世界長者番付に台湾から28人
フォーブスは3日、2014年度の世界長者番付を発表した。トップはマイクロソフトのゲーツ氏で760億ドル。アジアのトップは香港の長江実業グループの李嘉誠氏。台湾からは去年より2人少ない28人が番付入りした。台湾のトップは3年連続で旺旺中時グループの蔡衍明氏で10億ドル。2位には富邦グループの蔡萬才氏が入り、続いて鴻海グループの郭台銘氏、正新ゴムの林栄三氏の名が続いている。宏達国際電子(HTC)の王雪紅氏は、今年は番外に落ちた。
3Dプリンター市場の成長率は年2倍
金宝電子工業(Kinpo)董事長兼三緯国際董事長の沈軾栄氏は3日、「2014台湾3Dプリンター国際フォーラム」に出席し、今後3年は継続して成長率100%が見込める市場であると述べた。金宝は昨年、自社ブランドの3Dプリンターを1万5000元の低価格で発売した。海外にも積極的に進出し、今月から中国、日本、アメリカに製品を投入する。今年は4〜5種類の新製品を発売し、出荷量は10万台が目標。今後3年で100万台の販売を見込んでいる。
アップルが台湾、中国で大規模求人
米WSJ紙の報道によると、アップルが台湾と中国でエンジニアやサプライチェーンマネージャーなどの職種を対象に大規模な求人活動を行なっている模様だ。目的は開発強化のほか、一部サプライヤー企業の劣悪な労働環境が批判されたことに対応するための人材強化と見られる。同社は昨年から台湾、中国での求人活動を活発化させており、これまでに600人以上を採用したとされる。この中には宏達国際電子(HTC)など競合他社からの引き抜きも含まれているという。
花蓮の民宿内に鉄道
花蓮県光復郷のある民宿には動く鉄道が通じている。1995年に林田山の森林鉄道が廃止になり、骨董好きの主人が1キロ2元、総価格20万元で10両の車両と軌道を買い求めた。その後、民宿を経営するようになり、特色を出そうとしてトロッコ列車の出番となった。現在、2両の車両が朝食後の決まった時間に動いている。情報がネットに流れ、日本からの鉄道ファンが押し寄せているという。
日本留学経験者の台湾人ベテラン画家、個展開催
国立台湾美術館(台中市西区)でこのほど油絵展が開かれ、台湾の画壇に大きな影響を与えた「五月画会」の創始者、郭東栄さんの1955年から2013年にかけての作品が展示されている。「希望と平和」「宇宙への挑戦」「世界は変わる」の3つのテーマに分かれたこの個展では、変化に富んだ作風で写実と抽象が織り成す郭さんの60年来の創作をふり返ることができる。郭さんは1927年、南部・嘉義の生まれ。台湾省立師範大学(現・国立台湾師範大学)美術学科を首席で卒業後、早稲田大学西洋美術史科、東京芸術大学油絵技法材料科の修士号を取得。郭さんの60年間の軌跡を追う「世界在變(世界は変わる)―郭東榮油畫展」は5月18日まで。
台・中間で気象・地震観測協力取り決めに調印
台湾「海峡交流基金会」(林中森董事長)と中国大陸「海峡両岸関係会」(陳徳銘会長)の間で台北で26日から3日間の日程で行われた10回目のトップレベル会談で、両者は「両岸気象合作協議」、「両岸地震監測合作協議」に調印。それぞれ20番目と21番目の両岸間取り決めとなった。双方では次回11回目となる会談について、両岸「経済協力枠組み取り決め」(ECFA)をめぐり、商品貿易取り決め、紛争解決メカニズム構築、二重課税回避と税務強化に関する協力取り決め、双方の窓口事務所設置の4つの議題について取り上げることで概ね意見の一致をみているという。
小学生が公園で拾ったのはなんと「手榴弾」
新北市土城区で1日、小学生児童が消防署に公園で拾ったという手榴弾1個を持ち込む騒ぎがあった。安全ピンが付いたままの実弾で、すでに軍が回収しており、関係機関はなぜ公園に置かれていたのかなどを含めて調査を進めている。新北市消防局によると1日午後6時30分ごろ、小学生の男児が自転車に乗って消防署を訪れ、同区内の公園で拾得した手榴弾を届け出たという。この男の子は先月28日、公園内にある資源回収ボックスの近くに落ちていたのを見つけ拾ったが、その後どうしてよいかわからなくなり、消防署に持ち込んだと話している。
