桃園空港で今年3千万人目の利用者
桃園空港で24日、1979年の同空港開港以来最高となる年間3000万人目の利用者が誕生した。記念すべき3000万人目となったのは、香港から到着した蒋光安さん。台湾で生まれたが、2歳の時に渡米し、現在は香港の銀行に勤めている。クリスマスを台湾で過ごそうと2日間の日程で訪問した。
確定申告から源泉徴収票を廃止へ
立法院で24日、所得税法修正案が可決された。改正により、源泉徴収票は原則的に廃止され、1億8000万台湾元の節約となる。新所得税法案は早ければ来年から適用される。財政部は今年からネット申告を勧め、申告の78%がネットでの証明となったため、一気に改正した。納税者は源泉徴収票を添付する必要がなくなった。源泉徴収票が必要な人は発行義務者に申請すれば、発行してもらえる。
RHトラベラー出資の紅馬、台湾での上場申請
RHトラベラー(東京都千代田区)が100%出資の紅馬(レッドホース)が25日、日系企業として初めて台湾証券取引所に上場を申請した。RH社は「おみやげ宅配便」サービスを中心に旅行用品全般を扱う大手企業。2012年に日本での上場を廃止し、中国市場進出の足がかりとして、来年の台湾上場を予定している。紅馬の資本金は4億2500万台湾元。
ローソンが中国展開減速、人件費など上昇で
コンビニチェーン・ローソンが中国での事業展開を減速する。ローソン社長兼CEOの新浪剛史氏は、2020年までに1万店出店の計画を25年までに延期すると述べた。現在は384店を展開しているが、上海・重慶・大連では12年に2920万米ドルの損失。店舗家賃と物流コスト、人件費が年々上昇する一方、中国政府の経済政策通りに消費購買力は上がっていない。ただし、加盟店候補となる小型商店が多い華南地域には将来性があるとした。
MRT信義線の無料試乗終了、1100万人超が乗車
11月に開通した台北MRT信義線で、1カ月間にわたり実施されていた無料試乗が23日終了した。延べ1150万人が乗車し、優待された運賃は約6216万台湾元に上った。混雑緩和効果については、板南線の平日利用者が従来の50万人余りからおよそ41万人と約18%減少。主要乗換駅の台北駅では利用者が信義線開通前より22%減の約16万人となるなど、大きな成果が上がっている。
台北市捷運局の元処長らを収賄で逮捕
台北市捷運局と日勝生建設が共同開発した美河市住宅建設に絡み、台北地検は同局の元処長ら4人を呼んで取り調べをしていたが24日、同処の元課長を逮捕、3人をそれぞれ10万台湾元で保釈した。調べによると、捷運局の担当者は捷運局所有の土地を故意に安く鑑定した上に建設費を高く見積もり、建設会社に110億元の利益を移転させた疑いがある。
日本時代の高級料亭、 台南で修復終え一般開放
日本統治時代の台南市で高級料亭として知られた「鶯」の建物が修復工事を終え24日、「鶯料理」として一般に開放された。神戸出身の実業家、天野久吉が1923年に開業したこの料亭は、当時皇太子だった昭和天皇の台湾行幸で台南を訪れた際にも料理を提供したとされている。「鶯」は戦後、一度は市の文化財に指定されたものの、管理関係があやふやなまま2008年の台風被害などで荒廃、12年から台南市政府によって修復工事が行われていた。
女子サッカー代表監督に柳楽雅幸氏
中華民国サッカー協会は、女子代表チームの新監督にゴールキーパーコーチの柳楽雅幸氏を充てることを承認した。柳楽氏は1958年生まれの55歳。東芝退部後の1996年からJリーグの横浜F・マリノスでコーチを長く務めていたが、2007年に台北でゴールキーパーコーチ向けの講習会を実施するなど、台湾のサッカー界との関わりが深い。今年10月の東アジア大会でもコーチ陣の1人として台湾代表を指導していた。
