白歌合戦」や辞書の早引き大会、扇を使った日本舞踊の公演なども行われる予定。
台湾北部、肌寒い雨模様のクリスマスイブ 週末は気温10度前後の予報も
大陸性寒気団の影響で24日の台湾北部、北東部では湿度の高いジメジメした冷え込みとなり、南国の台湾は肌寒い聖夜を迎えそうだ。
中央気象局によるときょう(24日)の台湾各地の気温は前日より1〜2度下がり、最低気温は台南以北と宜蘭の平地で約13〜15度、その他地域では16〜18度をそれぞれ観測した。日中の最高気温は北部と宜蘭では16〜18度にとどまるのに対し、中南部や花蓮、台東一帯では20〜24度の予報と比較的過ごしやすい気温になりそう。
降水確率については新竹以北と宜蘭で60〜90%と高くなっているほか、基隆北海岸、宜蘭、台北市、新北市の山間部では局地的な大雨の恐れがある。
クリスマス当日には寒気団が弱まることから気温は2度程度回復するものの、東北季節風の影響により、北部と北東部では依然として雨になる見込み。
また、26日からは強い寒気団が南下するため、各地の気温が再び下がり、27日から29日にかけて中部以北の最低気温は10度まで下回ると予想されている。
企業秘密の不正使用でエイスースを提訴=台湾VIA
台湾のコンピューティング製品メーカーのVIAテクノロジーズ(TWSE:2388)は、台湾のエイスーステック・コンピューター(TWSE:2357)とその子会社のアスメディア・テクノロジーを相手取って、企業秘密の不正使用に関する損害賠償を求める訴訟を起こしたと発表した。VIA元幹部が元社員と共にエイスースに移りUSBに関する知的財産を不正に漏洩したとして、少なくとも1億3800万ドルの損害賠償を求めている。この企業秘密漏洩に関しては、台湾検察庁がアスメディアと関係社員4人の起訴を決定している。
除夜の鐘をついて朝日を拝む、日本人の新年の迎え方
「日本の年越しイベントは台湾とは違う」という報道に、台湾人が注目。旅行を計画する際の参考にしているようだ。
台湾のYahoo!奇摩にニュースを掲載している旅行情報サイト「旅遊經(TRAVELRICH)」によると、大晦日12月31日の台湾人の過ごし方といえば「台北101ビルの花火ショーを見る、もしくはカウントダウン・コンサートに参加するイメージ」とのこと。「日本人は神社でカウントダウンをするか、初日の出を見るために展望台などに行くパターンが多い。年越しそばを食べながら、自宅で1月1日を迎える人もいる」と、台湾人と日本人の過ごし方の違いを伝えた。
「旅遊經」は、公益財団法人 東京観光財団が運営している公式Facebookファンページ「東京粉絲?樂部(東京ファンクラブ)」について紹介しており、「日本では大晦日の夜に神社に行き、初詣をする習慣を持つ人が多い。108回つかれる除夜の鐘を聞き、過去の悩みを全て消して新しい年を迎える意味合いがある」と風習に触れた。またこのページは初詣のこと、人気の初日の出スポットや施設情報ほか、バーゲン情報やキャンペーンの参加方法等、お得な情報もいろいろと掲載されている。「1000円以上の商品購入で、スクラッチカードがもらえる」といった福引き系の細かい情報などもあり、台湾人の東京旅行の際は大いに参考になりそうだ。
「原宿や表参道を散策する体験ツアーも、旅行客のために行われている」という情報も載せた。27000人余りが「いいね!」を押している人気ページで、登録者がどんどん増えている様子。情報量の多さと、幅広い年齢層で興味を持ちそうなさまざまな内容がある点が、受けそうだ。このページを参考に、多くの台湾人が新正月や旧正月の旅行先、ということで日本行きを計画するかもしれない。
大晦日の夜から新年にかけての除夜の鐘は日本の仏教行事だが、台湾でもその儀式を受け継いでいる寺院があるとのこと。例えば台北市内の本願寺台湾別院には、明治時代に建てられた鐘楼が現在も残っている。鐘は復元されたそうだが、大晦日には除夜の鐘として開放する予定があるそうだ。
また人気スターがこぞって出演するカウントダウン・コンサートは、旧正月ではなく新暦12月31日に行われ、各テレビ局がライブ中継するのが主。今年は神奈川でソロコンサートを開催する福山雅治さんが、NHKの『第64回紅白歌合戦』にコンサート会場から参加するのが話題だが、台北市政府前で行われる「2013台北ニューイヤーズパーティー」での中継も決定し、紅白史上初となる「世界3元中継」が実現される見込み。台湾にいても日本の年越しムードを味わえる、一年の締めくくりになりそうだ。
エイサーの人事改革、幹部を相次ぎリストラか
経営の立て直しを図るパソコン(PC)大手の宏碁(エイサー)が、大規模な人事改革を実行しているとの観測が出ている。「改革委員会」の責任者を務める施振栄(スタン・シー)董事長により、グループ内の幹部のリストラも積極的に進められているとみられる。
