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増加中の「週末家族」とは:台湾

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台湾:大陸個人観光客大幅増、団体客は減少

 
2013年2月1日、台湾行政院大陸委員会が、大陸部住人の台湾個人観光状況について報告をおこなった。

 統計データによると、2013年に台湾を訪問した大陸部観光客数は285万人であった。
 このうち、団体観光客数が169万人を占めている。ただ、大陸部の観光制度調整の影響を受けて、2012年と比較して4.6%の減少を示している。

 また、2013年12月、台湾を訪問した大陸部個人観光客数は6万2000人であった。
 これにより、2013年の大陸部個人観光客数は、2012年の1.7倍に当たる、52万2000人に達した。

 台湾では2011年6月28日から、中国大陸部一部都市住人の台湾個人旅行が解禁されている。
 個人旅行解禁から、2013年末までの、個人観光客数は累計で85万人を突破したとのこと。

結婚したのに・・・台湾で増加中「週末家族」とは

 台湾では共働き世帯の増加に伴って「休日夫婦」や「休日家族」がますます多くなっているという。台湾メディア・聯合新聞網が1日報じた。

 記事は、実際に「休日夫婦」として生活する市民を紹介。研究機関で働く游さんは遠距離恋愛の末、結婚後に妻が游さんのところに引っ越す予定でいたが、妻の転職によって収入が減る可能性があったため、平日は引き続き別々に住むことを決めたという。

 游さんにとっては、「休日夫婦」になったとしても、経済的な安定が最も重要のようだ。今はまだ子供もいないことから「遠距離恋愛の延長に過ぎない」と游さんは語った。

 記事はこのほか、すでに10年近く「休日夫婦」を続けているという教師、夫が軍人で自宅に戻れるのは週に2日程度といった別居を余儀なくされている実情を紹介。「休日夫婦」を3年続けているという女性は「はじめは独身時代同様の自由さを感じたが、甘い新婚生活もなく、病気になったら1人で辛い。何のために結婚したのだろうと思う」と寂しい気持ちを吐露した。

 日本でドラマ「週末婚」が放送され、話題になったのは1999年のこと。単身赴任などを除き、一緒に暮らすのが当たり前と思われてきた夫婦生活の観念に大きな衝撃を与えた。

 台湾では経済的な理由でやむを得ず、というケースが多いようだが、今後結婚観の多様化によって「1人の時間を大切にしたい」などの理由による積極的な「休日夫婦」が増えてくる可能性もありそうだ。

春節商戦、円安追い風で活況 小売りやホテルなど集客態勢整備


画像春節を迎えた中国からの観光客取り込みに力を入れる伊勢丹新宿本店。免税カウンターや手荷物配送所では多くの中国人客でにぎわった=東京都新宿区

 中国から多くの観光客が訪れる春節(旧正月、1月31日)休暇に合わせ、百貨店や家電量販店、ホテルなどによる商戦が熱を帯びている。一昨年は東日本大震災の影響、昨年は尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐる日中関係の悪化で訪日客が激減したが、円安が追い風となり昨年末から徐々に回復傾向にあり、今年は各店とも大幅増を見込んでいる。
 伊勢丹新宿本店(東京都新宿区)6階の免税カウンター。1日には長蛇の列ができていた。7割ほどが台湾や香港を含めた中国語圏からの訪日客だ。北京から婚約者と旅行にきた公務員の男性(26)は、「日本は国民性が気持ち良いし、環境もいい。(日中関係の悪化も)あまり気にしていない」と声を弾ませる。
 同店では今年、春節休暇期間中の中国人客による売上高を前年比3倍と予測。このため免税カウンターでは中国語のできるスタッフを増やし、春節態勢を整えた。商機到来を受け、普段は敵対する新宿地区の各小売店は共同キャンペーンを展開する。伊勢丹のほか京王百貨店新宿店、ビックカメラなどが参加し、3月末まで共同のパンフレットを配布するなど情報発信を強化。観光スポットとして人気の高い秋葉原、銀座から訪日客を奪いたい考えだ。
 ホテルも活況を呈する。西武ホールディングス傘下のプリンスホテルでは、東京の品川・高輪地区4ホテルで、中国本土からの春節休暇期間中の宿泊予約が前年同期比で約65%増と好調だ。
 関西地区でも、阪急百貨店梅田本店、JR大阪三越伊勢丹、あべのハルカス近鉄本店など5施設が、女性に人気の婦人服ブランドやキャラクターグッズの入った中国人向け福袋(5000〜1万5000円)を計約200点用意。パスポート提示と引き換えに購入できる。
 一方、財布のひもが緩みがちな旅行客向けにミニツアーを提案する旅行会社もある。JTBは、主に台湾の旅行客をターゲットに、岐阜県高山市から世界遺産の白川郷のライトアップを楽しむ夜間バスツアーを企画した。2月中旬までに予定した計6回のツアーはいずれも完売したという。