人身保護法修正案が国会を通過
「人身保護法」の修正案が立法院を通過、被拘束者に対する救済措置が明確になった。中華民国台湾の現行の「人身保護法(台湾では“提審法”と呼ばれる)」では、「犯罪の疑いでない場合の逮捕、身柄拘束に対して、『人身保護法』を主張できるかどうか」についての解釈がないため、行政機関は、これまで実務においては、適用範囲を狭めて対応している。そのため、外国人の収容、強制入院、伝染病の強制隔離などについては、正当性のある法律の手続きに欠けているのが現状。
立法院は、24日の本会議で、「人身保護法部分条文修正案」を可決し、今後、裁判所以外のいかなる機関に逮捕され、拘束された場合、被拘束者、家族はもとより、すべての人は、この人を拘束した県と市の地方裁判所に対して、人身保護を申請できるようになるという。
法改正に参与した最大野党・民進党の尤美女・立法委員は、「修正案が可決されたことにより、今後は、いかなる人がいかなる機関によって人身の自由が奪われ、制限された場合、本人、または、家族、あるいはその他の人すべてが裁判所に対して人身保護を申請できる。つまり、被拘束者の案件を地方裁判所への移転を要求することができる。裁判所に、その人の身柄の拘束、または、強制入院、或いは強制隔離、強制収容などを継続できるかどうかを判断させる。」と説明した。
修正条文では、「被拘束者の人身保護申請が提出された場合、それを逮捕、あるいは拘束した機関は、24時間以内に被拘束者を裁判所まで護送し、裁判所の審理を受けさせなければならない。これに違反した場合、3年以下の有期懲役、拘禁刑、あるいは台湾元10万元以下の罰金が科される。」ことが明記されているほか、「被拘束者を逮捕、あるいは拘束した機関は、直ちに逮捕の原因、時間、地点、及び本人が裁判所に人身保護を申請する権利がある規定を告知しなければならない。」ことも明記されている。この規定に違反した場合、台湾元10万元以下の罰金刑に処されるという。
中華民国国民、電信法違反容疑でバングラで拘束
外交部が、バングラデシュで逮捕された中華民国国民32人の状況を把握するため、バングラデシュに人員を派遣した。外電の報道によると、バングラデシュではさきごろ、インターネット電話の不法経営が摘発され、そのために逮捕された容疑者のうち、中華民国の国民が32人いる。これらの人たちは電信法に違反して、ネット電話を経営する疑いが持たれていると言う。
中華民国外交部の高安スポークスマンは24日、この報道について、「バングラデシュには中華民国の代表部はないため、経済部対外貿易発展協会のダッカにある『台湾貿易センター』を通じて関連状況を把握し、連絡を取っている。インドに駐在している中華民国代表部の人員はすでに24日、バングラデシュに到着し、関連の協力事項に取り掛かっている。」と説明した。
逮捕された容疑者のうち、中国大陸住民は5人るため、台湾のメディアは、バングラデシュは中華民国の容疑者を中国大陸の容疑者と共に、中国大陸に送る可能性があるかどうかについても質問したが、高安・スポークスマンは、すべてはバングラデシュの政府機関が具体的な内容を公表してから説明を行うと述べるにとどまった。
台湾桃園国際空港、年間利用者数初めて3千万人突破
台湾北部の空の玄関口、台湾桃園国際空港の今年の3000万人目の利用者が24日午前に誕生した。台湾桃園国際空港が1979年に開港して以来、利用者数がのべ3000万人を超えるのは初めて。
3000万人目の利用者となったのは、中華民国台湾で誕生し、アメリカで育ち、現在は香港の銀行に勤務する32歳の女性、蒋光安さんだった。蒋さんは24日午前、香港ドラゴン航空のKA486便で香港を飛び立ち、9時40分すぎに桃園国際空港へ到着、そして幸運にも今年3000万人目の利用者となった。
