中国メディア・財経網によると、中国湖南省にある長沙理工大学物理・電子科学学院が、300人余の新入生に対し、10月1日から始まる国慶節(建国記念日)の大型連休を取り消し、校内からの外出を禁止したとして物議を醸している。
連休を利用して里帰りや旅行を計画していた学生からは不満の声が上がっている。
学院長は連休取り消しの理由について、「新入生は入学後に軍事訓練に参加したため、2週間しか正規の授業を行えなかった。すぐに大型連休となれば、学生らは気が緩んでしまう。1日も早く学生生活に慣れてほしい」と説明。「連休はなしにするが、この期間は授業は行わない。保護者の多くが理解と支持を示してくれた」と述べた。
この話題について、中国のネット上は反発の声が多数を占めている。
「連休期間は国が定めたものだ。大学が勝手に取り消していいのか」
「教育部門はこれを見過ごすべきではない」
「連休を取り消すのではなく、軍事訓練をなくせばいいだけの話じゃないか」
「大学の中には連休後に学生が半減する所もあるそうだ。大学側は授業料収入が減るのを恐れたんだろ」
「新入生よ、今回ばかりは我慢するんだ。2年生になれは、356日が連休になる」
「こういうブラック大学に入らなくて済むように、受験勉強を頑張ろう」