台北MRT松山線、年内開業に向け試験実施へ
台北MRT松山線の工事がほぼ完了し、6月から営業に向けた全体的な試験作業を行う見通しであることがわかった。松山線は西門駅を起点に北門、中山、松江南京、南京東路、台北アリーナ、南京三民、松山を結ぶ新線。開通済みの新店線と直通運転が行われる予定で、板南線、淡水線、新蘆線、文湖線と乗り換えができる。建設中のMRT空港線台北駅や台湾鉄道の松山駅とも連絡が可能になる。
高鉄董事長が突如辞任
欧晋徳・台湾高速鉄道董事長が5日夜、辞任した。高速鉄道は値上げ、事故、赤字経営など問題続出しているため立法院交通委員会で今日6日に関連報告が行われ、欧氏の出席が予定されていた。葉匡時・交通部長は取締役会の承認を経て辞任すべきだと不満を述べた。欧氏は台北市長選挙に出馬する連勝文氏の選対本部の顧問を務めることになっている。
エイスースが世界3位に=タブレット販売台数
米IT関連調査会社ガートナーが発表した、2013年の世界におけるタブレット販売台数で、地場パソコン大手・エイスース(華碩電脳)が3位となったことがわかった。小型で低価格な製品が人気となったほか、初めてタブレットを購入する人が増加したことを受け、昨年、世界で販売された同端末の台数は前年比68%増の1億9540万台となった。1位は米アップルで7040万台、2位は韓国サムスン電子。
上半期中の4Gサービス開始は無理
国家通訊伝播委員会(NCC)は5日、中華電信・遠伝・台湾モバイルの通信キャリア大手3社と、新規参入する台湾之星から第4世代移動通信システム(4G)構築に関する計画書を受理したことを明らかにした。3週間後をメドにネットワーク架設免許を発給する見通しだという。これにより、4G基地局の建設がスタートするが、事業者は上半期中のサービス開始の見込みはほぼなくなったと指摘。第3四半期の業務開始を急ぐ。
中台トップ会談は国内問題?
外交部は今年、北京で開かれるAPECの会合を利用して馬英九総統と習近平・中国国家主席との会談を希望しており、5日にその説明会を開いた。行政院大陸委員会の林祖嘉・副主任委員は「中国は国内問題と理解しており、国際会議に相応しくないと感じている」と述べた。この発言に対し、民進党は「どちらの立場にたっての発言か」と反発した。大陸委員会は直ちに「国際問題でもなく、国内問題でもなく、両岸問題だ」と訂正した。
日本統治時代の高雄「逍遥園」を修復へ
高雄市文化局は4日、日本統治時代に建てられた「逍遥園」の土地約2ヘクタールの移譲に国防部が同意したと発表した。文化部による修復費用の支援を求めたいとしている。「逍遥園」は高雄市新興区の中心部に程近いヨーロッパ田園風の建築。1939年に日本の宗教家、大谷光瑞(こうずい)伯爵がアジア11カ所の別荘の1つとして台湾に建てた。宮大工の二角幸治郎により建造された。大谷氏は浄土真宗本願寺派第22世法主で大正天皇の従兄弟。孫文の中華民国顧問でもあったとされる。
台中市職員を処分、勤務中に風俗サイト閲覧で
台中市政府は、勤務中に風俗サイトを閲覧していたとして、市営葬儀場に勤務する民生局の職員に対し、異動処分を命じた。この職員は勤務時間中に職場のパソコンを使って風俗サイトにアクセスし、業者側と具体的なサービス内容と価格を話し合っていたとされる。職員は勤務中の閲覧は認めているが、好奇心からだったと弁明した。
漫画「深夜食堂」、今秋にも作者が訪台
ファンのお腹と心を癒してくれると人気の漫画「深夜食堂」の作者・安倍夜郎氏が台湾を訪問する見通しとなった。深夜の小さな食堂でマスターと客の交流が織りなす人間模様を描くこの作品は、台湾では漫画版だけでなくドラマ版にも多くのファンがあり、放送開始から大きな話題を呼んでいた。漫画の中国語版を発売した台湾の出版社は原作者の来台を要請、問題がなければ秋にも実現する見込み。
フーデックスジャパン、台湾から112社参加[食品]
食品・飲料の世界的な展示会「フーデックスジャパン2014(国際食品・飲料展)」が、千葉県の幕張メッセで4日開幕した。台湾からは食品加工会社など過去最多の計112社が参加、日本市場に加え他国・地域にも台湾産品の販売拡大を狙う。展示会は7日まで。
今年は、70の国・地域が参加した。中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)と経済部国際貿易局が、会場内の「海外出展ゾーン」に台湾ブースを確保。高雄市などの自治体や各企業が商品を手にバイヤーらと商談する。パイナップルやマンゴーといった果物や茶葉など、日本の消費者にもなじみのある品物を用意した。加えて、今年は台湾東部の海洋深層水を初めて紹介。関連企業5社が、ボトルに入った深層水や深層海洋塩を展示し、日本市場への食い込みに力を入れる。
