京都府立植物園(左京区下鴨半木町、TEL 075-701-0141)で12月12日、園内イルミネーションと観覧温室の夜間開放が始まる。
同園イルミネーションでは、樹木や花壇を約10万球のLEDで飾る。同園北門エリアの高さ20メートルのトウカエデもイルミネーションを施し、北門噴水池の水面に浮かび上がる。
観覧温室の夜間開放では、12月5日から開催している100品種1000鉢を集めた「ポインセチア展」のほか、ジャングルや砂漠、サバンナの植物の夜の姿を鑑賞できる。
「くすのき並木」では、アーティストの高橋匡太さんによって200メートルの並木道を赤や緑などクリスマスカラーでライトアップした。「街灯など人工物のないこのエリアではLED照明の光が映え、暗闇に浮かび上がるクスノキの姿が美しいと思い、かねてライトアップをやりたかった」と高橋さん。「ピュアな光の美しさとライトアップされた植物、年末の静かな夜の散歩を楽しんでほしい」と話す。
京都ノートルダム女子大学、京都府立大の学生によるミニコンサートも開催予定されている。
夜間開園時間は17時30分~20時(入園は19時30分まで)。入園料は、一般=200円、高校生=150円、中学生以下・70歳以上=無料。