10日から阿里山の花祭り、SL列車のリバイバル運転も
台湾有数の景勝地、嘉義県阿里山で10日から始まるフラワーフェスティバルに合わせて、台湾鉄道による蒸気機関車の運行が決まり、満開の桜の木の下をSL列車が通る美しい場面が再現される。 開幕式では地元の小学生らが阿里山を謳歌する詩を朗唱するほか、台南の芸術大学で音楽を専攻する学生たちも伝統楽器の古筝や琵琶、二胡などを披露し会場を盛り上げる。また、台鉄もヒノキ製の客車をけん引する蒸気機関車31号を阿里山−沼平間で走らせることになっており、煙を出しながら桜の木の下を走るSL列車の雄姿再現に多くの鉄道ファンが今から胸を膨らませている。
緊張増す東シナ海、日台公船の急接近「日本に敵意はないが、好意的でもない」
3日、台湾が北方の海域を巡航する際、日本の航空機や軍艦にたびたび遭遇する事態が発生しているという。
環球時報(電子版)によると、台湾公船が北方の海域を巡航する際、日本の航空機や軍艦にたびたび遭遇する事態が発生しているという。
台湾・中央通信社の2日の報道によると、台湾の海巡署海洋巡防総局の公船2隻は先月17日に北の領海内で巡航。18日には日本の海上保安庁の巡視船に遭遇した。日本の巡視船は台湾公船の後方から高速で接近。両者は約30分間対峙し、数百メートルまで接近する場面もみられたという。
報道によれば、日本側は無線で台湾側とコンタクトを取ることはなく、台湾側は「敵意はないが、好意的でもなかった」と話している。さらに、台湾の海軍関係者は、「日本が航空機や軍艦の派遣を拡大しているのは、2011年以来東海(東シナ海)が緊張状態を増しているからだろう」と語っている。(
台北メトロの駅付近で不発弾処理
台北メトロ信義線の象山駅(台北市信義区)付近で3日午後、同日見つかった不発弾の処理が行われ、無事完了した。
不発弾が見つかったのは、象山駅の南側にある中強公園。60歳の男性が3日午後2時頃、公園の裏山で長さ40〜50センチの榴弾を1発見つけ、消防に通報した。
信管が壊れ、弾体もさびだらけになっていた榴弾は、同日午後6時までに軍によって回収された。
信義区内の工事現場では先月13日にも太平洋戦争中、米軍が空襲で使用したと思われる不発弾が見つかっている。台北市警察によると、これらの多くは信義区とそのすぐ西にある大安区の山中で発見
科技部が発足、学術研究支援など強化へ
科学技術振興や科学園区に関する行政を管轄する「科技部」が3日、発足した。行政院国家科学委員会(国科会)からの昇格で、部長(閣僚)には元・行政院政務委員の張善政氏が就任。張部長は、学術研究の支援や産学連携の強化を目的に、傘下に新たに諮問機関を設ける方針などを明らかにした。
中央社など各紙が伝えた。張部長によると、科技部は政府の各部・委員会が進める科学技術に関連した政策を技術面で審査し、予算額などの提言を行う。一方、科学技術関連政策の運営資源の分配や優先順位など政治面の審査は、行政院科技会報が担当する。
また、同部は今後、優秀な学術研究者を支援するための「学術研究諮議会」と、産学連携を深めて学術研究の実用化を促進する「産学推動諮議会」の2機関を設立する計画。学術研究諮議会には政府系研究機関の中央研究院(中研院)の翁啓恵院長を、産学推動諮議会には台湾大学特別教授の李世光氏を、それぞれ指導者として招く方針という。
科技部長に就いた張氏は、国科会やパソコン(PC)大手の宏碁(エイサー)、米グーグルなどを経て、2012年から今年2月まで行政院の政務委員として通信行政を担当していた。
香港・尖沙咀で台湾の著名彫刻家が個展
香港藝術館の屋外グランドフロアに設置された「人間シリーズ」より「行列」
尖沙咀ビクトリアハーバー沿いにある香港藝術館で現在、台湾の彫刻家・朱銘(Ju Ming)さんの個展「Ju Ming - Sculpting the Living World(刻畫人間−朱銘雕塑大展)」を開催している。康楽及文化事務署(LCSD)と朱銘美術館の主催で、香港で開催する個展としては過去最大規模。(香港経済新聞)
