台北市動物保護処は21日、市内の野良犬を訓練し、検疫や医療、海上保安などの現場で活用する「公共サービス犬計画」を実施すると発表した。来年は100頭の公共サービス犬を養成する予定。
現在同市の動物保護施設に収容されている犬は248頭。毎月の平均収容数は163頭で、そのうち120頭が新たな家庭に引き取られているという。
公共サービス犬を活用したい団体は保護施設への申請が可能。仕事の種類に応じて適切な犬を選び、しつけと1~6カ月の訓練を受けさせて一人前にする。
同市は動物にやさしい都市づくりを推進。同処は各界と協力し、野良犬などの引き取り先を多元化できればとしている。
この日行われた記者会見には、かつて保護施設に収容され、現在職業犬として活躍している犬たちが登場。可愛らしさを振りまいた。