エバー航空、北米路線を大幅増便
エバー航空の鄭伝義総経理は7日、4月にも新たにボーイングB777-300ER型機が3機投入されることを受け、第2四半期から年末にかけてニューヨーク、ロサンジェルス、バンクーバー、トロントなどの北米線を大幅増便する見通しを明らかにした。ビジネス・ファーストクラスの顧客を確保するのが狙い。一方、航空市場の展望としては、1月の燃料油価格は高値で推移しているものの、旅客市場が引き続き成長していることから上半期のパフォーマンスは前年同期を上回る可能性もあると期待を寄せている。
馬総統、アフリカ・中米3カ国訪問
外交部は7日、馬英九総統が1月23日〜30日の日程でアフリカのサントメ・プリンシペや中米のホンジュラスなどを訪問すると明らかにした。同国への訪問が実現すれば、在任中に台湾と国交を持つ22カ国すべてを歴訪することになる。サントメ・プリンシペ訪問後、ブルキナファソ(西アフリカ)を訪れ、その足でホンジュラスで27日に行われるフアン・エルナンデス大統領の就任式に出席する。
原発メーカー訴訟、台湾からも賛同者多数
台湾環境保護聯盟などは7日、日本を中心に展開されている福島第1原発のメーカーを訴える「原発メーカー訴訟」の取り組みに関する記者会見を行った。すでに台湾で500人の賛同者が集まったという。弁護団によると、日本の原子力損害賠償法は電力会社のみに責任を集中させる制度を採用し、原発メーカーの賠償責任は問われないのはおかしいとして、原子力産業保護構造の修正を目的にメーカー側に対し精神的苦痛を味わったとして原告1人あたり100円の損害賠償を要求するとしている。
メディゲン、新竹にワクチン工場建設
基亜生物科技(メディゲン・バイオテクノロジー)の子会社・基亜疫苗科技が、新竹生物医学園区(新竹県竹北市)に工場を建設する。投資額は6〜8億台湾元で、2年後の稼働をめざす。インフルエンザと腸病毒(EV71・エンテロウイルス)など年間1000万個のワクチン製造を計画している。工場は台湾初のPIC/S GMPガイドライン準拠で、細胞培養式でワクチンを製造する。従来の鶏卵法よりも小さい場所で、短時間に大量のワクチンが生産できるという。
中華電信の売上高、13年は過去最高
中華電信の2013年の連結売上高は前年比3%増の2280億台湾元、一株当たり純利益は5.14元と、目標を上回り過去最高となった。中華電信は昨年4G LTEで最大規模の帯域を落札し、データ通信分野の業績が好調。音声通話以外の売上は全体の50%を超えた。来年下半期の4Gサービス開始に向け設備建設を進め、モバイル通信、100Mbps以上の光通信、4Gでユーザー数の拡大をめざす。
台南で太鼓イベント、日本の団体も腕前披露
太鼓の演舞で旧正月ムードを盛り上げるイベント「2014台南国際鼓楽節」が春節期間中の1月31日〜2月4日まで台南市の国定旧跡の億載金城で開催される。会期中、地元台南の十鼓撃楽団のほかに、日本からは和太鼓のプロ集団の舞太鼓あすか組や台湾公演の常連団体である野武士などが今年の干支・午年にちなんだテーマ龍馬躍金城に沿った演舞を展開する。
日本統治時代の小学校学籍簿を文化財登録
嘉義市文化局は7日、有形文化財の一種である一般古物に、白川国民学校初等科学籍簿など7点を新たに登録したと発表した。中には大同小学校の前身にあたる白川国民学校で1918〜1943年に在籍した児童の氏名、生年月日、戸籍、ワクチン接種の有無、保護者氏名および職業などの資料が記載されている。市では価値のある文化財を歴史資産として保存し、地元の人、事象、精神を伝承したい考え。
暴力団顔負けの民進党県議を逮捕
雲林地検は7日、陳柏麟・嘉義県議(民進党)の事務所や自宅などの一斉捜査を行い、陳県議ら14人を組織犯罪法や金利法違反などの容疑で逮捕した。調べによると、陳県議は闇金融や野球賭博などを運営し、暴力で取り立てていた。ある被害者は厳しい取り立てが原因で練炭自殺を企てたほか、別の被害者は警察署に隠れたが警察署を取り囲んで騒ぐありさまだった。
台プラ系DRAM2社、昨年12月はそろって増収
台湾プラスチックグループ系DRAM2社、華亜科技(イノテラ)と南亜科技(ナンヤ)の昨年12月の連結売上高が6日、出そろった。春節(旧正月、今年は1月31日〜)の連休を前に顧客側の在庫積み増しの動きが強まったことやDRAM価格の上昇で、2社とも前月比増収となった。
