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総統府に大型トラック突っ込む:台湾

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総統府に大型トラック突っ込む/台湾・台北


台北市内で25日午前5時(日本時間同6時)ごろ、総統府正門に大型トラックが突っ込み、男性運転手1人が負傷した。運転手以外に負傷者はいないが、総統など政府関係者の出入りがある場所だけに周辺警備の見直しが迫られる。現在、西アフリカなどを歴訪中の馬英九総統の日程に影響はないという。

この事件では同日早朝、ケタガラン(凱達格蘭)大道を走ってきた土砂運搬用の大型トラックが重慶南路を越え、欄干などを突破して総統府正面の階段に乗り上げ、正門に突っ込んでガラスの扉が大破した。負傷した運転手の男はすぐに台湾大学病院に運ばれた。動機は今のところ不明だが、男には傷害罪の前科があるほか、知り合いに対し総統府に突入すると語っていたといわれ、警察では故意による事件とみて調べている。

総統府玄関前の乗用車スペースには段差があり、総統や副総統など要人らは横の通路を通って乗り降りし、特に馬総統が出入りする場合には安全上の理由から防弾の役目も果たすといわれるガラス張りの自動扉が閉じられるという。関係者はトラック突入の際、憲兵が速やかにこの自動扉のボタンを押したことから玄関部分の破壊を最小限にくい止めることができたとしている。

総統府ではこれまでにも飲酒や不注意で運転手がカーブしきれず欄干にぶつかってしまうなどの事故が度々起きているが、厳重な警固もあり大きな影響はなかった。しかし、今回の事態で総統府周辺の安全が危惧され警備の見直しと強化が求められることから、25日午後、国家安全担当各局による検討会議が開かれる。

日本人観光客、空港係員に「愛人」意味する仕草で侮辱、空港警察が逮捕

台湾東森テレビのウェブサイトによると、日本人男性観光客が台湾桃園国際空港で台湾移民署の女性係官に対し、「愛人」を意味する小指を立てる仕草をするなどして侮辱し、当局に起訴された。23日付で中国新聞網が伝えた。

記事によると、日本人男性観光客(58)は昨年8月31日、桃園国際空港から入境しようとした際、台湾での住所が書かれていなかったため、台湾移民署の女性係官から身分確認のための検査を受けた。ところが、これが不満だったらしく、女性係官に向けて小指を立てて侮辱。女性係官は証拠確保のため携帯電話を取り出した。

男性観光客はこれでさらに腹を立て、撮影を阻止するため、パスポートで女性係官のあごと携帯電話を叩いた。女性係官はこれにより顔と首にけがを負った。男性はその場で空港警察に逮捕された。

取り調べに対し、小指を立てたことを否認し、パスポートを振り回しただけで女性係官には当たっていないと主張したが、携帯電話の写真とけがの診断書が証拠となり、桃園地検署は22日、男性を公務員への侮辱と傷害の容疑で起訴した。

国発会、海外人材の雇用拡大を施策重点に[労働]

台湾発展戦略の司令塔を担う国家発展委員会(国発会)は23日、海外の人材の雇用拡大を重点施策とすることを明らかにした。外国籍ホワイトカラーの就労ビザの発給条件を見直すなど、外国人の就業規制を緩和し、域内の人材不足の解消を目指す。台湾経済の伸び悩みの主因とも指摘されているハイエンド人材の不足の解消に、政府が本腰を入れ始めた。

行政院経済建設委員会(経建会)と行政院研究発展考核委員会(研考会)などを統合してこのほど発足した国発会は同日、今後の業務計画と展望を示すリポートを発表。重点施策の一つとして、海外の人材の雇用拡大を目指す「経済移民政策」の策定を掲げた。

工商時報によると、外国籍のホワイトカラーの就業については、2年間の就業経験や、月給の最低基準を4万7,971台湾元(約16万円)とする現行の就労ビザの発給条件を見直す。