クリスマスを台湾で過ごしに来たという蒋さんには、台湾、香港間のビジネスクラスの往復チケット、高級ブランドの腕時計、旅行用品、台湾の特産品などが入った、台湾元5万元(日本円およそ17万円)相当の福袋が贈られた。蒋さんは、2歳でアメリカに渡り、現在は香港で仕事をしているが、台湾は永遠に私のふるさとだと語り、思わぬプレゼントに忘れられないクリスマスになったと感激していた。なお、2999万9999人目の利用者となった13歳の女性、そして3000万と1人目の利用者となった香港の男性エンジニアにも、高額の記念品が贈られた。
成人野球甲リーグ、来年過去最多の30チームに
大学・社会人などのトップリーグ、成人野球甲リーグの球団が来年過去最高の30チームとなる見通し。中華野球協会の林宗成・秘書長は23日、台南市チーム、義守大学、国立高雄大学の3チームが成人野球甲リーグに加わる申請を受理したことを明らかにした。中華野球協会は27日に会議を開き、この三チームの参加申請を審議する。この三チームが審査を通るなら、来年春のリーグ戦に参加するチームは全部で30チームと、これまでで最多となる。
中華野球協会の林・秘書長は、チーム数の増加を受け、今後、甲リーグをグレード別に分けるかどうかについて、27日の会議でも検討したいとしている。
今年の成人野球甲リーグのリーグ戦には、大学17校のチーム、5つの自治体チーム、そして台湾電力、合作金庫、崇越科技の3つの企業チームに、兵役中の選手が所属するナショナルトレーニングセンターの2チーム、合計27チームが参加した。
台湾では2009年、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)での惨敗を受け、政府による野球振興計画が進められ、2009年、北部台湾の桃園県を皮切りに、台北市、新北市、台中市に、そして2011年に台東県に自治体チームが発足、そして今年、台南市に6番目となる自治体チームが誕生した。
台湾有名外食チェーン店、「王品集団」が上位三位独占
外食産業の人気調査で、大手外食グループ「王品グループ」のチェーン店が上位を占めている。インターネット上の評判、口コミを調査するリサーチ会社、OPview社は24日、台湾のファーストフードや単独店を除いた140の有名外食チェーン店を対象とした、人気調査の結果を発表した。
最も話題になっていたチェーン店は、大手外食グループ、「王品グループ」傘下の「西堤牛排(テイスティー・ステーキ)」で、わずかな差で、小籠包で有名な鼎泰豊(ディン・タイ・フォン)が2位となった。インターネットユーザーの意見をまとめると、「テイスティー・ステーキ」は価格が中程度でありながら高級感があるため、今年の外食チェーン、ナンバーワンに輝いた。
形態別の調査では、今年台湾で最も人気だったのはレストラン、次は日本食チェーン、そして鍋、カフェと続いた。レストラン部門のランキングは1位が「テイスティー・ステーキ」、2位が「陶板屋(トキヤ)」、3位が「王品牛排(ワン・ステーキ)」と、王品グループのチェーン店がトップ3を独占した。
日本食部門では、1位が2012年に台湾に初出店したラーメンの一風堂、2位がリーズナブルな値段の回転寿司、及びテイクアウト寿司の「スシ・エキスプレス」、3位が王品グループの日本料理店「芸奇(イッキ)」となった。
鍋部門は1位が中部台湾、台中発祥のマーラー鍋の鼎王、2位が同じく鼎王グループの無老鍋、3位が王品グループの、リーズナブルな一人鍋、石二鍋だった。
