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「頑張れ日本」から「ありがとう台湾」へ 震災後の日台関係に変化:台湾

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「くら寿司」が月内に1号店オープン


回転ずしの「くら寿司」をチェーン展開する、くらコーポレーション(大阪府堺市)は6日、台湾に子会社を設立すると発表した。独資で資本金は8000万元(約2億8000万円)、今月下旬に台湾1号店をオープンさせる計画だ。発表によると、「海外事業を拡大させていく上で、高い成長が見込まれるアジアを重要な地域と捉え」、最初の進出先を台湾に定めたという。同社は日本国内のほか、米国で7店舗を展開中。

台湾初の赤ちゃんパンダが一般公開

中国から贈られたつがいのパンダの間に産まれた初の赤ちゃん「円仔」の一般公開が、6日から台北市立動物園で始まった。愛らしい姿を一目見ようと厳しい寒さの中、開園1時間前の時点で200人の入園希望者が集まった。1日の大半を寝て過ごし、毎日2回の活動時間も通常は1回わずか20分ほどの円仔は8時40分に展示用の部屋に連れてこられ、9時50分ごろまで活発に動き回り、来園者を夢中にさせた。

統一超商の前総経理、全聯の総裁に就任

「台湾流通業の父」と呼ばれる統一超商の前総経理・徐重仁氏が1日、全聯福利中心(PXMART)の総裁に就任した。全聯は地域密着の小型廉価スーパーとして業績を伸ばしており、約700店展開中。昨年の売上高は700億台湾元だった。徐氏は台湾に「流通業の第二次革命を起こす」とし、2017年に1000店、20年の売上高2000億元を目標に据えた。

1ドル30.235元=半年で最安

日本円、韓国ウォンの値下がりが台湾元にも影響を及ぼした。6日の対米ドルでの台湾元レートは1.96角値下がりし、終値は30.235台湾元となり、昨年7月9日以来最安値を更新した。米ゴールドマンサックス証券は6日、韓国ウォンの値上がりは韓国経済の成長を妨げるため、今週の韓国中央銀行の定例会合で利下げが行われる公算が高いと述べた。この報告を受けてウォンは値下がり、台湾ドルやシンガポールドルなどアジア通貨も下がった。

昨年のCPI上昇率0.79%

行政院主計総処は6日、昨年通年の消費者物価指数(CPI)の年上昇率が0.79%にとどまったと発表した。2010年以来最低の伸び幅となり物価が「穏やかに上昇」したことを意味する。同処によると、昨年のCPI上昇率は09年にマイナス0.86%を記録して以来の最低で、生鮮食料品(青果)とエネルギーを除くコア指数は0.65%の上昇でこちらも11年以来の最低となった。

MRT空港線、今月にも点検作業開始

台北駅と桃園国際空港を結ぶMRT空港線の建設工事で遅れていた信号システム関連の工程がまもなく完了し、交通部高速鉄路工程局は今月中にも全面的な点検作業を開始するとした。張武訓副局長は、点検作業は6つの区間に分けて信号システムを中心に実施されると述べ、今年は機械電気系統の点検を行い、来年は桃園捷運公司による営業に向けた試験が始まるとした。

高齢ドライバーの事故急増、自治体の対応に差

台北市の統計によると、2003年における市内での高齢ドライバーによる事故は425件だったのに対し、昨年は1346件に急増した。新北市では昨年4月から高齢者に対して運転免許の自主返納を奨励、返納者には300台湾元分の交通IC乗車券が支給され、現在までに500人が応じている。ところが台北市交通局では、老いを認めたくない高齢者も多く、法的強制力もないため、実施は難しいとして特別の対策を講じていない。

国父紀念館の便器が半年間故障、行政院長激怒

台北市の国父紀念館の男子トイレの便器が故障したまま半年間も放置されていると報道されたことで江宜樺・行政院長が激怒、文化部は直ちに綱紀委員会を開き、国父紀念館のイメージを損ねたとして館長を訓告処分とした。国父紀念館は建築後40年が過ぎて老朽化が目立っている。野党は「行政院長がトイレ係長に成り下がった」と批判している。