童顔美人キャスターがチャイナドレスで登場、「曲線美に視聴者釘付け」

中国メディア・鳳凰網は31日、台湾・東森テレビのニュース番組を担当する女性キャスター、陳海茵さんが29日の番組で白いチャイナドレスを着て登場、ネット上で「37歳には見えないかわいらしさ」と評判になったことを報じた。

37歳の陳さんは童顔なこともあってかねてより「年齢に逆行する美女」として注目を集めてきた。そんな陳さんが、29日の小年夜(春節前々日の夜)の番組に白いチャイナドレス姿で出演した。その様子を見た陳さんのファンからは「37歳なのに、顔にシミ一つ見えない」、「メリハリのあるボディの曲線美に、視聴者の目はくぎ付け」、「これを美女と言わずして、何を美女と言うのか」などいったコメントが寄せられた。

記事はこのほか、同局のお天気キャスター、王淑麗さんも小年夜には真っ赤なチャイナドレスを身に付け、除夕(春節前日の夜、おおみそか)もチャイナドレス風のトップスにピンクのミニスカートを合わせて登場したことを紹介。大胆に露出した美脚に「鼻血が噴き出しそうになった」とネットユーザーを喜ばせたと伝えたほか、髪をアップにして扇子を手に持った姿で出演した美人キャスター、韓佩穎さんについても「時代を超越してやってきた美女」と評した。



宝くじ販売店に強盗の男、逃走するも1分で御用/台湾・台中

(台中 2日 中央社)台中市内の宝くじ販売店に1日、強盗が押し入り、現金およそ2万台湾元(約6万7000円)を盗んで逃走したが、巡回中の警察官に見つかり、1分後にスピード逮捕される事件があった。

台中市清水警察署によると、容疑者の男(41)は1日午後3時ごろスクーターに乗って宝くじ販売店に現れ、店内を歩き回った後、客が少なくなり、店員が会計のためにレジを開けた隙を狙い、中に入っていた現金を奪って逃走したという。

犯行当時、店員は捕まえてと大きな声を上げたものの、居合わせた客は驚いて身動きがとれず、この男の逃走を許してしまうが、たまたまパトロール中だった警察官が不自然に店から走り去る男を目撃し追走、店からわずか10メートルの地点でこの男を取り押さえた。

男は強盗の疑いで現行犯逮捕され、警察の調べに対して「失業し、旧正月を過ごす金がなかった」と容疑を認めている。

新北市、自転車シェアリングで台北市との相互利用推進へ

新北市の朱立倫市長が、新北市と台北市で別々の方式を採用している自転車シェアリング事業を、台北市が使用しているシステムに順次切り替え、相互利用を推進したいとの考えを示している。

新北市では現在、「NewBike」と呼ばれる自転車シェアリング事業を運営しているが、同事業で先行する台北市の「YouBike」が全12行政区内に専用駐輪場137カ所、自転車4575台を擁し、一日に最高6万人が利用しているのに対し、NewBikeは板橋区を中心に駐輪場13カ所、自転車200台があるだけで、一日の利用者は平均1300人にとどまっている。

NewBikeとYouBikeは同様の使用方法や料金システムを採用しているが、自転車や駐輪場の構造が異なるために互換性がなく、市民から不便だとする声が上がっていた。これを受け、新北市では市街地でのシステムをYouBike方式に転換することを決定し、汐止区や新店区の一部で旧正月前から運用を開始した。

同市交通局では2016年までに市内140カ所で駐輪場を設置し、3600台の自転車を市民に提供したい考え。また、現行のNewBikeはシステムの移行が完了次第、郊外の坪林や雙渓地区へ転用する計画で、趙紹廉交通局長は、公費は無駄にしないと強調する。