カフェ部門では、今年で創業30年を迎え、日本にも店舗を構える春水堂が1位となり、2位は新興勢力のカフェレストラン「鯊魚咬土司(シャークバイトトースト)」だった。
OPview社はグループ・コミュニティの調査も行っており、学生に最も人気があったのはレストランの「トキヤ」、サラリーマンに最も人気だったのは、タイ料理の「瓦城(タイタウン)」だった。
HTCが中国強化、地場2社にODM委託か[IT]
スマートフォン世界大手の宏達国際電子(HTC)が、中国市場向け製品のODM(デザイン・仕様の決定権が受託側にある委託生産)を現地企業2社に委託するもようだ。製品ライフサイクルの短い中国でシェアを拡大するため、外部委託によって新製品開発を加速し、同時にコスト抑制を図る狙いがある。
24日付工商時報が業界情報として伝えた。HTCのODM委託先とみられるのは、いずれも上海市に本部を置く龍旗控股と聞泰集団。両社ともコストパフォーマンスを武器に急成長中の中国スマホメーカー、北京小米科技のODMを手掛けてきた実績を持つ。HTCは両社に対し、聯発科技(メディアテック)のプロセッサーを搭載した中低価格モデルの開発を委託するという。
中国は昨年からHTCにとって最大の市場となっており、重要性はますます高まっている。ハイエンド機種の開発を得意とする同社だが、中国では最も勢いのある中低価格市場の取り込みが鍵を握るため、これらの製品に強みを持つ地場企業との提携に踏み切ったものとみられる。
台湾映画「KANO」、大阪アジアン映画祭開幕作品に決定 海外初上映
「海角七号/君想う、国境の南」や「セデック・バレ」などの代表作で知られるウェイ・ダーション(魏徳聖)監督プロデュースの最新作「KANO」が、来年3月7日〜16日に行われる大阪アジアン映画祭で、オープニング作品として上映されることがわかった。台湾以外の地域では初めての公開となる。
来年で9回目の開催となる同映画祭は、梅田ブルク7、ABCホール、シネ・ヌーヴォなど大阪市内の映画館やホールを会場に行われ、アジア映画最新作の上映や、多彩なゲストを迎えたトークイベントなどが実施される。
3月7日にインターナショナルプレミア上映される「KANO」は日本統治時代の1931(昭和6)年に夏の甲子園野球大会で台湾勢として初の決勝戦に進出し、準優勝をおさめた嘉義農林学校の活躍を描く物語で、永瀬正敏、大沢たかお、坂井真紀、伊川東吾などが出演している。
同作品は台湾では来年2月27日から公開される予定で、大阪ではそのわずか8日後にお披露目されることになる。今年開催された第8回では「女朋友。男朋友」(GF*BF)、「BBS郷民的正義」(BBS住人の正義)、「宝米恰恰」(ポーとミーのチャチャ)などが上映され好評を博したが、主催者側によると来年も「KANO」を含む複数の台湾作品が出品される予定だという。
憲法記念日で故・蒋介石総統のドキュメンタリー初上映
中華民国憲法記念日にあたるきょう25日、蒋介石元総統についてのドキュメンタリー、「その介(かた)きこと石のごとし―蒋中正と中華民国」が初公開され、台北市内の中正紀念堂で上映会が行われた。
近年、故・蒋介石総統に関する新しい観点や史料が相次いで出ている中、このドキュメンタリーでは蒋総統の台湾における執務の様子や生活について、様々な記録映像やオーラルヒストリー、蒋総統の日記などを通して物語を語るような形で紹介し、大きな時代をくぐり抜け波乱を乗り越えてきた蒋総統の心の遍歴をたどる。
作品の長さは54分で、内容は「頭角現す―革命事業萌芽期の起点」、「気勢盛んに―北伐の大業と総統の恋」、「西安事件―政治と愛の試練」、「対日抗戦―外侮に抗し国際的地位を築く」、「台湾への転進―一致団結、危機を転機となす」、「台湾の愛―自由と民主の復興基地建設」の6つに分かれている。