台北車展閉幕、日系ほか各社が受注増[運輸]

昨年12月28日から開催されていた、自動車見本市「2014台北オートショー」が今月5日に閉幕した。9日間の開催期間中、自動車各社は積極的な購入意欲に支えられて受注を伸ばし、日系各社も前回2年前のショーを上回る実績を挙げた。

域内最大手、トヨタ自動車系の和泰汽車は期間中800台を受注し、前回開催時の400台から倍増した。和泰の広報担当者は、NNAに対し「昨年後半に投入したカローラ・アルティスの受注が全体を押し上げた」と指摘した。また日産自動車系の裕隆日産汽車も、「スーパーセントラ」を中心に商談が進み、期間中の受注台数は前回比40%増の450台に上った。ホンダ車もSUV(スポーツ用多目的車)が人気で、前回の3倍以上に当たる300台以上の受注を獲得したことを明らかにした。

6日付中国時報によると、韓国の現代自動車が500台、スウェーデンのボルボが350台など、各社とも当初の目標を上回る台数を受注し、全社の合計では約6,000台と前回のショーに比べて約30%増えた。好調な要因について、各社は「過去2年間に比べて消費者の購入意欲が積極的だったことが大きい」(和泰広報担当者)、「買い替え需要が伸びた」(ホンダ台湾広報担当者)と話し、今年の販売台数増加への期待感を示した。

台湾版「紅白歌合戦」は韓国ユニットに人気集中、観客の4分の1は韓流ファン

5日、台湾の紅白歌合戦「超級巨星紅白芸能大賞」の収録が行われ、こちらには韓流スターも出演。計30組がパフォーマンスを披露した。
2014年1月5日、台湾の紅白歌合戦「超級巨星紅白芸能大賞」の収録が行われ、こちらには韓流スターも出演。計30組がパフォーマンスを披露した。NOWnewsが伝えた。

台湾最大手のテレビ局・台湾電視(TTV)が2010年にスタートした同番組。日本の紅白歌合戦と同じく、紅組と白組に別れてパフォーマンスを競う形式で、旧暦正月の大みそかに放送される。年を追うごとに視聴率と話題性もアップし、5回目を迎えた今年の収録では、出演者の顔ぶれも一段と豪華になっている。

台湾勢では歌姫のアーメイ(張恵妹)、若手男性歌手ではトップクラスの人気のジャム・シャオ(蕭敬騰)、人気アイドルのグオ・シューヤオ(郭書瑤)、ガールズユニットのPopu Ladyら。香港からは男性歌手のエリック・スン(孫耀威)らが出演。さらに韓国の人気男性グループのEXO(エクソ)も出演している。

EXOの台湾での人気はすさまじく、これまでトップ人気を誇ってきたスーパージュニア(Super Junior)を追い越すほど。「超級巨星紅白芸能大賞」の収録は約1万人収容の台北アリーナで行われ、当初は満員御礼だった。しかしEXOの収録分が終わると、2500人分の席がごっそりと空になるという緊急事態も見られている。

台湾のカラスミ、減産で価格高騰 中国大陸観光客の買い占めも影響

台湾を代表するお土産として日本人にも人気の高いカラスミの価格が高騰している。コスト高による減産が主な原因だが、増加する中国大陸からの観光客が大量に買い占め、需要が高まっていることも影響していると見られている。台湾の複数メディアが報じている。

漁業関係者や漁業署の話によれば、近年の物価高や水道代、電気代などの値上げでカラスミの原料となるボラの養殖を止める業者が相次いだことから、今年の生産量は20〜30%減少しているほか、天然ボラの漁獲量自体も少なくなっており、カラスミの価格が昨年比で約20%上昇しているという。

また、聯合報は最近になり中国大陸のグルメ番組が台湾のカラスミを紹介したことから、台湾観光のお土産としての需要が高まり、各地の漁港に現れては大量に買い占めていく光景も見られるようになったとして、価格高騰の原因になっていると指摘する。