新北市では河岸を中心に通勤用のサイクリングロードを整備する計画もあり、これを機にエコな交通システムを構築したいとしている。

台湾・雲林農業博に30万人目の入場者 春節連休でにぎわう

台湾初の大規模農業展覧会「雲林農業博覧会」で1日、30万人目の入場者が誕生し、雲林県の施克和副県長からタブレット型パソコンや同県の特産品、関連書籍などが入った記念福袋が贈られた。

記念すべき30万人目の入場者となったのは、一家4人で訪れた潘伝栄さんで、思わぬプレゼントに喜びを隠しきれない様子だった。旧正月(31日)には昨年12月25日の開幕以来一日あたりの入場者としては過去最高の4万3100人がつめかけており、施副県長は、今年の旧正月は好天に恵まれ、行楽に農業博はぴったりだとアピールした。

雲林農業博は3月6日までの開催。

東京と九州で台北国立故宮博物院展が開催

 今年、東京と九州の両国立博物館で特別展「台北 国立故宮博物院 〜神品至宝〜」が開催されるのに先立ち、1月29日に東京国立美術館で同展の報道発表会が開かれた。

 同展は、東京国立博物館(以下、東博)で6月24日〜9月15日で開催された後、九州国立博物館(以下、九博)で10月7日〜11月30日に開催される。同展では、故宮博物院の収蔵品の中から231点を厳選し、重複する展示品を含め東博では186点、九博では110点が展示される。この中では特に、国立故宮博物院(以下、故宮博物院)を代表する門外不出の収蔵品、「翠玉白菜」(東博のみ)と「肉形石」(九博のみ)がそれぞれ2週間限定で初公開される。

 この日の報道発表会では、東博の銭谷眞美・館長が「日本の国立博物館の中で最も古い歴史を持つ東博が、これまで実現できなかったのがこの展覧会だ。歴史や文化に関心を持つ多くの人々の長年の夢が、アジアで初めての故宮博物院展としてようやく実現する運びとなった。中華文化の特質や素晴らしさをご観覧いただきたい」とあいさつした。

 九博の三輪嘉六・館長は、「九州は台湾との交流も非常に活発であり、今回の開催は、九州すべての方々が心から期待し応援している」と述べた。

 故宮博物院の馮明珠・院長はビデオメッセージの中で、「台湾と日本の文化交流を促進するため、故宮博物院の貴重な収蔵品がアジアで初めて展示される。展示品は当院のワーキングチームが入念に作品を厳選したもの」と強調した。

 また、同展のサポーターに就任した一青窈さんも登場し、「同展では台湾でもなかなか見られないものがやって来るので、これを機会にぜひ足を運んで」とアピールした。

 同展の展示構成については、序章として、新石器時代から始まり、青銅器や玉器を展示する。第1章では北宋、元の時代の書画や磁器など、第2章では、元、明、清の各工芸品など、第3章では清朝、とりわけ乾隆帝の時代のコレクションなどを中心に展示される。

«2014年1月30日 週報»

<新興国ショック>ファンダメンタルズ備えた韓国・中国・台湾は投資有望(1)

新興国の危機が深まっている。ペソが1日で13%急落する“アルゼンチンショック”で赤信号が灯った新興国市場は旧正月連休期間にまた揺れた。先月29日に米連邦準備制度理事会(FRB)が月750億ドルの量的緩和規模を650億ドルに減らすことにしたためだ。インドとトルコ、南アフリカのような新興国が素早く金利を上げたが力不足だった。フィナンシャルタイムズによると先月だけで新興国株式市場から122億ドル規模の資金が流出した。これらの国に資金を置いている投資家の懸念も大きくなっている。アジア新興国関連リサーチとファンド運用を担当している証券会社海外法人長から見通しを聞いてみた。

「量(Quantity)の場から質(Quality)の場に変わった。流動性ではなく各国の経済基礎体力(ファンダメンタルズ)が左右する市場が開かれたのだ」。

新興国危機を診断する中央日報紙の質問に応じた4人の資産運用会社海外法人長と現地最高運用責任者(CIO)の総評だ。どの国にしても投資家は近い国に多く投資する。情報量が多く質も高いためだ。別名ホームバイアス現象だ。韓国の資産運用会社が香港やシンガポールに法人を設立しアジアの新興国に対するリサーチと関連ファンド運用を任せるのも同じ理由からだ。新興国、特にアジアの新興国に関しては彼らほどの専門家はいない。そんな彼らが挙げた新興国危機の原因はまさに流動性の枯渇だった。

