ツイッター、台湾でデータセンター設立か
米ツイッター社が、台湾メーカーのサーバーを採用してクラウド・データセンターを設立する可能性が出てきた。同社技術担当部長のメシンジャー氏が技術チームを伴って訪台しており、クアンタやウィストロン、鴻海、インベンテックなど大手メーカーとサーバー提供について話し合いをもつと見られている。
エバーグループ、海空ともに増収見込み
エバー（長栄）グループの謝志堅次席副総裁は４日、国際通貨基金（IMF）の各国GDP成長率予測が昨年を上回っていることから、市場で価格競争が起こらなければ、海空ともに大幅な増収が見込まれると述べた。空は、同社のシェア６割を占める北米路線を強化するため、2017年までにボーイング機をさらに17機導入する。海は、景気回復を見込んで年内に大型船を18艘導入する。
桃園空港、到着ロビーに無料シャワー室
到着客へのサービス向上をはかろうと、台湾桃園国際空港の第１ターミナルに、無料のシャワールームが設置される。３月末に供用開始の予定。場所は手荷物受け取り場の中央エリアで、男女それぞれ２室、バリアフリータイプが１室。第２ターミナルの無料シャワールームは旧正月前から供用が始まっており、手荷物受け取り場の６番ターンテーブル前に、男女各１室が用意されている。
桃園空港ではシャワールーム以外に、いずれのターミナルにもおむつ交換台や洗面台、給湯器、一人用ソファーなどが完備されたベビールームが新設されているという。
中台AEO相互認証協定、上半期にも調印
中国と台湾のAEO（Authorized Economic Operators＝認可事業者）相互認証協定が上半期中にも締結される見通しだ。AEOは認可を受けた企業に対し、相手側の税関が手続き簡素化などの優遇措置を与える制度。中国紙・経済参考報によると、中国はシンガポールや韓国、香港通関と同協定を交わしている。現在は米国やEU、台湾と協議中で、このうちEU、台湾とは近く交渉が妥結する見通しだという。
フーデックスジャパン開幕、台湾から112社参加
国際食品・飲料展「フーデックスジャパン」が4日、幕張メッセで開幕した。台湾からは過去最多となる112社が参加し、地元の食材のおいしさを国際市場にアピールしている。世界82カ国・地域から食品関係機関や企業などが参加している。38ある国と地域のパビリオンで4番目に大きい「台湾館」では、高雄市、台南市、嘉義県、屏東県からの団体などが地元の食材をPRした。
新北市、5日間の妊娠検査休暇導入検討
新北市は男女平等自治条例草案をまとめた。草案では妊娠検査休暇5日、妊娠検査付き添い休暇2日の新設と、出産付き添い休暇を7日に延長することが盛り込まれている。市議会と行政院の承認を得て、早ければ年内にも実施の見通し。出産を奨励し、妊婦の権利を保障し、父親の自覚を促すのが目的。雇用者が休暇を与えないと罰則規定もある。
映画「KANO」、今年最も好調なスタート
27日の公開後初めての週末を迎えた映画「KANO」の４日目までの興行収入が6500万台湾元を超え、今年台湾で上映された作品では最高のスタートを切った。３月７日には大阪アジアン映画祭で海外初お披露目され、イベントのオープニングを飾る。主演の永瀬正敏や坂井真紀らが大阪駅前で行われるレッドカーペットに登場するほか、インターナショナルプレミアには王貞治氏や黄敏惠・嘉義市長らが出席する予定。
ジュディ・オング、台湾でニューシングル発売
東日本大震災から３年目を迎えるにあたり、台湾出身の人気歌手、ジュディ・オングが４日、台湾の震災支援に感謝するための記者会見を台北市内で開き、11日に発売の中国語ニューシングルの売上げを震災再建基金として寄付すると明らかにした。シングルに収録されたタイトル曲の「好伴侶」（良いパートナー）は互いの困難を助けあうことを意味すると説明、台湾と日本はそれにあたると語った。
ＨＴＣの２月売上高72億元、７年来で最低［ＩＴ］
スマートフォン世界大手、宏達国際電子（ＨＴＣ）が３日発表した２月の連結売上高は前年同月比36.5％減の72億2,500万台湾元（約242億円）で、単月ベースでは７年来の最低を記録した。春節（旧正月）連休で稼働日が減少した上、既存製品のライフサイクルが末期にさしかかったことが響いた。
４日付台湾各紙が伝えた。１〜２月の売上高は累計168億9,600万元で前年同期比37.2％の減少。同社は第１四半期の売上高を340億〜360億元と予測しており、目標達成には今月の売上高が最低でも171億元に達する必要がある。