旧正月を今月31日に控え、台湾でもお土産用のギフト商戦がすでに始まっているが、消費者からは「値上げしすぎてカラスミが買えなくなっちゃったわ」と残念がる声も上がっている。

ASUS、ワコム製デジタイザとBay Trail搭載の8型Win8.1タブ"VivoTab Note 8"

台湾ASUSTeK Computerはこのほど、米国ラスベガスで開催する2014 International CES(CES 2014)に合わせて、ワコム製デジタイザを搭載し、専用ペンでの入力が可能なWindows 8.1タブレット「VivoTab Note 8」を発表した。

ディスプレイに8型WXGA(1,280×800)IPS液晶を搭載するほか、1,000段階の筆圧検知に対応するワコム製デジタイザを内蔵し、付属の専用スタイラスペンによる入力や操作が行える。

主な仕様は、プロセッサが「Bay Trail」の開発コードで知られるIntel Atom Z3740(4コア/1.33GHz)、メモリが2GB、ストレージが最大64GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics、ディスプレイが8型WXGA(1,280×800)IPS液晶、OSがWindows 8.1。Officeソフトとして、Microsoft Office Home and Studentをバンドルする。

また、ASUSが提供するクラウドストレージ「WebStorage」を1年間容量無制限で利用できる権利が付属する。このほか、500万画素の背面カメラとHD解像度の前面カメラに加え、最大64GBまでのmicroSDカードに対応したSDカードスロットなどを備える。

本体サイズはW220.9×D133.8×H10.95mm、重量は380g。バッテリ駆動時間は最大8時間。

「頑張れ日本」から「ありがとう台湾」へ 震災後の日台関係に変化


台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の代表公邸で6日、新年会が行われ、沈斯淳駐日代表は地域の安定と繁栄のために、台日の相互協力の必要性を強調した。

沈代表は挨拶の中で、台湾の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加は日本や周辺諸国・地域の利益に合致すると述べた上で、昨年の漁業や電子商取引取り決め調印など、40年来最良の状態にある台日関係の進展をふり返った。

また、日本の対台湾窓口・交流協会の今井正理事長(右2)は、東日本大震災の発生後に台湾から送られた「頑張れ日本」の励ましが、しばらくして日本の人々の感謝の気持ちが込められた「謝謝台湾」(ありがとう台湾)に変わったと指摘。このような日台の特殊な関係は長い外交官人生の中で初めての経験と語り、双方の緊密な連帯感が関係をさらに進展させるとしたほか、自らの責任の重大さを実感すると述べた。

新年会には在日華僑や日本各界の関係者ら約150人が出席、会場は華やかな祝賀ムードに包まれた。

安倍首相の靖国参拝、「中韓の批判には正当性がない」=インドが援護射撃

7日、台湾・旺報の報道によると、安倍首相の靖国参拝に批判が集まっているが、インドの元国家安全保障委員会事務局長補のラジャゴパラン氏は、「中韓の批判には正当性がない」と安倍首相を擁護する意見を発表した。資料写真。
2014年1月7日、台湾・旺報の報道によると、安倍首相の靖国参拝に批判が集まっているが、インドの元国家安全保障委員会事務局長補のラジャゴパラン氏は、「中韓の批判には正当性がない」と安倍首相を擁護する意見を発表した。

同氏は日本メディアの取材に対し、「どの国も亡くなった兵士に敬意を表する権利がある。安倍首相の靖国参拝は右翼的な行為ではなく、ましてや軍国主義復活をもくろんでいることはありえない」とした上で、「靖国を参拝した日本の首相は安倍氏が初めてではないが、中国の反発は今回が最も大きかった。これは、中国が経済発展により国際社会で台頭してきたことを示している」と指摘した。

このほかラジャゴパラン氏は、「1月26日はインドの共和国記念日で、安倍首相は国賓としてニューデリーの軍事パレードに出席する。日印は安全保障領域における協力関係をさらに拡大するだろう」と語っている。