朱銘さんは1938年に台湾の苗栗県で生まれ、アジアの主要都市のほか、ヨーロッパやアメリカでも個展を開き、「太極拳シリーズ」で一躍名を押し上げた。今回紹介する「人間シリーズ(Living World Series)」は完成までに30年をかけた大作シリーズで、作品数120セットを香港で公開している。
同展では、木、粘土、石、銅、ステンレスなど異なる素材を使って、人々の日常や家族、社会の異なる役割を表現した作品を展示。老人が孫と遊ぶ様子や、行列に並ぶ人の感情、勇敢に戦おうとする軍人の思い、ダンサーやスイマーの美しい姿など、人生の喜びと苦難を表現しているという。
50センチ程度のものから、等身大を超える大きさのものまで形はさまざま。いずれの作品も個や集団で生きる人間界の瞬間を捉え、まるで動き出すかのような空気を醸し出しているのが特徴だ。また、「人間シリーズ」の中でも「収監」と「立方体」という朱銘さんの転機となり飛躍的発展の基礎となった2つの作品も展示する。
そのほか会場では、朱銘さんが工房で作品を制作する様子を映像で紹介するコーナーも用意。広大な自然の中に作品を置く台湾の朱銘美術館に倣い、2つの展示会場だけでなく同館周辺にも作品をディスプレーし、通行人も作品の一部となり記念撮影ができるように設置している。
開館時間は10時〜18時(土曜・日曜・祝日は19時まで)。木曜休館(祝日の場合は開館)。同展への入場料は20香港ドル(水曜のみ10香港ドル)。6月15日まで。
中国のバーリンホウ世代、人気旅行先トップは台湾、2位は韓国ソウル
中国のバーリンホウ(80後、1980年代生まれ)が選んだ「最も行きたい旅行先」は台湾だ。中国台湾網が伝えた。
中国の旅行情報サイトは先ごろ、1980年代生まれを対象とした人気旅行先ランキングを発表した。
それによると、台湾がトップで、以下、韓国・ソウル、オーストラリア・シドニーと続いた。
台湾ドラマや映画などでおなじみの台北や墾丁、花蓮などが特に人気だという。
台湾に宮城の漁船漂着=震災後、2万キロ漂流?
東日本大震災の津波で宮城県の気仙沼港から沖合に流された小型漁船が2日、台湾南部の台東県達仁の海岸に漂着しているのが発見された。台湾の海岸巡防署(海上保安庁に相当)が3日、明らかにした。
海巡署は船体番号を日本側に通知。第2管区海上保安本部(宮城)が所有者を確認した。同本部は「把握している限り、台湾に船が漂着したのは初めて」と話している。
台湾・中央通信社は、漁船は海流に乗って北太平洋上を2万キロ近く漂流し、3年かけて台湾に到達した可能性があるとの専門家の分析を伝えた。
日本側は船の所有権を放棄するとしており、その後の処理は台湾の所管機関が行うことになるという。
台湾鉄道架線トラブル 原因はパンタグラフの部品欠損
桃園県を走る台湾鉄道で先月28日に発生した架線トラブルで、交通部鉄道管理局の范植谷局長は3日、通過した電車の集電装置、パンタグラフの部品欠損が電車線切断の主な原因だと明らかにした。
欠損したのはパンタグラフの上部に取り付けられている「集電舟」と呼ばれる部分で、架線と接触する部品が分岐箇所などで電車線を引っ掛けないようにする役割がある。范局長は事故はこの集電舟が何らかの理由で脱落して集電装置が架線を傷つけたのが原因で、現場付近の地盤が軟らかく、列車の振動が大きかったも要因のひとつとして考えられると説明した。
また、3日午後には葉匡時交通部長が台鉄を視察し、原因究明を行ってから責任問題を追及する考えを示した。
このトラブルで1.5キロメートルの区間にわたって架線の全面的な張り換えが必要となり、列車138本、乗客約6万人に影響が及び、3連休初日の足が大幅に乱れた。
手榴弾、危うく爆発―拾った小学生「安全ピン抜きたい衝動」こらえて消防署に持ち込む
台湾北部の新北市で1日、小学生が拾った手榴弾(しゅりゅうだん)を消防署に持ち込んだ。居合わせた消防署員は驚愕。ただちに警察などに通報した。消防署員らは全員、建物から退避した。その後、軍の爆発物処理班が手榴弾を回収した。新北報道などが報じた。
小学生3年生の男の子は、2月28日に「戦争ごっこ」をして遊んでいた。公園近くの道端にあるリサイクル用廃品置き場の近くで手榴弾を見つけたという。