資金を枯渇させたのはFRBの量的緩和縮小だ。量的緩和は中央銀行が政府国債や他の金融資産を買い入れ市場に通貨量を供給するものだ。自国通貨の価値を下げて輸出競争力を高め一定程度のインフレを誘導し景気低迷を防ぐための政策だ。3回にわたる米国の量的緩和政策で市中に流通するドル資金が増え新興国市場も恩恵を得た。特に輸入依存度が高い新興国ではドル安により自国通貨が上昇し物価上昇圧力が減った。企業の資金調達費用も減少し、成長に対する期待感が大きくなり投資と消費が増え、これは経済成長につながった。その結果追加資金が流入する好循環まで起きた。しかし実力ではなく外部の力に頼った成功はいつ崩れてもおかしくない。トラストン資産シンガポール法人のイ・ムグァン法人長は、「流動性で作られた好循環構造は流動性が消える瞬間に悪循環構造に変わる。経常収支赤字幅が大きく民間と政府の負債比率が高い国は流動性枯渇に耐えることができない」と話す。トルコとアルゼンチンのように最近危機が起きている新興国がこれに該当する。

事実昨年5月にも新興国が同じ理由で苦しんだことがある。バーナンキショックだ。当時はFRBが量的緩和政策を維持することを決め事態は沈静化した。だが今度は違う。FRBはアルゼンチンショックにも量的緩和規模を追加で縮小した。米国景気が回復するほど量的緩和規模は減らすほかない。最終的には量的緩和政策自体が終了する時まで定期的に新興国危機説が起きかねないという言葉だ。

(2)

だからといってすべての新興国が危機に陥るのではない。資金が多い時はリスクに鈍感になる。財布の中に資金をためておくよりはファンダメンタルズがやや落ちる国にも投資して収益を出す方がより良いと感じる。だが、余裕資金が減ればリスク回避の傾向は明確になる。ファンダメンタルズを細かくチェックし安全ながらも収益が出る国を選んで投資する。経常収支黒字の国、製造業中心の輸出主導型産業構造を持つ国、短期対外債務に対する外貨準備高が安定した国に対する投資は相対的にあまり減らないという話だ。サムスン資産香港法人のユ・ジェソン法人長は、「中長期的に経常赤字の国が多い中南米と黒字の国が多いアジアは別の道を進むだろう。人口と所得増加の側面からもアジアは内需振興の余力が大きく、中南米に比べ低評価の魅力もある」と話した。ユ法人長はアジアの国でも外貨準備高上位の中国と台湾、韓国を投資有望国として推薦した。2日に記者らと会った申斉潤(シン・ジェユン)金融委員長も「今後各国は基礎体力により異なる評価を受けるだろう。FRBの量的緩和縮小が韓国に及ぼす短期衝撃は大きくないものと判断される」と話した。

市場内の流動性が減れば相対的に先進国投資が注目を浴びる。ファンダメンタルズがいくらしっかりしていても先進国より安全な新興国はないためだ。しかし低リスクはそのまま低収益を意味する。長期的に高い収益を得ようとするなら成長の余地が大きい新興国に対する投資をやめることはできない。未来アセット香港法人のキム・ビョンハCIOは、「先進国に偏った資金は中長期的には新興国に再び移動することになっている。現在の調整は新興国に対する投資の機会にできる」と話した。

流動性の場では市場全体が均等に上がるならファンダメンタルズの場では選別的に上がる現象が現れる。韓国投資信託香港法人のパク・ミョンジュ法人長は、「場の性格が変わっただけに市場インデックスを追従する商品よりファンドマネジャーが銘柄を選び追加収益を出すアクティブ商品が有利だ」と話した。大型株より中小型株を中心にポートフォリオが組まれた商品を推薦するのも同じ脈絡だ。パク法人長は「短期的に新興国市場は浮沈を体験するほかない。中長期的観点で投資しなければならない」と強調した。






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