中国大陸漁船の越境操業への取り締まりを強化=台湾当局

海岸巡防署(海上保安庁に相当)は6日から、台湾本島と離島の金門や澎湖の周辺海域で中国大陸漁船などの越境操業の取り締まりを強化した。台湾海峡の治安を維持するとともに、旧正月に向けて漁業関係者の生活の安定を確保する。

海巡署海洋巡防総局の李茂栄局長は、大陸漁船が金門島周辺海域に侵入することで漁業資源が影響を受けているとして、取り締まり強化の必要性を強調。昨年には金門海巡隊が越境操業をしていた漁船502隻を摘発し、そのうち特に悪質だった89隻に対しては罰金655万台湾元(約2276万円)を科したほか、海砂利採取船5隻を取り締まったと成果を挙げるも、今後も努力する必要があると述べた。

また、一部から違法行為を発見し通報しても関係当局の現場到着が遅いとの批判が出ていることに対しては、海上では10カイリ(約18.5キロ)を進むのに1時間かかり、実際に船舶への立入調査をすることは難しいと実情を明かすも、絶対に取り締まる心構えであると語った。

金門島周辺海域では豊富な漁業資源をめぐって大陸漁船の越境操業が深刻化しており、台湾側の漁業関係者との衝突も発生し、海洋資源と漁業従事者の権益に大きな影響が生じている。

台湾生まれの日本人女性が70年ぶりに感動の帰郷

日本統治下の台湾で生まれた日本人女性が、引き上げから70年ぶりに台湾を訪れ、多くの人々の尽力によって母親にまつわる意外な事実が明らかになるなど、新たな発見の機会に恵まれた。7日までに聯合報が伝えている。

森富美子さん(80)は台東県成功鎮にあった小学校の校長をしていた父親の関係で台湾で生まれたいわゆる「湾生」。小学4年生の時に終戦を迎え、その後日本へ引き上げたが望郷の思いは募るばかりで、このほど娘の加苗愛さんと一緒に訪台、思い出の場所を探訪した。

台東・三仙台の海岸を訪れた際には、防波堤を見るや幼い頃に父親に連れられ水泳に来た場所だと思い出し、目頭を熱くする一幕も。また、「新港はよいところ、景色のよいところ」と母親が歌っていたという「新港小調」が忘れられなかった富美子さんだが、今回の案内役を務め、音楽に詳しい陳韋辰さんと鍾慧君さんの調べで、その曲が富美子さんの母親が作った曲である可能性が高いことがわかり、思わぬ事実を知ることとなった。

また、今回の訪問で富美子さんたちが台東を離れた後も、訪台を聞きつけた地元住民が富美子さんの父親と見られる八字髭を蓄えた男性の古写真を鍾さんのところへ持ち込み、富美子さんの幼なじみだった林哲次さんに確認してもらったところ、父親本人だと判明。その一報は富美子さんにも伝えられ、台湾滞在で2度の発見があるなんてと喜んだという。富美子さんは今年5月にも再訪し、写真の持ち主に感謝を伝えたいとしている。

台湾のカラスミ、減産で価格高騰 中国大陸観光客の買い占めも影響

台湾を代表するお土産として日本人にも人気の高いカラスミの価格が高騰している。コスト高による減産が主な原因だが、増加する中国大陸からの観光客が大量に買い占め、需要が高まっていることも影響していると見られている。台湾の複数メディアが報じている。

漁業関係者や漁業署の話によれば、近年の物価高や水道代、電気代などの値上げでカラスミの原料となるボラの養殖を止める業者が相次いだことから、今年の生産量は20〜30%減少しているほか、天然ボラの漁獲量自体も少なくなっており、カラスミの価格が昨年比で約20%上昇しているという。

また、聯合報は最近になり中国大陸のグルメ番組が台湾のカラスミを紹介したことから、台湾観光のお土産としての需要が高まり、各地の漁港に現れては大量に買い占めていく光景も見られるようになったとして、価格高騰の原因になっていると指摘する。

旧正月を今月31日に控え、台湾でもお土産用のギフト商戦がすでに始まっているが、消費者からは「値上げしすぎてカラスミが買えなくなっちゃったわ」と残念がる声も上がっている。







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