手に取って眺めていたが、安全ピンの部分が気になった。「ここを引き抜いたらどうなるだろう」と思って試そうとしたが、一緒にいた子が「引き抜いたら爆発して2人とも吹き飛ばされちゃうかもしれない」と言ったのでやめたという。
その日は拾った手榴弾を、段ボール箱に入れ、公園に隠しておいた。しかし、翌日になっても気になってしかたなった。「もし本当に爆発したら、だれかけがをするかもしれない」と思って心配になってきた。そこで1日午後6時ごろになり、友だちと一緒に自転車に乗って、消防署に届けに行った。
手榴弾を見た消防署員は一瞬、「おもちゃか、いたずらか」と思った。しかし手渡された手榴弾を改めてみると、本物としか思えない。驚愕のあまり言葉を失った。ただちに警察に通報した。
警察官が手榴弾を観察すると、特に損傷はなく、安全ピンもついていいた。「本物・未使用」と判断し、ただちに建物から全員が退避するよう指示。建物周辺を立ち入り禁止にした。
消防署に急行した第6軍団の爆発物処理班も、手榴弾は本物と確認。ただちに爆発する危険はないと判断したが、改めて慎重に防護用容器に入れ回収した。当局は道端になぜ手榴弾が置かれていたのか、調べている。
台湾(中華民国)では、以前に比べれば負担は大幅に低減されたとはいえ男性国民の義務としての徴兵制度が存在する。そのため日本人と比べれば武器などに接する機会が多い。
「手榴弾騒ぎ」について、インターネットでは「遊びからしっかり学んだな。敵がいない場合には安全ピンを操作してはいけないことが分かったね」などと、自分が受けた経験のある“武器の取り扱い方・基礎編”の授業を彷彿(ほうふつ)させる書き込みが寄せられた。
また台湾では、「軍が保有する手榴弾が何らかの経緯で外部に流出したのではないか」と、軍の責任問題に発展する可能性があるとの見方も出た。
一方で「もし6カ月以内に落とし主があらわれなかったら、手榴弾は男の子のものになるのかな?」といった書き込みもある。
日本留学経験者の台湾人ベテラン画家、個展開催
国立台湾美術館(台中市西区)でこのほど油絵展が開かれ、台湾の画壇に大きな影響を与えた「五月画会」の創始者、郭東栄さんの1955年から2013年にかけての作品が展示されている。「希望と平和」「宇宙への挑戦」「世界は変わる」の3つのテーマに分かれたこの個展では、変化に富んだ作風で写実と抽象が織り成す郭さんの60年来の創作をふり返ることができる。
郭さんは1927年、南部・嘉義の生まれ。1955年に台湾省立師範大学(現・国立台湾師範大学)美術学科を首席で卒業後、日本に渡って早稲田大学西洋美術史科、東京芸術大学油絵技法材料科の修士号を取得した。
郭さんが得意とするのは日常生活での見聞や社会に対する関心をキャンバスの上に表現することで、これまで日本の原爆、米スペースシャトル事故など海外の事件や、都市開発や七号公園観音像事件など台湾の政治・社会問題を創作のインスピレーションの源としている。
75年間絵筆をとってきた郭さんは87歳になる現在も創作に励み、芸術に対する情熱とこだわりで、ひたすら人生を記録しメッセージを伝え続けている。
郭さんの60年間の軌跡を追う「世界在變(世界は変わる)―郭東榮油畫展」は5月18日まで台中市の国立台湾美術館で開催される。
阿里山の花祭り、10日から SL列車のリバイバル運転も
台湾有数の景勝地、嘉義県阿里山で10日から始まるフラワーフェスティバルに合わせて、台湾鉄道による蒸気機関車の運行が決まり、満開の桜の木の下をSL列車が通る美しい場面が再現される。
開幕式では地元の小学生らが阿里山を謳歌する詩を朗唱するほか、台南の芸術大学で音楽を専攻する学生たちも伝統楽器の古筝や琵琶、二胡などを披露し会場を盛り上げる。
また、台鉄もヒノキ製の客車をけん引する蒸気機関車31号を阿里山−沼平間で走らせることになっており、煙を出しながら桜の木の下を走るSL列車の雄姿再現に多くの鉄道ファンが今から胸を膨らませている。
例年より5日早い開催となる今年のフラワーフェスティバルは4月10日までで、会場一帯ではすでにヤマザクラやカラー、ヒナギクなどが咲き乱れているという。
台湾最南端の海底でウニの一種を発見