23日付電子時報によると、同社のスマートフォン部門で中国地区営運総経理を務めていた陳国維氏が既に離職したという。陳氏は、米ヒューレット・パッカード(HP)でノートPCや通信製品部門の幹部を務めた後、2011年8月に宏碁に入社。中国の携帯電話市場を切り開く人材として期待されたが、近年の業績が振るわなかったことを理由に解雇されたとみられる。後任はスマホ事業部の劉思泰総経理が引き継ぐ。
このほか、ビジネス市場グローバルオペレーションセンターで副総裁を務める、スイス籍のウォルター・デプラー氏が近く離職するもよう。デプラー氏は1997年に宏碁入社後、欧州地区総経理などを務めてきた。離職後は、オペレーションセンター関連製品・ソリューション管理部門の林祖威総処長が一時、後任の代理を務める。
宏碁は先に、今四半期中に1億5,000万米ドル(約156億円)を投じて、世界で従業員の7%に相当する500〜600人を削減するリストラ計画を発表していた。業界では、来年1月初めにも同社の新しい組織図が明らかになるとみられている。
「女王頭」倒壊の危機 取り扱いで議論も
波や風に浸食された風景で知られる新北市の「野柳地質公園」の象徴「女王頭(クイーンズヘッド)」が倒壊の危機にひんしている。風化で首の部分が年々細くなっているためで、観光当局は世論調査などで民意を問い、人工補強するか自然に任せるかを決める方針。観光の目玉の保存を訴える声が上がる一方、自然が生み出した岩だけにその取り扱いは議論を呼びそうだ。
台湾交通部(交通省)によると、この岩は1963年に発見され、英国のエリザベス女王のように見えるとしてこの名が付いた。同公園の観光客数は2006年の75万人が12年には269万人に増加。その8割が中国や韓国、日本など海外からの観光客で、お目当ては「女王頭」だ。
首回りは年2センチほどのペースで細くなり、06年に144センチあったのが今は126センチ。専門家はこのままでは5〜10年以内に倒壊するだろうと指摘する。地震や強風に遭えば突然折れる可能性もある。
今後の対応について12月初旬に開かれた公聴会では、専門家から「女王頭はまさに象徴。最新技術を使って首部を補強すべきだ」との声が上がる一方、「人為的に補強したら自然景観としての価値を失う」などの反対が出た。また、地元には「女王頭がなくなると商売が成り立たなくなる」と、補強を求める声は根強く関係者は頭を悩ませそうだ。
台湾・十三行博物館と日本・西都原考古博物館が姉妹提携
台湾では金属器時代に相当する500〜1800年以上前の歴史を残す遺跡や文物を管理・展示する十三行博物館(新北市八里区)と、古墳時代の遺構を現代に伝える西都原考古博物館(宮崎県西都市)が23日、姉妹提携を結んだ。
新北市政府文化局によると、十三行博物館は汚水処理場建設の際に発掘された遺跡の文物を残す博物館で、一方の西都原博物館は考古学を専門とする施設として2004年に開館し、中国大陸からの文化伝来の脈絡を現在に伝えている。調印式典では台湾側から人の顔が書かれた「人面陶缶」と呼ばれる土器のレプリカや、日本側からは船の形をした埴輪の複製品がそれぞれ贈られた。
両館は今後、情報交換や相互訪問を行い関係を深めていくとし、普段馴染みの薄い考古学の世界のグローバル化を図り、生活に身近なものへの脱却を目指したいとしている。
台湾観光親善大使リン・チーリン、一緒に旅行できる“冒険王”募集
台湾のトップモデルとして知られるリン・チーリン(林志玲)が23日、台湾の観光親善大使として交通部観光局の記者会見に招かれ、来年は時間を見つけて台湾各地をめぐり、一緒に旅行へ出かけられる“冒険王”を探したいと明かした。
観光局が海外で台湾観光をアピールするための親善大使に任命されたチーリン(=写真)は、風邪を患いながらも記者会見に出席、蘇澳冷泉(宜蘭県)、台北101、故宮博物院(いずれも台北市)、阿里山(嘉義県)、台南、墾丁(屏東県)、愛河(高雄市)などをおすすめスポットとして紹介。15秒のコマーシャルもお披露目され、来年4月からは日本でも放映が予定されているという。
新しい1年に向けた抱負を聞かれ、もっといろいろな所に出かける時間を作って「冒険してみたい」と答えたチーリン。誰と一緒に“冒険”するかとの質問には、来年“冒険王”を探したいとして、具体的なお相手がいないことを示唆した。
台南で育ったチーリンは高雄の「六合夜市」によく行ったとしたほか、伝統的な宴会料理も精巧で美味しいグルメがたくさんあり、故宮博物館に展示されているヒスイで作られた「翠玉白菜」にそっくりな白菜料理は、ぜひ食べてみてと大絶賛。
交通局の陳純敬次長は、今年になり香港、マカオ、シンガポール、マレーシア、中国大陸からの旅行者数は成長したが、日本からは円安が影響しているとして、チーリンの人気を通じて観光客増加に結び付けたい考えを示した。
