旅客機の機内で一番迷惑だと思う行為は後ろから座席を蹴られること――。旅行サイトのエクスペディアは10日、機内エチケットについて米国人に尋ねた今年の意識調査結果を発表した。
調査はエクスペディアが市場調査会社に委託して、米国で無作為に抽出した成人1019人を対象に実施した。
その結果、61%が座席を後ろから何度も蹴られたりひざをぶつけられたりする行為を迷惑に思うと回答し、昨年に続きトップとなった。子どもが騒いでも知らん顔の保護者を挙げた回答者も59%に上り、わずかな差で2位だった。
3位は体臭や香水などの強い臭い、4位は音楽やおしゃべりなどの騒音、5位は過度の飲酒の順だった。
昨年と比べると、他の乗客を抜かしてわれ先に降りようとする順番飛ばしが10位から8位に、頭上の荷物入れの空きスペースを見つけると、たとえ自分の座席から離れていてもすぐに荷物を入れてしまう行為が11位から10位にそれぞれ上昇。
一方で、昨年8位だったアームレスト占領は、ランキングから姿を消した。
今年の迷惑行為トップ10は以下の通り。
1.座席後部を蹴る 61%
2.子ども放任の保護者 59%
3.強い臭い 50%
4.騒音(おしゃべり、音楽) 50%
5.飲みすぎ 45%
6.しゃべりすぎ 43%
7.手荷物の扱いのルール違反 38%
8.順番飛ばし(われ先に降りようとする) 35%
9.座席のリクライニング 32%
10.頭上の手荷物入れの身勝手な使用(自分の座席付近ではなく目に付いた場所を使用)