同社は先ごろＬＴＥ（ロング・ターム・エボリューション）に対応したミドルレンジの新機種「デザイア816」などを発表しており、今月にまず中国で発売する計画。また25日には新旗艦機種「Ｍ８」（仮称）の発表を予定している。
同社は昨年２月に旗艦機種の「ＨＴＣ Ｏｎｅ」を発表したが、部品調達の滞りを受けて発売は４月にずれ込み、米通信キャリアのベライゾン・ワイヤレスでの販売はさらに遅れて８月となった。ＨＴＣの王雪紅董事長は昨年の反省を踏まえ、Ｍ８を発表から間を空けずに市場に投入する方針としており、業績は３月から大きく改善すると期待している。
ただ米モルガン・スタンレー証券のアナリストは「新機種の販売台数が予測を下回った場合は、第２四半期に在庫リスクが表面化することになる」として、先行きには不透明な要素もあると分析している。
お腹も心も癒やす人気漫画「深夜食堂」、今秋にも作者が訪台
ファンのお腹と心を癒してくれると人気の漫画、「深夜食堂」の作者・安倍夜郎氏がこの秋にも台湾を訪問する見通しとなった。
深夜の小さな食堂でマスターと客の交流が織りなす人間模様を描くこの作品は、台湾では漫画版だけでなくドラマ版にも多くのファンがおり、「早く第3部が出ないか」、「心温まるストーリーをより多くの人が見られるようになり、嬉しい」などと放送開始から大きな話題を呼んでいた。
これにあやかり、中華圏の人々を対象とするリメイク版「深夜食堂」を作ろうと、日本の出版社から版権を取得した台湾の人気ドラマ監督、蔡岳勲はこの春にも同作品の撮影を開始する。漫画の中国語版を発売した台湾の出版社も原作者の来台を要請、問題がなければ秋にも実現する見込み。
「深夜食堂」の中国語版漫画は2011年に台湾で発売され、映画監督の呉念真氏をはじめ、日台の人気作家などが太鼓判を押したほか、大手書店チェーン「誠品」の娯楽・趣味部門でも売上げ1位に輝いた。昨年1月からはドラマも放送され、多くの人々がその魅力に引き込まれた。
台湾のエイスース、2013年のタブレット販売台数で世界3位
米IT関連調査会社ガートナーが現地時間3日発表した2013年の全世界におけるタブレット販売台数で、台湾のパソコン大手、エイスース（華碩電脳）が3位となったことがわかった。
小型で低価格な製品が人気となったほか、初めてタブレットを購入する人が増加したことを受け、昨年、世界で販売された同端末の台数は前年比68％増の1億9540万台となった。このうち、エイスースの市場シェアは前年比0.2ポイント増の5.6％と世界3位を占め、販売台数は1100万台だった。
1位は米アップルで7040万台（市場シェア36％）、2位は韓国サムスンの3740万台（同19.1％）で、米アマゾン・ドットコム（同4.8％）と中国大陸のレノボ（聯想、同3.3％）はそれぞれ4位と5位を占めている。
ランタン型の警察署が落成 地域のシンボルに／台湾・新北
元宵節の風物詩、天灯フェスティバルで知られる新北市平渓に、天灯（ランタン）の形をしたユニークな警察署がお目見えし、14日から供用が開始される。天灯は小さな熱気球型ランタン。警察業務と観光案内などの業務を兼ね備える“複合型”の平渓警察署はガラス張りの外壁に約20万個のLEDライトが取り付けられており、夜間は毎時ちょうどに光の映像ショーが行われる。
新北市の陳伸賢副市長は、観光客によりよい旅行環境が提供できるように“天灯交番”を設置したもので、台北南部の木柵、石碇方面からの行楽客が平渓を訪れて最初に目にするランドマークだと強調。インフォメーションや展望台、公衆トイレ、サイクリングステーションの各機能が備えられるほか、駐在所オリジナルの天灯も販売するという。
映像ショーは毎晩6時〜9時に行われ、天灯や地域の歴史、夜空へ飛び立つランタンの様子などが映し出されるという。
中国本土人の渡航制限緩和に落とし穴、計784人が違法滞在
3日、シンガポール華字紙・聯合早報は記事「治安リスクに、中国本土人784人が違法滞在―台湾」を掲載した。観光ビザや労働ビザで台湾入りした後、姿を消した中国本土人。その中にはスパイも含まれているのではと懸念されている。
2014年3月3日、シンガポール華字紙・聯合早報は記事「治安リスクに、中国本土人784人が違法滞在―台湾」を掲載した。
台湾の馬英九（マー・インジウ）総統は中国本土との関係強化により経済成長を目指している。その一環として中国本土出身者の台湾渡航制限をさらに緩和しようと計画しているが、治安リスクにつながりかねないとの懸念も浮上している。