日本で人気の「猫カフェ」は“台湾発祥” 大手旅行案内書が言及
旅行ガイドブックを出版する「ロンリー・プラネット」(寂寞星球)が発表した調査の中で、日本で150店舗以上あるとされる「猫カフェ」の発祥地は“台湾”だと言及している。
同社が実施した現実の世界で可愛らしい猫に会える場所10カ所をまとめた調査の中で、日本は数が多いだけではなく、居住空間以外にもハローキティなどのグッズや全国各地の猫カフェなどで触れ合うことができるとしてリストに選出された。
その中で多くの日本人の心をつかんだ猫カフェのコンセプトは台湾が発祥と解説されたほか、宮城県石巻市の“猫島”の愛称で知られる「田代島」は、猫神社や猫の彫刻があり、自然繁殖によって早い段階で生息数が人間の人口を超えてしまったと取り上げている。
このほか、ミャンマー・インレーレイクや、古代では猫を殺害すると死刑に罰せられたエジプト、米ワシントン州のアーリントン、フロリダ州のヘミングウェイ博物館、モンテネグロ・カトル、オランダ・アムステルダム、マレーシア・クチンなどが猫に出会える場所としてそれぞれ紹介されている。
小旅行にぴったりな台湾の人気路線バス 木柵−平渓ルートが1位
交通部公路総局とバス事業者らの組合が共同で実施した旅行に使える路線バスのインターネット投票で、台北市南部の木柵と小型熱気球の「天灯」の街として知られる新北市平渓を結ぶ「木柵−平渓線」が1位に選ばれた。
応募総数95万票の中から選ばれたのは、16万8300票を集めた「木柵−平渓線」のほか、宜蘭の観光地を結ぶ「冬山河線」が16万7000票を獲得し2位。それ以降は台北市内と陽明山を結ぶ「108番バス」、台南市の温泉地、関仔嶺へのアクセス路線「新営−白河線」、花蓮県の太魯閣(タロコ)渓谷をめぐる「花蓮−天祥線」などが続いた。
公路総局ではこの投票結果を踏まえ、来年1月下旬を目途にランキングの上位10位の路線でお得なプランを発表し、多くの人に利用してもらいたいとしている。
平渓の天灯フェスティバルは、米旅行ガイド大手のフォダーズが今年発表した「死ぬまでに一度は参加したい世界14のカーニバル」にも選出され、毎年旧正月の終わりにあたる元宵節(旧暦1月15日)に合わせて10万を超える小型熱気球が夜空に打ち上げられ、幻想的な雰囲気を楽しむことができる。
台湾・桃園空港 今年3000万人目の利用者が誕生
桃園空港で24日、1979年の同空港開港以来最高となる今年3000万人目の利用者が誕生した。
記念すべき3000万人目の利用者となったのは、けさ香港から到着した蒋光安さん(32)で、クリスマスを台湾で過ごそうと2日間の日程で訪問したという。台湾で生まれたが、2歳の時に渡米し、現在は香港の銀行に勤めている蒋さんは突然の幸運に驚きと喜びを隠せない様子だった。
蒋さんには香港往復ビジネスクラス航空券のほか、腕時計、旅行用品、台湾の特産品など総額5万台湾元(約17万円)相当の福袋がプレゼントされたほか、2999万9999人目の利用者となった李穎嵐さん(13)にはブランドバッグや商品券などが贈られ、3000万0001人目の陳家俊さん(24)にも電子製品やショッピングVIPカードなどが贈呈された。
また、空港側では歓迎式典を執り行った上で、ハイヤーを手配し3人を最初の目的地まで送り届け、“至れり尽くせり”のおもてなしを提供した。
桃園空港では今年、中国大陸との両岸直行便や日本線を含む近距離国際線の相次ぐ新規就航で利用客が増加していた。
台湾訪問の中国大陸人観光客、人情味あふれる台北に大満足
台北市政府観光伝播局の行った調査結果によると、中国大陸から台湾を訪れた旅行者の8割以上が台北市での旅行に対して「満足」または「非常に満足」としていることが分かった。項目別では「人情味」への満足度が最も高く69.3%に達している。
この調査は観光伝播局が台湾大学の協力により実施したもので、市の観光スポットに対する好感度調査の上位3位は順に故宮博物院(36.1%)、世界屈指の高層ビル・台北101(16.2%)、蒋介石元総統のメモリアルホール・中正紀念堂(9.6%)で、故宮(=写真)は同時に親族・友人へ勧めたいスポットとしてトップに輝いている。
台湾、香港、大陸での旅行経験を持つ観光客からは台北市は豊かな「文化的素養」と「人情味」で、香港やマカオおよびその他の大陸の都市のいずれよりも高い評価を受けている。
同調査は今年8月から10月にかけて台北市を訪問中および訪れたことのない大陸住民が対象で、有効回答数は計3223人だった。
台湾では大陸からの観光客受け入れが2008年に解禁されて以降、その人数が毎年大幅に成長しており、2010年からは日本を超えて海外からの訪台旅行者数の最多地域となった。昨年の年間旅行者数は延べ258万人、今年は1〜10月の時点ですでに239万人を上回っており、そのうち98%以上が台北市を訪れている。