映像では一般市民や侍従、部下、さらにかつて国の重要な決定に参加した人々などのインタビューを交えながら、広く豊かで多様、かつ偏ることのない視点で、国家存亡の危機に瀕した当時の雰囲気とともに、蒋介石元総統が中国大陸から台湾へ、中華民国から世界へと歩み続けた時代的意義を伝えている。
巨大アヒルに頑固な汚れ 清掃作業難航
基隆で21日から公開されている巨大アヒルこと「ラバーダック」(黄色小鴨)の汚れが目立っているのを受け、主催者側は25日午前から海水の放水やブラシでの清掃作業を行ったが、当初の想定通りの効果は見られず、頑固な汚れが依然として体に付着している。
公開からわずか5日、冷たい雨風の中ラバーダックを見に来た観衆を待ち構えていたのは、黒く薄汚れたアヒル。イベント発起人の黄景泰基隆市議会議長によると、付近を航行する作業船から排出される黒煙などが原因で縫い目に黒ずみ汚れが目立っているという。
きょう午前10時半から行われた清掃作業では、ボート上からアヒルに放水シャワーを浴びせた後ブラシでこすり洗いする方法が採用されたが、ラバーダックの体を傷つけまいと水圧には細心の注意が払われ、環境面に配慮して洗浄剤なども使用されなかったことから作業は難航。途中ブラシの柄が折れるハプニングにも見舞われた。
放水は30分間行われたがアヒルの体に染み付いた汚れを完全に取り除くことはできず、劇的な変化がみられないまま今日の清掃作業が終了した。主催者側によるとラバーダックの清掃は初の試みで、過去に展示されていた高雄や桃園でもこのような状況は発生していないという。
台湾の金融大手、山形銀行とMOU締結 半年で10社目達成
台湾の総合金融グループ大手、中国信託ホールディング(HD)は24日、日本の地方銀行として今年10社目となる山形銀行と業務提携に関する覚書(MOU)を交わした。
業務提携後、双方の取引先企業は融資など金融関連サービス以外に、ビジネスパートナーの紹介やファイナンシャルアドバイザリー提供などのサービスが受けられるようになる。
今年6月の静岡銀行を皮切りに新銀行東京や京都銀行、宮崎銀行など日本の地方銀行と積極的に業務提携を進めてきた中国信託HDはおよそ半年間で10社とのMOU締結を達成、現地市場に深く根ざした事業を展開してきたが、来年は量より質重視へと方向転換するとし、構築したネットワークを強化する一方で、新規の業務提携覚書の締結数は5社にまで抑えるとみられている。
中国信託HDの傘下には、1966年に設立した台湾最大の民間商業銀行、中国信託商業銀行があり、台湾支店や日本を含む海外拠点数は合計215(2012年末時点)。現在はアジアの指標的存在をめざしている。
台湾の10大流行語発表 「倍返し」に「進撃の巨人」もランクイン
ポータルサイト準大手の「yam 蕃薯藤」は24日、台湾の「今年の10大流行語」を発表した。これによると第1位には馬英九総統が9月8日の緊急記者会見で、検察への干渉疑惑をかけられた王金平立法院長を批判した際に語った「これが(検察への)“働きかけ”でなければ、他の何がそうであろう」が選ばれたほか、「倍返し」や「進撃の巨人」など日本由来の言葉もランク入りした。25日までに複数の台湾メディアが報じている。
今年最も注目を集めた流行語は「如果這不是關説、什麼才是關説」(これが“働きかけ”でなければ、他の何がそうであろう)で、語句を入れ替えた“応用編”も続出。基隆の巨大アヒル「ラバーダック」の非正規関連グッズ販売をめぐり、作品の生みの親である芸術家、フロレンティン・ホフマン氏と対立する広告デザイナーの范可欽氏も今月21日、「これが商業的行為でなければ、他の何がそうであろう」と発言している。
