NHK BS「温故希林 台湾!」が再放送(1/1〜1/3)
女優の樹木希林さんと、古民藝研究家の尾久彰三さんが、骨董の聖地を訪ね歩く「温故希林」台湾篇(全3回)が2014年1月1日〜1月3日に再放送されます。
NHK BSプレミアム
「温故希林 台湾!〜樹木希林の骨董珍道中」(再放送)
放送日:
第1回 1月1日(水) とことん! 台湾茶芸
第2回 1月2日(木) 台湾生まれの日本工芸
第3回 1月3日(金) 山の民の美しき手仕事
放送時間:各回 22:30〜23:00
出演:樹木希林、尾久彰三
語り:徳田章
詳細は以下のウェブサイトをご参照ください。
NHK BS「温故希林 台湾!〜樹木希林の骨董珍道中」
http://www4.nhk.or.jp/onkokirin/
今年の訪台旅客、きょう800万人に到達
交通部観光局は30日、今年の訪台旅客数が31日に800万人に達する見通しだと明らかにした。前年比9.4%増で目標の770万人を上回る。同局によると29日時点では796万人。市場別の旅客数は多い順に中国、日本、香港・マカオ。日本は円安の影響で年初に伸びが鈍ったが、観光局のキャンペーン活動が功を奏し、通年では140万人超と前年並みの水準を保った。関係者の間では「14年は900万人に達する」との観測も出ている。
カジノ条例の審査大詰め、与野党案になお隔たり
立法院は30日までに、離島観光カジノ条例の草案に関する審査を終えた。「カジノ特区の設置は離島限定」という点は与野党の合意が得られているが、カジノ事業のライセンス期間や税率を巡る意見の対立が続いており、最終的な決定は年明けとなる見通し。ライセンス期間は行政院案は30年、民進党案は15年。税率は行政院案は中央ライセンス費7〜9%、地方特別税7%など計32〜34%なのに対し、民進党案では中央ライセンス費15〜20%、地方特別税20%など計57〜62%と大きな隔たりがある。
今年の新車登録38万台=ここ5年で最高
監理所の統計によると、今年の台湾の新車登録台数は約38万台で、2008年以降最高となる見通しだ。過去最高は05年の51万5000台。その後08年には金融危機の影響で22万9000台まで落ち込んだ。14年の見通しについて、裕隆集団の厳凱泰董事長は「大きな変動要因がない限り、40万台の達成は固い」と予測した。
夜間と休日の診療、旧正月後に廃止へ
行政院労工委員会は1月から、労働基準法第84条の1に基づく医療人員の責任制を廃止する。医療人員の不足と過労を解消するのが目的。これにより病院の夜間と休日の診療が廃止される。健康保険署の統計によると、2012年の受診者数は延べ3億8000万人。うち夜間と休日は3割を占める。実施は旧正月明けからとなりそうだ。
「翠玉白菜」「豚の角煮」が高級チョコレートに
国立故宮博物院に収蔵されている国宝級の文化財をかたどった高級チョコレートのセットが、「多宝格チョコレート」の名で1月20日から、中華航空の日本路線と中国路線で販売される。機内食専門の華膳空厨が考案した。同社では2年前、文化的意義の高い新商品の開発に取り組むことになり、故宮で人気の「翠玉白菜」「肉形石」「嬰児枕」など、中華文化を代表する文化財6点を選んで“国宝チョコレート”を作ることにした。
日本時代の木造官舎群、嘉義の観光スポットに
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観光スポットに変身した嘉義市の日本式木造集合宿舎の民間業者による運営が来年から始まる。日本統治時代の官舎群を修復した「檜意森活村」。地元ではかつて林業が盛んで阿里山産の上質ヒノキの伐採により、林業文化が形成されたが、産業の衰えとともに関係者のための集合住宅も長らく放置されたままになっていた。この遺産を活かそうと、総経費4億台湾元が投入され、4年の修復を経て28棟の歴史建造物が復活した。
カナダ人バックパッカー、安宿で死亡
台北市の外国人向け「日租房」(安宿)で30日、湯沸かし器による一酸化炭素中毒で韓国系カナダ人の女性(35)が死亡したほか、タイ人の女性客3人と台湾人2人が病院に搬送された。「日租房」は民家を改造し、通路を取り壊して2部屋作られていた。湯沸かし器はベランダに設置されていたが、ベランダが密閉されていた上に換気扇もなかった。
