お年寄りに座席を譲るという行動をめぐっては、日本でもたびたび論争になる。もちろん、多くの場合は譲るのが良い事だと認識されているが、さまざまな理由から譲ろうにも譲れなかったり、あるいは譲ったもののむげに断られてしまったりという経験がある人も少なくないだろう。
このほど、台湾メディア・ETtodayはそうした日本での「席を譲る」という行為に関する記事を掲載。記事では、「日本に行ったことのある人は気付いたかもしれないが、日本で席を譲る様子を見ることは非常に少ない」と指摘。その理由について、「日本人がわがままで席を譲りたくないのではなく、他人に迷惑をかけたくないことと、自分が年を取ったことを認めたくないという心理が関係している」と説明している。
記事は、「日本で年配の人に席を譲ることは必ずしもマナーではなく、拒否されることもある。彼らは他人に迷惑をかけたり、同情されたりすることを嫌う。もし、どうしても席を譲りたいなら、途中で下車するふりをして別の車両に移ればよい」としている。
この報道に、台湾のネットユーザーからは、「日本のお年寄りはカワイイね」「おおう、日本に行った時に席を譲りまくっちゃったよ」「おかしな民族だな」「日本人にはもともと表と裏があるからな」「日本で席を譲っている人を何度も見たけど…」「私は日本のお年寄りの態度が好きだ。シンガポールでは席を譲らないと犯罪みたいな目で見られる」などのコメントが寄せられている。