IT振興「小リンゴ」計画推進=行政院
行政院国家科学委員会(国科会)が12日、「小林檎(スモールアップル)園育苗計画」を発表した。iPhoneやGoogleグラスなど汎用モバイル装置を「ビッグアップル」と位置付ける一方、医療・物流・自動車などの分野に特化した「スモールアップル」製品の開発支援のための機関を設立する。工業技術研究院が初期投資の1億台湾元のうち3分の1を出資し、徐爵民院長が代表に就任。メディアテックやTSMC、中華電信、潤泰国際などが残りを出資する。投資規模は今後2〜3年で10億元となる予定だ。
今年の訪台客900万人、国連機関も予測
国連世界観光機関(UNWTO)が最近発表した世界観光指標によると、今年に台湾を訪れる外国人旅行者の数は前年より100万人増加し、年間900万人を突破する見込みだ。台湾政府も今年900万人を達成した後、2016年には1000万人に増やしたい考え。3大市場である中国、日本、香港・マカオからの旅行者を着実に呼び込むとともに、東南アジアや韓国、イスラム圏の市場開拓にも取り組むとしている。(中央社フォーカス台湾)
ゲームのカプコン、台湾で事業拡大
ゲーム製作大手カプコン(大阪市)の台湾支社は12日、台湾での事業規模を拡大すると発表した。カプコン台湾の越知雄一董事長兼総経理は、今年第2四半期にスマートフォン向けゲーム2本、パソコン向け1本の新製品を発表するほか、台湾でのゲーム開発の人材募集人数を昨年比で倍増させると述べた。ゲーム人口の増加により台湾の関連市場は急成長中。地場のゲーム各社も、上半期に多くの新製品を発表して対抗する。
台湾新幹線、閑散時の料金引き下げ
台湾高速鉄道は12日、3月13日から閑散時の運賃を8%引き下げると発表した。台北〜高雄間片道は現行の1630元が1495元になる。だが自由席の料金は変わらないため、自由席が指定席より85元高くなってしまう。閑散時とは月曜〜木曜の午前9時〜11時36分までと午後8時以降。全運行列車の3割、43本に適用される。
陸委会主任、南京で「中華民国」と発言
11日に「王張会談」を終えた王郁?・大陸委員会(陸委会)主任委員は12日、南京市内にある孫文の陵墓である中山陵を訪れ、花を手向けた。その際、王氏は中華民国の年号と官職名を唱えた。中国側は事前に「中華民国」とは言わないよう要望していたが、王氏が「現実を直視」するよう主張したため、中国側の随行員は談話発表時には姿を消した。中国中央テレビでは「中華民国」や「民国103年」の部分は音が消されていた。
台湾は世界50位=報道の自由度
パリに本部を置く「国境なき記者団」(RSF)が12日発表した今年の世界の報道自由度ランキングで、台湾は昨年の47位から3ランク下げて180カ国・地域中50位となった。台湾は2年連続で順位を落としたものの、アジアでは日本(59位)、韓国(57位)、香港(61位)を上回った。
バラの価格4割高騰、バレンタイン前に
14日のバレンタインデーを控えて、台湾各地ではバラの減産により価格が高騰している。1本あたり25台湾元以上と、値上がり幅は最大で40%に達している。屏東県の農家によると、天候不順の影響で今年の生産量は例年より1〜2割減少したほか、1束(20本)あたりの平均価格も普段の400元前後から現在は500元に上がっている。バレンタインデー需要を見越して価格がさらに上がる可能性があるという。
「KANO」主演の永瀬正敏、来週訪台へ
今月27日に公開予定の映画「KANO」で主演の永瀬正敏が、来週7泊8日の日程で訪台し、22日に嘉義で行われるプレミア上映会に出席する。また、24日には映画で永瀬の妻役を演じた坂井真紀も駆けつける予定で、共にPR活動を行う。22日に行われるプレミア上映会に合わせ、嘉義市では大規模なパレードが実施される予定で、嘉義駅を出発点に嘉義球場まで練り歩く。
裕隆グループ、今年の売上高目標は3,500億元[車両]
自動車大手、裕隆グループの陳国栄総経理は11日、今年はグループ全体で売上高3,500億台湾元(約1兆1,846億円)を目指す方針を明らかにした。中台での自動車の販売台数は計28万6,500台、前年比16.5%増を目標に掲げた。
12日付経済日報などが伝えた。うち台湾での販売台数は裕隆日産汽車(日産自動車系)、中華汽車(三菱自動車系)、自社ブランド「納智捷(LUXGEN)」を展開する納智捷汽車の合計で10万6,500台を見込む。中国での販売台数は中華汽車が出資する東南汽車、裕隆汽車が出資する東風裕隆汽車を合わせて18万台に達するとした。
陳総経理は「世界景気が回復傾向にある中、大手メーカーは相次ぎ新車種の発売に踏み切っている」と述べ、今年の販売台数は前年を上回ると予測。「買い替え需要なども考慮すると、今年の台湾の新車販売は40万台に達する」との見通しを示した。裕隆日産の「スーパーセントラ」や、3月末に発売予定の「リヴィナ」の新モデル、LUXGENの「U6ターボ」などの好調が販売全体を支えるとみている。