7日付蘋果日報など各紙が伝えた。華亜科の売上高は26.2%増の81億4,600万台湾元(約282億円)で、7カ月連続で単月の過去最高を更新した。昨年9月に韓国SKハイニックスの中国・江蘇省の工場火災でDRAM価格が強含んだことを受け、12月の出荷価格が上昇した。高価格のサーバー向けやニッチ分野のDRAMの出荷比重を高めたことも増収につながった。
南亜科の売上高は8.4%増の41億6,900万元。出荷量は約1割増えたが、製品単価が小幅に下落したため、売上高の伸びを抑えた。
2社の昨年第4四半期の売上高はいずれも前期比で増えたが、うち華亜科は22%増の206億6,900万元で、四半期ベースの過去最高を記録した。
台南で太鼓のイベント、日本の実力派団体も腕前披露
太鼓の演舞で旧正月ムードを盛り上げるイベント「2014台南国際鼓楽節」が春節期間中の1月31日〜2月4日まで台南市の国定旧跡「億載金城」で開催される。
同市での鼓楽節開催は今年で7年目を迎えるが、ここ2年はさらに国際的なイベントに成長しており、今回は台湾、日本、韓国、シンガポールから計7つのチームが参加する予定。
会期中、地元台南の「十鼓撃楽団」のほかに、日本からは和太鼓のプロ集団「舞太鼓あすか組」や台湾公演の常連団体「野武士」などが今年の干支「午年」にちなんだテーマ「龍馬躍金城」に沿った演舞を展開する。
開会と閉会式には7つの団体による合同パフォーマンスも見られるなど、主催者側ではこのイベントで来場者の一年間の幸運につなげたいとしている。
日本統治時代の小学校学籍簿が文化財登録/台湾・嘉義
嘉義市文化局は7日、有形文化財の一種である「一般古物」に、「白川国民学校初等科学籍簿」など7点を新たに登録したと発表した。市では価値のある文化財を歴史資産として保存し、地元の人、事象、精神を伝承したい考え。
今回新規登録された「白川国民学校初等科学籍簿」には、大同小学校の前身にあたる白川国民学校で1918(大正7)〜1943(昭和18)年に在籍した児童の氏名、生年月日、戸籍、ワクチン接種の有無、保護者氏名および職業などの資料が記載されており、当時の社会や就職状況、集落の範囲、エスニックグループ(族群)の変移などの歴史背景を読み取ることができる。市では台湾総督府が台湾に持ち込んだ教育システムを理解できる資料として、学術的価値があるとしている。
日本統治時代の歴史を今に伝える嘉義の文化財は、1928(昭和3)年に昭和天皇の長寿を願うものとして臨済宗の大本山妙心寺から新港奉天宮に贈られた「今上天皇御寿牌」が嘉義県初の有形文化財の一つとして昨年10月に登録されている。
台湾の投資環境、世界3位と高評価 日本は17位
米国のビジネス環境リスク評価会社「BERI」が発表した2013年第3回(12月)の投資環境評価報告で、台湾はシンガポールとスイスに次いで3位にランクされ、4月の第1回および8月の第2回発表と同順位だった。日本は17位、韓国と中国大陸はどちらも12位。
BERIは経営、政治、為替のリスクを評価の指標として世界主要50カ国・地域の投資環境を格付けしており、関連報告を年に3回発表している。台湾は今回、経営と為替の分野でそれぞれ2位、1位と高評価を受けたが、政治分野では前回より2ランク順位を下げて10位と低評価になった。
総合得点は72点と前回より1ポイント下がっており、経済部(経産省)では中国大陸との「サービス貿易取り決め」をめぐる与野党の対立により、政治リスクの指標で得点が前回より3ポイント低い59点となったことが原因だと分析している。
2014年と2018年の見通しについては台湾は依然世界3位の高評価を維持し、総合得点も73点に回復するだろうと見込まれている。
日韓から輸入のイチゴ、再び基準値超の農薬検出で処分へ=台湾・食薬署
食品薬物管理署は8日、最新の輸入食品不合格リストを公表し、日本と韓国から輸入されたイチゴおよそ600キログラムから基準値を超える農薬が検出されたことがわかった。半数強が日本から輸入されたもので、中には今月2日の発表でも不合格となった輸入元が含まれている。
発表されたリストによると、不合格となったイチゴから、残留が認められていないシフルメトフェンをはじめ、規定量に反するフルフェノクスロン、エンドスルファン、フロニカミドがそれぞれ検出された。
不合格となったイチゴ全598キログラムのうち、398キログラムが日本から輸入されたもの。また、このうち374キログラム分は今月2日にも農薬が検出された輸入元からのものだった。同日にはこれ以外に抹茶からも基準値を超える量が含まれていたことが確認されている。
食薬署では今回農薬が検出された食品は、規定に基づいて廃棄または返品処理されるとし、今後は抜き取り検査の実施回数を増やす方針。