スパイダーマン、今夜の台北101花火に“点火”
人気キャラクターのスパイダーマンの像が、台北市政府前広場に登場する。きょう31日夜に行われる年越しイベントでその手から光の束が繰り出され、台北101の花火の“点火”を演出する。スパイダーマン像は高さ4メートル、重さ350キロで、高さ12メートルの台上に設置され活躍。カウントダウンの直後、手の中から放出された光の束が台北101ビルに当たって花火が始まる。
日本の国民性がわかる茶道、細やかでこだわり深い
元をたどれば同じ文化を継承し、歴史とともに枝分かれした日本文化と中華文化。「特に親しみやすいのは茶道」と台湾メディアが伝え、学生たちが日本人講師から本格的な指導を受けたと報道した。
「台湾今日新聞網(NOWnews)」によると、台湾中南部・嘉義県にある呉鳳科技大学(WuFeng University)の日本語学科が、12月23日から27日まで、日本文化ウィークというテーマでイベントを開催。茶道体験、紅白歌合戦、日本語辞書早引き大会などのプログラムで、日本文化を表現したとのことだ。
特に力を入れたのは茶道で、表千家の礼儀を教える日本人講師を招き実践を行った。台湾今日新聞網は、「茶道の真髄と優雅な趣を披露し、日本文化の決め細やかさを体験することができた」と報道。「昔は日本の茶道と言えば正座をしていましたが、畳上での正座は膝に負担がかかる。最近は立ってお辞儀をしてお手前開始というパターンもあるのです」という、大学側の説明も載せた。伝統文化も時代に合わせ変化することなどが、紹介された。「日本の茶道の作法は細やかな上にこだわりがある」というのが、台湾の人々の日本茶道をまとめた言い方のようだ。
台湾でも中国茶のいれ方があるが、礼儀作法にとらわれることなく、おいしいお茶を飲むためのノウハウを体現しているとのこと。お辞儀の仕方などは関係ないのである。茶葉に合わせた茶器選びやお湯の温度に注意を払い、小さな茶杯で少しずつお茶をいただくのが台湾式。台湾の人々には、日本の茶道は奥が深く難しいものに映るのではないだろうか。相互文化を理解するには、男女年齢問わず入りやすいのがお茶文化なのかもしれない。
台湾軍の志願制移行「黄信号」 不人気…人集め躍起
徴兵制から完全志願制への兵制改革を進めている台湾で、今年の志願兵募集の達成率が11月末時点で約30%だったことが分かった。兵制改革は馬英九政権の公約だけに実現への黄信号は政権にとって打撃で、当局では新年から志願兵の昇給を決め、海外での募集も検討するなど対応に躍起だ。
台湾では少子化に伴い徴兵制への社会的不満が高まり、馬総統が2008年の総統選で廃止を公約に初当選。現在は徴兵制(1年間)と志願制を併用している。当初、14年末までの志願制への完全移行を目指していたが、昨年の志願兵募集の達成率が56%にとどまり、国防部(国防省に相当)は、完全移行時期を16年末まで2年間先送りすることを決定した。
今年の志願兵の応募状況はさらに低調で、立法院(国会)で国防部が行った報告によると、今年の募集目標2万8531人に対し、11月末での応募は8603人。うち激務の機甲科兵は募集1077人に対し応募41人、離島勤務の部隊も285人に対し11人にとどまっている。
国防部はこれまで、特撮映画風のテレビCMを流したり、漫画版の国防報告書を出版したりするなど若者にアピール。女性兵士採用も推進しているが、対中関係改善が進む中、長年中国軍と相対してきた軍の求心力は回復していない。
今年7月には兵役中の陸軍下士官の急死が「虐待死」として社会的に批判を浴びるなど、不祥事も軍の人気低迷に拍車をかけ、一部野党議員は「徴兵制に戻すべきだ」と主張している。
このため行政院(内閣)は今月26日、来年1月から志願兵の給与を2千〜4千台湾元(7千〜1万4千円)加増し離島勤務手当なども増額すると発表した。
結果、給与は下士官(上士1級)で約4万6千元(約16万2千円)、最下級の2等兵でも約3万4千元(約11万8千円)となり、離島勤務の最高額も約5万4千元(約18万8千円)となる。台湾の大卒の平均初任給は約2万7千元(約9万4千円)とされる。