同グループは傘下に自動車のほか紡績メーカーなど13の事業体を持つ。昨年の売上高は前年比8.6%増の3,150億元だった。
大雪で欠航相次ぐ成田空港で台湾ツアー客が怒声
台湾メディアによると、大雪の影響で日本を訪れていた台湾の観光客やビジネスマンが空港で足止めを食らい、大騒ぎになった。成田空港では大勢の台湾ツアー客を率いる添乗員が航空会社職員にかみつき、ひときわ目立っていたという。台海網が伝えた。
大雪の影響で成田空港では台湾行きの便が飛ばなくなり、100人近い台湾ツアー客が航空会社のカウンターを囲んで大騒ぎ。旅行会社の添乗員と見られる巨漢の男性が航空会社の女性職員に食ってかかり、警備員が駆け寄ってくる場面も。
同じように足止めを食らった欧米の観光客が静かに待っているのとは対照的。冷ややかな視線が台湾ツアー団に集中し、ネットユーザーいわく「一気に台湾の知名度を向上させることに成功。鮮やかな“国民外交”を展開」した。
必死に対応する航空会社に対し、「今すぐ帰らせろ」と怒鳴る台湾観光客の姿も。「他の人の席をキャンセルして私に回せばいい話でしょ」「台湾外交部にチャーター機で迎えに来るように言って」など理不尽な要求を連発し、ひときわ目立っていた。
中台が分断後初会談=中国側は「領事面会権」など通じ、台湾側に覚書調印求める―仏メディア
Record China 2月13日(木)10時30分配信
中台が分断後初会談=中国側は「領事面会権」など通じ、台湾側に覚書調印求める
11日、台湾の対中政策を主管する大陸委員会の王主任委員が初めて中国を訪問し、国務院(政府)台湾事務弁公室の張志軍主任と会談した。主管官庁トップ同士の公式会談は1949年の中台分断後、初めて。写真は王主任委員。
2014年2月11日、フランスのRFI中国語版によると、台湾の対中政策を主管する大陸委員会の王郁[王奇](ワン・ユーチー)主任委員が初めて中国を訪問し、国務院(政府)台湾事務弁公室の張志軍(ジャン・ジージュン)主任と会談した。主管官庁トップ同士の公式会談は1949年の中台分断後、初めて。
会談後の共同記者会見には、国内外のメディア88社と220人余りの記者が詰め掛け、関心の高さをうかがわせた。
出先事務所の相互設置について、台湾側は中国で拘束された台湾人への「領事面会権」の機能を付加するよう求めた。中国側は認めなかったものの、今後、積極的に実行できる方法を見つけることで共通認識に達したという。
中国に留学している台湾の学生の医療問題について、中国側は、台湾の学生が各省の規定に従い、2〜10%の医療費を収めれば、中国本土の人々と同等の医療待遇が受けられるという案を提示したとみられる。
中国側は、この二つの“善意”を示すことで、台湾側に覚書など書面への調印を促したい意向だ。
台湾主任委員、孫文の墓参拝
中国を訪問している台湾大陸委員会の王郁※(※=王ヘンに奇)主任委員(閣僚)は12日、江蘇省南京にある与党・国民党の創設者、孫文の墓「中山陵」を参拝した。
王氏は参拝後、「国父の孫文先生がアジア初の民主共和国である『中華民国』を創設して103年がたった。大陸委員会の身分で参拝できて大変うれしい」と語り、辛亥革命によって成立し、台湾が国号とする「中華民国」の存在を強調した。
また王氏は同日午後、南京大学で学生らを前に講演し、「台湾は民主政治を実施しており、官僚は監督を受け、特権乱用や不正行為をしようとしない」と述べ、不正がはびこる中国を暗に批判した。
バレンタインデー用バラの価格4割高騰 人気はやっぱり赤
14日にバレンタインデーを控える中、台湾各地ではバラの減産で価格が高騰しており、1本あたりの値段は25台湾元(約85円)以上と、値上がり幅は最大で40%に達している。
台湾最南端にある屏東県の農家によると、天候不順の影響で今年のバラの生産量は例年より1〜2割減少したほか、1束(20本)あたりの平均価格も普段の400元前後から現在は500元に上がっており、バレンタインデーが近づくほど価格がさらに上昇する可能性があるという。
昨年のバレンタインデーは一家団らんで過ごす旧正月連休とぶつかったため、バラの需要が減少し売上げが伸び悩んだ。今年は旧正月の締めくくりとなる元宵節(旧暦1月15日)と重なっているものの、この時期の風物詩であるランタン鑑賞のロマンチックなムードがバラの売上増につながればと期待されている。
台湾のバレンタインデーは男性が女性にプレゼントを贈るのが一般的。特に人気の高いバラは真っ赤なものが主流だが、近年では若者の間でピンク系のものも好評を博しているようだ。