(左が本体 右がカバー)
外交部が旅券に関する条例の改正を進めている。すでに草案がまとめられており、表紙や裏表紙および必要な記載をしたり出入境証印や査証の貼付に使用するページにシールを貼るなど「本来の状態を無断で変えてはいけない」ことが盛り込まれた。早ければ来年元日にも施行される。
現行の旅券条例施行細則では第5条で「無断で書き換えたりスタンプを押してはならない」との禁止事項が記されているが、シールを貼る行為については制限されていない。
今年7月には一般市民がパスポートの色や図柄に合わせたシールを作製し、インターネットなどを通じて配布。「中華民国」の文字の上に「台湾国」などと書かれたシールが貼れるようになっており、注目を集めた。
外交部領事事務局のキョウ中誠局長は、外交部は全ての人の信仰を尊重するとしながらも、公文書にシールを貼ることはトラブルにつながる恐れがあるとして理解を求めている。(キョウ=龍の下に共)