妻を養える日本人男性はわずか3.5%
7日、日本の経済産業省が監修した「ホワイト企業」で、「現在、日本で専業主婦を養うことのできる男性は3.5%しかいない」と指摘されている。写真は出勤するサラリーマン。
2014年1月7日、台湾・中国時報によれば、日本の経済産業省が監修し、文藝春秋社から出版された「ホワイト企業女性が本当に安心して働ける会社」で、「現在、日本で専業主婦を養うことのできる男性は3.5%しかいない」と指摘されている。
かつて日本の社会では夫は外へ働きに出て稼ぎを得て、妻は専業主婦として家事と育児を行う“良妻賢母”が一般的だったが、時代は大きく変わった。少子高齢化の影響もあり、政府は女性の社会進出を促進させており、2012年度からは「ダイバーシティ経営企業100選」事業を開始。性別にとらわれず、能力に応じた多様な労働環境を重視する企業を選出している。
同書は、「男性の多くが建設業や製造業で働いており、新たな就労機会が減少しているのに対し、少子高齢化が進むにつれ、女性を中心とした医療や福祉などの産業が成長しており、女性の労働需要も増加している」と指摘している。
優良企業の証である「ホワイト企業」の選定は、女性に仕事と家庭を両立できる環境を提供しているか、給与に男女差別がないか、実際の労働時間と残業時間、女性の管理職比率(日本は約10%)、女性の役員比率(同1〜2%)などが基準となっており、資生堂やサントリー、日産、東芝、花王、日立などが選ばれている。
新型スクーターのイメージキャラクターに陽岱鋼
台湾のオートバイメーカー三陽工業(SYM)は7日、日本ハムの陽岱鋼をイメージキャラクターに起用した新型スクーター“Fighter”の発表記者会見を行った。同社の劉永華社長は、台湾市場の回復が見込まれ、ベトナム市場が好調なことから、今年は全世界でおよそ63万台を販売したいと意気込みを語った。
排気量150ccの“Fighter”は同社の主力スクーターで、モデルチェンジは今回で6度目。今年で創業60周年を迎える同社にとって、昨年パ・リーグの盗塁王や札幌ドームMVP賞に輝いた陽は、まさしく“ファイター”にふさわしいとしている。
同社は昨年、国内における販売台数が振るわず、シェアを落とす結果となったが、劉社長は販売経路の改善、店頭看板の刷新、店内設備の更新などを行い、消費者に新しいイメージを与えるとしているほか、大学やスポーツイベントなどでのアピールに力を注ぎ、台湾での販売台数は15万台を目標とする考えを示した。
同社は1954年に前身となる自転車用ライトメーカーの「三陽電機廠」が設立、1960年代には本田技研工業と技術協力関係を結び、2002年までホンダのオートバイやシビックなど自動車のライセンス生産なども行っていた。
波にのまれ60時間漂流…カナヅチ男性が奇跡の生還
60時間漂流の末、救助されました。
救助された男性:「一瞬で海にのみ込まれました」
男性は、台湾の海辺で今月3日、大波に流されました。男性はもがいている間に偶然、触れた板にしがみついたということです。約60時間漂流した後、75キロ離れた浜辺に打ち上げられて救助されました。軽い脱水症状などがあるだけで、診察した医師らは「奇跡だ」と驚いています。男性は、出産を控えた婚約者のためにお金を稼ごうと浜辺でウナギの稚魚を捕っていたということです。
日本人にも人気の台湾産巨峰、地元大手スーパーで限定販売
日本にも出荷されている台中市新社区白毛台の巨峰が7日から台湾の大手スーパーで数量限定で発売され、鮮やかな光沢と甘酸っぱいおいしさが買い物客の購買意欲をかきたてている。
台中市政府農業局によると、海抜700メートルに位置する同地は、年間を通じて涼しく霧が発生しやすいこと、朝晩と日中の気温差が大きいことなどから、糖度18度以上で適度な酸っぱさを兼ね備えたブドウが生産されるという。毎年7〜9月と12〜2月が出荷のシーズンで、20年来の“お得意さま”の日本をはじめ、近年ではシンガポールやマレーシアからも買い付けがある。
地元でブドウ栽培を手がけるトウ鎮宏さんによると、白毛台の土壌は弱酸性で、ここで実る巨峰には独特の酸味があるほか、濃厚な香りを放ち、他の場所で生産されたものとは全く違うという。(トウ=登におおざと)
今年は国内の全聯社、裕毛屋などのスーパーと提携し、1パック500グラムあたり159台湾元(約555円)、4万パック限定で販売するとしているが、新社区の農協によると、1月31日の旧正月前までには完売するだろうと話している。