一定以上投資をした外国人に永住権を与える投資移民制度でも、就業や起業の面で優遇策を講じ、投資移民の増加も促す。規制直接投資に対する投資移民制度で永住権を取得した外国人は、2008年から現在まででわずか11人にとどまっているという。

国発会は、2060年頃に深刻さを増すと推測される高齢化に備え、短・中・長期に分けて政策を進める方針。中国人の雇用については長期計画として規制緩和を検討する。

同会は2月14日に政策の内容を江宜樺・行政院長に報告する予定だ。

ファウンドリー(半導体の受託製造)世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長は先ごろ、台湾経済が現在抱えている閉そく感は全て人材不足が主な原因になっていると指摘し、政府は海外の人材をより多く誘致して問題を解決すべきとの考えを示し、話題を呼んでいた。

iPhone 5sのサプライヤーFoxconnの幹部ら贈収賄で逮捕

台湾の警察はAppleのサプライヤーでiPhone 5sの組立製造を行っているFoxconnの多数の幹部をiPhoneの部品メーカーから多額の賄賂を受け取っていたとして逮捕しました。

中国語のニュースサイトTencent TechnologyによりますとFoxconnの幹部らは部品メーカーに対して発注のたびに売上の2.5%を賄賂として要求していた模様で、既に退任した上級副社長のLiao Wancheng氏や取締役のDeng Zhixian氏らにより仕組まれたようです。

台湾警察の捜査は1年以上にわたり行われていた模様でDeng氏は昨年の9月に中国の深圳市で勾留されましたが、Liao氏は勾留されることもなく台湾に帰国することができたようです。

関係者によりますと今回の事件でおよそ1億台湾ドル(約3億3,300万円)の金額が賄賂として使われたようで、オフショアにあるダミー会社を経由して台湾に送金されていたようです。

Foxconnの売上のおよそ40%はAppleからの発注であり、1日に50万台のiPhone 5sを製造しているといわれています。

汚物事件で事情聴取のジャム・シャオ 「許すのは誠実な対応が前提」

台北市内で去年10月、人気男性歌手のジャム・シャオ(蕭敬騰)(26)の自宅前で汚物が投げつけられ、体にかかり犯人の男に引っぱられるなどした運転手が軽いけがを負った事件で、ジャムは24日午前、士林地検から2時間にわたる事情聴取を受けた。また、検察では事件に関与した男らの取り調べ以外にも、ジャムのファンを自称する日本女性、Yukiさんについても事情聴取をすませているとしている。

去年10月の事件の際、ジャムはすぐに警察に通報したが、その後、Yukiさんとそのアシスタントがインターネット上でジャムのマネージャーを誹謗中傷したとして訴えられていた。

きょうのジャムへの取材では記者の間から、事件の背後にYukiさんがいるのではないか、また、事件後から現在までインターネット上で接触があったのではないかとの質問が出たが、ジャムは事件については検察や裁判官に答えを聞きたいとし、Yukiさんとは何の連絡も取っていないと答えた。

さらに、事件を起こした人物を許せるかと質問に、ジャムは「許したいとは思っているが、そのためには本人がまず誠実に対応すべき。誰にやらされたかということも含め、自分がしたことを全て正直に話すべきだ」とした。

「台北101」、外壁の点灯サービス終了へ 最後の演出は無料で

世界有数の高層ビル、台湾の「台北101」では2月16日、外壁を使ったライトアップサービスを終了することを受けて、この直前の同月14〜15日に家族や恋人への愛を伝えるメッセージの無料ライティングイベントが行われる。

同ビルでは2005年からバレンタインデーや大きな出来事があった時に、外壁に記念の言葉を点灯させるイベントを行い、内外から注目を集めてきた。しかし、点灯設備が古くなっている上、外壁の演出照明よりビルの賃貸収益性が高いことを踏まえ、今回関連サービスの終了に踏み切った。

2月中旬に行われる最後の点灯イベントは夜7時から9時まで行われ、「○○愛○○」(誰々は誰々を愛しているよ)と2人の名前入りでメッセージが表示され、「愛」の文字はハート型で表される。計101組まで参加でき、点灯時間は1組2分間。






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