馬総統は軍の式典で「軍は社会の安定の基礎」と強調。「困難を克服して軍の態勢整備を進めるべきだ」と志願制移行への一層の取り組み強化を求めており、厳明国防部長(国防相)も「(徴兵制に)後戻りはしない」と明言。文字通り背水の陣の構えだ。
<靖国参拝>台湾社会が抱く、靖国神社への複雑な思い
28日、台海網によると、日本の安倍晋三首相が靖国神社を参拝したことについて、台湾の人々はその特殊な歴史的背景から複雑な感情を抱いているという。写真は靖国神社。
2013年12月28日、台海網によると、日本の安倍晋三首相が靖国神社を参拝したことについて、台湾の人々はその特殊な歴史的背景から複雑な感情を抱いているという。
日本の靖国神社には、多くの台湾人が祭られている。日本による統治時代、日本政府は台湾人を信じてはおらず、当初この植民地で徴兵する予定はなかった。しかし、日米が開戦するに伴い、兵力が必要になった日本は台湾で志願兵を募集した。その後、兵力が枯渇した日本は、台湾に徴兵制を導入した。第2次世界大戦終結までに徴用した軍属は12万人余り、従軍した軍人は8万人余りだった。このうち、約3万人が戦死し、その後、約2万8000人が靖国神社に祭られた。
一部の台湾の政治家は靖国神社を参拝している理由は、まさに台湾人が祭られているからである。1996年には呂秀蓮(リュー・シウリエン)氏が靖国神社を参拝した。下関条約で台湾が日本に割譲されたことについて「台湾にとって幸せなことだった」と述べている。また2005年には、元台湾団結連盟主席の蘇進強(スー・ジンチアン)氏が、2007年には元台湾総統の李登輝(リー・デンフイ)氏がそれぞれ靖国神社を参拝している。
台湾には“親日”の土壌があるが、上記の3人が靖国神社を参拝した時には、台湾でさまざまな批判が噴出し、「売国奴」とまで呼ばれた。これに鑑み、台湾の政治家は“靖国神社”という敏感な問題を、腫れものに触れるように扱っている。台湾社会の靖国神社に対する態度が複雑なのは、かつて日本人と肩を並べて戦った台湾人の存在によるところが大きいのである。
台北市の生徒が好きな給食メニューNo.1はフライドチキン!
台北市の学校給食で最も人気の高いメインディッシュとして台湾風フライドチキンが選出されたことが同市教育局の発表でわかった。
学校給食の安全を確認・確保できるよう、台北市では今年9月9日から市内の小・中・高校の給食で提供されるメニューや食材の出処が確認可能なプラットフォーム、「台北市食材登録平台」のオンラインサービスを始めた。それ以降、登録範囲は従来の194校から245校に増えたほか、チェック可能な食材数は1万5265項目、献立は4万463項目に上り、サプライヤー645社の情報も調べられる。
教育局では保護者たちに子供たちが最も好きな主菜を知ってもらうため、「台北市食材登録平台」のPRイベントを20回実施、参加した2586人の生徒に最も好きな給食メニューを選出してもらった。その結果、メインディッシュではフライドチキンと鶏もも肉が、付け合わせではキャベツともやしがそれぞれ上位2位に選ばれた。
生徒の健康を考え、市の学校給食では低カロリー、油控えめの煮物などが中心で、揚げ物メニューは毎学期1回に抑えられているという。
日本時代の木造官舎群、観光スポットとして来年運営開始/台湾・嘉義
観光スポットに変身した嘉義市の日本式木造集合宿舎の民間業者による運営が来年から始まり、地元のビジネスチャンスにつながることが期待されている。30日付の中国時報が伝えた。
民間運営が開始されるのは日本統治時代の官舎群を修復した「檜意森活村」。地元ではかつて林業が盛んで阿里山産の上質ヒノキの伐採により、林業文化が形成されたが、産業の衰えとともに関係者のための集合住宅も長らく放置されたままになっていた。
これらの産業遺産を活かそうと、総経費4億台湾元(約14億円)が投入され、4年の修復を経て28棟の歴史建造物が復活、来年より民間業者による管理・運営が行われることになった。
教育や研究のほかにオリジナリティあふれる観光・林業施設としての活躍も期待されており、面積は約3.15ヘクタールで入場無料となっている。