桃園メトロの何煖軒董事長(会長)は27日、来年3月の開通を目指して建設が進む空港線について「(予定通りの開通の可能性は)五分五分」と語った。一部の試験で遅れが出ているのが原因で、交通部(交通省)など関係機関などは努力するとしている。
空港線は当初、今年末の開通を予定していたが、台風13号や事業用車の脱線事故、レールに取り付けられている部品の不具合などを受け、延期された経緯がある。交通部の呉盟分常務次長は28日、3月の開通を「あきらめていない」と語るが、試験完了のめどは立っていない。
同部の高速鉄路工程局によると、桃園メトロでは9月から職員らの訓練を始めており、開業に向けた準備を整えているという。
開業すれば、台北―桃園空港間が最速35分で結ばれる。