台湾最南端の墾丁国家公園(屏東県)では第三原発排水口付近の海域で台湾で初めて“光棘冠海膽”(ウニの一種、ガンガゼの仲間)が確認された。墾丁で見つかったウニはこれで24種類となる。
これは国立自然科学博物館の黄興倬さんが2月下旬に潜水調査をしている際に発見したもの。今回見つかった“光棘冠海膽”は俗に「悪魔のウニ」とよばれるトゲのあるガンガゼと同じ仲間。体は赤褐色で約3センチと小型で、最大の特徴は長さ6センチを超える髪の毛のようにしなやかなトゲ。夜行性で昼間はサンゴ礁のすき間など物陰に隠れているが、口元の短いトゲを使って秒速3センチで海底を素早く移動、ウニの仲間の「韋駄天」と言われている。
このウニは西太平洋の沿岸部や島しょ部に広く分布するが、台湾で見つかったのは非常に珍しく、今回は生きたまま捕獲できたほか写真やビデオで活動の様子などその生態を捉えることにも成功した。
近年は海底の撮影が盛んで、海外のサンゴ礁にしか生息していないと思われていた貴重な生物の数々がダイバーらによって記録されるようになり、海洋生物の多様性を守ろうという気運が高まっている。
新婚ホヤホヤのビビアン・スー、早くも“幸せの二重あご”!
先月初めにシンガポールで結婚届を出したばかりの台湾の人気女優、ビビアン・スー(徐若[王宣])が、あまりの幸せからか二重あごになっていることが複数メディアに取り上げられ、話題を呼んでいる。
ビビアンは2月28日、主演映画「完美假妻168」(perfect fake wife)PRのため、北京で行われたプレミア上映会に出席。結婚後初めて報道陣の前に姿を現したが、カメラがとらえたのは、肉づきがよくなり、二重あごになっている姿。
これに対し、翌日別の場所で行われたPRイベントでは、主人の優しさに感動し「来世も彼のお嫁さんになりたい」と幸せな新婚生活を語ると同時に、結婚後、体重が早くも7キロ増えたことを明かした。
今は3キロの減量に成功したというが、それでも二重あごになった写真を撮られ「悔しかった!」としょんぼりのビビアン。主人にサプライズできるよう、映画宣伝など仕事の期間中、従来のすっきりとしたボディラインを取り戻したいと意気込んでいる。
フーデックジャパンで台湾・高雄市などが養殖ハタ売り込みへ
高雄市政府海洋局や地元の水産加工業者などは、3月4日〜7日に幕張メッセ(千葉市)で開催される国際食品・飲料展「フーデックジャパン」に共同出展し、高雄で養殖されている「ハタ」(石斑魚)の販売促進活動を行い、日本市場の開拓をねらう。
海洋局は冷凍水産公会や水産加工業者11社などと共同でブースを設置。高雄市の品質認定を受けた高品質なハタの試食を行うほか、ハタを使った寿司や加工品などを展示し、日本の水産商社や流通業者などへの認知度向上を図るとしている。
頼瑞隆海洋局長は「育った水質や環境が優れており肉質は良好」と高雄産ハタの品質に太鼓判を押しており、「参加する加工業者も日本市場には自信を持っている」として日本での販路拡大に大きな期待を寄せている。
高雄市では毎年5000トン以上、価格にして15億台湾元(約50億円)相当のハタが生産されているが、このうち7割近くが中国大陸に輸出されているため現地市場の影響を受けやすく、新たな市場開拓が急務となっている。
野球映画「KANO」で歌われた応援歌の「小鳥さん」、台湾で大人気
公開3日目で5000万台湾元(約1億6700万円)の興行成績を突破した人気野球映画「KANO」の馬志翔(ウミン・ボヤ)監督は2日、ファンたちに感謝しようと、球児役のメンバーとともに映画の中で歌われた歌を披露し、大きな注目を集めた。
KANOは日本統治時代の1931(昭和6)年に嘉義農林学校(嘉農=KANO)が甲子園野球大会で準優勝した物語を描いた映画。2月27日の公開後、各地の映画館のチケット売り場前にはファンが殺到し、長蛇の列ができるほどの熱狂ぶりを見せているが、劇中で球児らが試合中の仲間を励ますときに歌う「小鳥さん」(小鳥先生)が話題を呼んでいる。
馬監督らはこの日、台北の繁華街・西門町で部員役のメンバーともに、「一、二、三 小鳥さん、樹の上に飛んでいった、お百姓さんに石で当てられて、あー泣く〜!」と自らが作詞した「小鳥さん」の歌を披露、集まった人の笑いを誘った。歌は短くリズムも簡単なため、近く台湾で流行りの歌となりそうだ。
