京都市立病院(中京区)は7日から、病院と阪急西院駅(右京区)、JR丹波口駅(下京区)の3カ所を循環する患者らの送迎バスを運行する。患者から「最寄り駅からの送迎バスを運行してほしい」との要望が多く、市立病院は「高齢者の患者も多く、少しでも通院しやすくなれば」と期待している。
病院の創立50周年事業として企画した。送迎車両運行会社「ケイルック」(南区)に委託して実施する。
バスは病院北玄関を出発し、西院駅、丹波口駅の順に回る。午前は8時半、午後は1時半から30分ごとに7便ずつ、平日に限り運行する。定員は27人で、患者や家族、付添人らが無料で利用できる。予約は不要。西院駅、丹波口駅での停車場所はそれぞれの駅近くにあるTSUTAYA西院店、ユニクロ五条丹波口店の前。
バスには、急病患者の対応に備えてAED(自動体外式除細動器)を搭載する。月に1回、市民向けに病院内で開いている健康づくりの講座内容を車内でビデオ上映する予定。同病院TEL075(311)5311。