ラグビーの国際統括団体、ワールドラグビーは1日(日本時間2日)、ロンドンで年間表彰式を開き、ファン投票で選ぶ「ワールドカップ(W杯)最高の瞬間」の部門で、日本代表がW杯イングランド大会の1次リーグ初戦で優勝候補の南アフリカから歴史的勝利を挙げた試合が受賞した。また、スポンサーのソシエテジェネラル社が選ぶW杯のドリームチーム(ベストフィフティーン)に、FB五郎丸歩(29=ヤマハ発動機)が選出された。
「チーム・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀チーム)」の候補に選出された日本代表と、「コーチ・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀コーチ)」の候補に選ばれた日本のエディー・ジョーンズHC(55)、「トライ・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀トライ)」の候補に五郎丸が南アフリカ戦で決めたトライが挙がっていたが、いずれも受賞はならなかった。
▽WRアワード(年間表彰式)国際ラグビーボード(IRB=現WR)が01年から開始した表彰式で、毎年11月に開催。創設当初は最優秀選手、同チーム、同コーチ、同女子選手などを表彰。07年から国際選手協会(IRPA)が関わる形で最優秀トライの表彰を開始。今回はIRPAのパネリストである元選手4人が6つの候補を挙げ、当日の出席者の投票により決定する。