国科会改め科技部、3日に正式に発足
行政院国家科学委員会(国科会)が3日、「科技部」に改められた。初代科技部長となった張善政氏は、国家科学委員会の従来の政策である、学術補助と産学提携改革を継続する他、科技部は政府各部会による科学技術発展に協力するプラットフォームになると述べた。
張善政・科技部長は、「科技部の役割は、国家が科学技術を発展させるための基礎として、しっかりとした経費と予算の審査、ならびに人材育成を行うプラットフォームだ。政府各部会はどこでも、このプラットフォームを利用してそれぞれの技術運用で得意な点を発揮してもらいたい」と話した。
張・科技部長は、研究開発やイノベーションを奨励するため、科技部では「学術研究諮問会」を設け、国家アカデミーである中央研究院の翁啓恵・院長がリーダーとなり、優れた学者を資金面でサポートしていく方針を示した。また、「産学推進諮問会」も設置し、実用化の可能性のある技術を川中、川下へと結び付けていくようにするという。
ウクライナ緊張、外交部が事態把握に努める
緊張の高まるウクライナ情勢に対し、外交部が事態の把握に努めている。ウクライナでは内部でEU欧州連合に接近する側と、ロシアに近づこうとする側の間での争いが、武力衝突、さらには戦闘につながる恐れのある緊張した状態に陥っており、世界中が注目している。
外交部の高安・スポークスマンは3日、「外交部、そしてウクライナを管轄するロシア駐在代表処は情勢の推移を注意深く見守っており、最新の事態の把握に努めている」と述べた。
ウクライナ危機のみならず、先ごろ北朝鮮もミサイルを発射していることなどから、台北およびアジアの主要株式市場は軒並み弱含む展開に。世界的な政情不安で、穀物価格、金価格が上昇しており、市場では、アジアの新興市場から資金が引き上げられることへの不安が広がっている。
しかし、中華経済研究院の呉中書・院長は、現時点では資金の大きな移動の兆候はない他、これまでの経験から一部の国が介入することになるだろうとして、影響は限定的にとどまるのではとの見方を示した。
旧正月の影響で2月のPMIは50.3%に低下
季節的な要因により、2月の製造業購買担当者指数PMIは50.3%に低下した。中華経済研究院は3日、今年2月の製造業購買担当者指数PMIを発表した。2月の指数は50.3%で、1月と比べて3.8ポイント低下。購買担当者指数は、50%を上回れば景気拡大、下回れば景気後退を示唆するとされる。
中華経済研究院では、2月の指数が下がった主な原因は旧正月の影響で、これを除けば1月に比べて上昇したと指摘、台湾経済は依然としてゆるやかに成長している段階だと説明した。
中華経済研究院の呉中書・院長は、「例年旧正月の間は生産活動が緩慢になるので、季節調整をしなければ通常、2月は1月に劣る。去年は50.0%ぐらいまで下がったので、今年は下げ幅が少ないほうだ。中国大陸や韓国でも似通った状況がある」と話した。
今回の調査では、食品及びテキスタイルと基礎素材以外の、電子及び光学、化学及びバイオ医療、電力、輸送機関などで、企業は現在の欧州のの異常気象後、すなわち3月、4月から先の状況を強気に見ており、6割以上の企業は楽観的な態度を示したという。
内閣一部改造、内政部長ら新閣僚が引継ぎを
先週発表された一部閣僚の入れ替えによる引継ぎが3日に行われた。台湾北部・新北市の副市長から行政院の秘書長となった李四川氏は、30数年間の公務員生活は地方自治体でのもので、その間、政策の執行面でさまざまな問題を見てきたとし、中央政府では法案の制定時に執行面とのギャップを縮められるよう努力したいと抱負を述べた。
また、行政院秘書長から内政部長に転任した陳威仁氏は、転任が決まって以来、内政部の未来について考え続けてきたとして、国土の発展、都市計画、建築技術、公共工事などでの環境業務の他、民政、戸籍、土地、警察、消防、災害救助など日常生活に関する業務が大切だと話した。また、国土計画と都市開発、建築技術の面から、災害の被害を減らす「減」災、そして、災害から遠ざかろうという「離災」を実現していくことが大きな課題だと指摘した。