保安警察(警備警察に相当)第2総隊に所属する男性が、再三の指導と注意にも関わらず、規定に反する長髪を続けたとして、懲戒免職となる恐れになっている。近日中に警政署(警察庁)が最終判断を下す見通し。
勤続7年目のこの男性は、約2年前から髪を伸ばし、これまで20度にわたり「申誡」と呼ばれる注意を受けていた。警察人員人事条例では、18度以上「申誡」を受けると、懲戒免職となる恐れがある。
第2総隊の鍾国文隊長は、性別のアイデンティティは尊重するとしながらも、国家権力を代表する警察機関で規定に背くことは許されないと強調。男性に対しては頭髪規定のない刑事警察への転向を勧めたが、拒否されたとしている。