2013年末までに784人もの中国本土人が台湾滞在中に行方不明になっている。そのうち211人が短期の旅行ビザなどで台湾入りした後に姿を消している。残る573人は長期の滞在ビザを取得しておきながら延長申請せずに行方不明になったもの。
こうした違法滞在者には犯罪や性サービスを含め労働、金銭目的の者も含まれているが、一部にはスパイもいるのではと懸念されている。
日中韓の力比べ、安倍首相は守りから攻めに転じた
台湾の自由時報は３日、「『東京観察』日中韓の力比べ、安倍氏は守りから攻めに転じた」と題した記事を掲載した。
慰安婦問題や靖国参拝など複雑な問題が相次いで出現し、北東アジアには日中、日韓による冷戦態勢が形成されている。中国や韓国からの強い圧力に直面する安倍政権だが、高い支持率と安定した国会を後ろ盾とし、反撃を開始しているのは明らか。日本の大多数の政治家は「専守防衛」では安全を守れないとし、日本は守りから攻めに転じるべきだと認識している。
安倍首相は２０１２年末に首相に返り咲いた後、まずは集団的自衛権の憲法解釈の変更、次に「武器輸出三原則」の変更、そして靖国参拝と続き、最近は慰安婦に対する軍の関与を認めた「河野談話」を検証する意向も示している。
日中、日韓関係が悪化する中、米国を不機嫌にさせてまで、安倍首相は靖国参拝を決行した。日本の専門家は「米国が尖閣諸島（中国名：釣魚島）問題で強い姿勢を示さないことで、安倍首相は『自ら強くならなければ生き残れない』と悟った。日中、日韓関係とも在任中に改善する可能性は低いとも判断した」と指摘。
その上で、「安倍首相にとって最も重要なことは国際社会に向けて、『国の利益を差し出して、屈辱的に関係改善を得るようなことは決してない』と表明すること」との見方を示した。日中間の冷戦は日本国民が支持する安倍内閣の下、いかなる改善条件も見いだせないようだと記事は指摘している。
生活費が最も高い都市はシンガポール、昨年首位の東京は後退
台湾の中廣新聞網によると、英エコノミスト・インテリジェンス・ユニット（ＥＩＵ）は世界１３１カ国・地域で調査を行い、世界で最も生活費が高い都市はシンガポールだと発表した。４日付で中国新聞網が伝えた。
昨年首位だった東京に代わり、シンガポールが世界で最も生活費が高い都市となった。２位以下はパリ、オスロ、チューリヒ、シドニー。東京は６位へと後退した。トップ１０の大半をアジアと欧州が占めた。
一方、生活費が最も低い都市もアジアに集中し、特にインド半島に多かった。インドは貧富の差が激しいため、全体としての生活レベルは低い。ニューデリーやムンバイといった大都市の平均物価も相対的に低かった。
ジュディオング、台湾で新シングル発売 売上げは震災再建基金として寄付
東日本大震災から3年の節目を迎えるにあたり、台湾出身の人気歌手、ジュディ・オングが4日、台湾の震災支援に感謝するための記者会見を台北市内で開き、11日に発売の中国語ニューシングルの売上げを震災再建基金として寄付することを明らかにした。
このシングルにはタイトル曲の「好伴侶」（良いパートナー）とカップリング曲「永遠在青春中」（いつまでも青春）のカバー2曲が収録されており、ジュディはタイトル曲について互いの困難を助けあうことを意味すると説明、台湾と日本はそれにあたると語った。
また、歌のメロディーは3年前にすでにできていたと話し、台湾からの震災支援を日本の人々が今でも忘れておらず、その感謝の気持ちを再び伝えようと、台湾で中国語楽曲として発表することにしたとしている。
台北メトロ松山線 今年末の開業に向け全面的な試験実施
建設中の台北メトロ（MRT）松山線の工事がほぼ完了し、6月から営業に向けた全体的な試験作業を行う見通しであることがわかった。台北市のカク龍斌市長は今年末の開業を目指したいとしている。（カク＝赤におおざと）
2006年から工事が行われていた松山線は西門を起点に北門、中山、松江南京、南京東路、台北アリーナ、南京三民、松山を結ぶ新線。すでに開通している新店線と直通運転が行われる予定で、板南線、淡水線、新蘆線、文湖線と乗り換えができるほか、建設中のMRT空港線台北駅や台湾鉄道の松山駅とも連絡が可能になる。
工事関係者は3日、すでに列車、信号、給電、消防関連の各種試験を行っているとし、今月中には鉄道施設などの土木工事も終了することから、6月を目途に全ての設備を使用した全面的なテストを実施すると発表した。
カク市長は5日、建設現場を視察に訪れ、台北市内を東西に結ぶ3本目の路線になるとし、工事と運行の安全には手抜きはしないとした上で、今年末の開業にこぎつけたい考えを示した。