2位と3位には中国大陸ドラマの「甄カン傳」(宮廷の諍い女(いさかいめ))と日本の人気ドラマ「半沢直樹」にそれぞれ登場した名ゼリフ、「賤人就是矯情」(卑しい女は猫かぶってる)と「加倍奉還」(倍返し)で、日本関連では5位に大ヒットアニメのタイトル、「進撃的巨人」がランクインしている。
このほか、馬総統と握手した人は運気が下がるとされる「死亡之握」(デス握手)、同性婚など婚姻制度改革に関する議論にちなんだ「多元成家」(多様な縁組)、不祥事が相次いだ国防部を駄洒落で揶揄する「国防布」など政治的要素を含んだ流行語も目立った。
日本の高校生、嘉義の音楽イベント参加でホームステイ
明浄学院高校(大阪市)の吹奏楽部が嘉義市で開催されている第22回国際管楽フェスティバルに参加するため訪台、嘉義の一般家庭でホームステイを行った。
明浄高校吹奏楽部はマーチングバンドなどの全国大会で優秀な成績をおさめる強豪校として知られ、今回初めて同フェスティバルに参加。123名の部員たちには23日に行われたコンサートの後、市内61のホストファミリーの家に分かれて台湾の生活や地元の料理などに触れてもらったという。
ホストファミリーの楊欣キさんは、以前2人の子供を海外留学に行かせた時にもホームステイ先にお世話になったとして、今回お返しができて嬉しいと話したほか、呂明鍾さんの家では一家で市場や廟に案内し、嘉義の地元文化を知ってもらったという。これら61家庭に対しては24日に李錫津副市長から感謝状が贈られた。(キ=金へんに奇)
明浄高校の生徒らはきょう帰国予定で、24日に行われたパーティーでは、短期間のホームステイを名残り惜しそうにしながらも、一緒に食事をしたり記念撮影をしたりと、思い思いの時間を過ごした。
日本人サッカーコーチ、台湾の女子代表監督に
中華民国サッカー協会は女子代表チームの新監督にGK(ゴールキーパー)コーチの柳楽雅幸を充てることをこのほどの選考訓練委員会で承認した。主要紙の中国時報が24日までに伝えた。
柳楽は1958年生まれの55歳。東芝退部後の1996年からJリーグの横浜F・マリノスでコーチを長く務めていたが、2007年に台北でGKコーチ向けの講習会を実施するなど台湾のサッカー界との関わりが深く、今年10月の東アジア大会(中国大陸・天津)でもコーチ陣の1人として台湾の代表チームを指導した。
台湾の女子サッカーはかつてアジアでも一、二を争う存在だったが、近年は国際大会での成績が悪く、12月13日に発表された世界ランキングが39位と韓国(17位)や日本(3位)に大きく水をあけられている。
野球大会出場の日本チーム、「謝々台湾」のステッカーが話題に
台湾中南部の嘉義で21日から開催されている少年軟式野球の国際大会、「諸羅山杯」で、出場した京都の選抜チームのユニホームなどに、台湾の震災支援に感謝の気持ちを伝えるためのステッカーが貼られていることがわかり、話題となっている。複数の台湾メディアが24日までに報じた。
京都選抜のユニホームの袖やヘルメットに貼られた「謝々台湾」のステッカー。チームを率いる山下栄順さんの話によると、これは2年前の震災直後に作られたもので、諸羅山杯での使用は3大会連続だという。また、日本人が台湾の人々の優しさを忘れることのないよう、日本国内の大会でもステッカーを剥がすことはないと語る。
諸羅山杯は日本統治時代から野球の盛んな地域として知られる嘉義で1998年から毎年行われている。16回目を迎えた今年は台湾各地と日本、シンガポールから過去最多の140チームが参加し、26日までの6日間にわたって計194試合の熱戦を繰り広げる。2003年から11年連続の出場となる京都選抜は23日、台湾の強豪校、亀山小学校(桃園県)を4−1で破り、4連覇へ大きな弾みをつけた。