台湾高速鉄路(高鉄、新幹線)の苗栗、彰化、雲林各駅が1日に開業して以来初めての休日となった5日、乗客数が19万7000人に達し、前週比で約4割増加した。同社が行っている乗車券プレゼントのキャンペーンに、披露宴などへの参加で利用が増える吉日が重なったことが主な要因とみられる。
高鉄は1日に料金の値下げを行ったほか、同日から15日まで、新駅で乗降した一部利用客を対象に、もう一度乗車が可能になるキャンペーンを実施している。
キャンペーンでは、使用済みの乗車券を同区間の新しい指定席乗車券と引き換えられる。新駅での乗降が条件となるため、5日の乗降客数は苗栗、彰化、雲林各駅合わせて4万人余りに上った。この数字は高鉄の1日あたりの利用者数のおよそ1割に当たる。