TAITRAによると、台湾の主力農産食品の昨年の輸出総額は38億5,889万米ドル(約3,945億円)。うち日本向けは6億6,688万米ドルで約17.3%を占める。TAITRAの東京事務所の担当者は、NNAに対し「日本は台湾の農業・食品産業にとって最も重要な輸出先の一つだ」と述べ、展示会を機に市場開拓をさらに進める考えを強調した。
球界期待のイケメン外野手 台湾映画「KANO」出演で人気急上昇
日本統治時代の台湾から夏の甲子園に出場した高校球児の活躍を描いた映画「KANO」。この話題作に出演している大学球界の選手らが、好調な興行成績を背景に今やアイドル並みの人気者となっている。
「KANO」への出演で一躍有名になったのは、輔仁大学(新北市)野球部の曹佑寧外野手や嘉義大学(嘉義市)の陳勁宏内野手、高苑科技大学(高雄市)の謝竣ショウ(=捷の手へんをにんべんに)投手ら。このうち特に注目度が高いのは、映画の中でチームを甲子園へと導いた主将・エースの呉明捷を演じた曹さん。
子どもの頃からスターになるのが夢だった19歳は、新人ながらも馬志翔(ウミン・ボヤ)監督に才能を見込まれ、準主役に抜てきされた。映画出演のため大学を1年間休学したほか、伝説の投球フォームの再現に苦労しながらも、役づくりに熱心に取り組んだという。
こういった努力のかいもあり、「KANO」の公開後、曹さんは馬監督も太鼓判を押した「タカのような鋭い目つきと美しい横顔」や自然体の演技で多くの女性ファンを獲得。「KANO」の興行収入は公開6日目となる4日、8000万台湾元(約2億7000万円)を突破し、曹さんのファンページに「いいね!」をつけたネットユーザーの数も開設から9日目で2万2000人を超えた。
「KANO」への出演で思いがけない人生を歩み始めた曹さん。芸能界でのさらなる活躍が期待されているが、本人は学業と野球のほうを優先したい考えのようだ。球界からも将来を有望視される若手の演技を楽しむなら、今のうちかもしれない。
台湾株式〕続伸=2年半ぶり高値(6日)
6日の台湾株式市場の株価は続伸、加権指数は前日終値比0.94%高の8713.79と、2011年7月以来、2年半超ぶりの高値で取引を終えた。海外市場の上昇に支えられた。
中国が軍事予算を拡大、「米国のアジア軍事覇権に挑戦する決意の表れ」
5日、中国の国会にあたる全人代(全国人民代表大会)で今年の軍事予算は約13兆4000億円であることが発表された。台湾・苹果日報は、「アジア太平洋地域の軍事的覇者である米国に挑戦しようという決意の表れだとする声がある」と指摘した。写真は中国の潜水艦。
2014年3月5日、中国北京市で開幕した第12期全国人民代表大会(全人代=国会)第2回会議で、2014年の軍事予算は8082億3000万元(約13兆4000億円)であることが発表された。2013年に比べて12.2%増え、ここ3年で最大の伸び率となった。台湾・苹果日報が伝えた。
記事では、「中国経済が停滞し、米国など各国が軍事予算を削減する中、中国の軍事予算が拡大していることに関心が集まっている」とした上で、「アジア太平洋地域の軍事的覇者である米国に挑戦しようという決意の表れだとする声がある」と指摘した。
台湾の美容整形術、一番人気は「二重まぶた」の手術
台湾で5日発表された「美容整形30項目好感度」調査で二重まぶたの手術、隆鼻術、しわ・たるみ治療が好評、埋線ダイエットも人気の的だが、価格への関心は二の次との結果がわかった。
この調査は「OpView雲端情報平台」の技術協力で2013年の毎月のネット掲示板の書き込みやブログ、SNSなどのデータに基づき、インターネット上での美容整形に関する話題について取り上げられた回数や肯定的・否定的評価を分析、「話題性」「評価」「総合」の各ランキングを算出したもの。
調査を行った「早安健康」誌によると、国際美容外科学会(ISAPS)が過去に行った調査で台湾では1000人のうち約8人が整形手術を行っており、世界第6位だという。台湾では特に目元を美しく見せたいという人が多く、「二重まぶた手術」への関心度が群を抜いており、30種類の美容整形術のうち「総合」でトップの座を占めた。
「埋線ダイエット術」は肯定派・否定派に大きく分かれたためか評価ランキングでは高くなかったが圧倒的な関心を引き、非整形類で2位だったラジオ波によるダイエットエステのほぼ2倍で、30項目中総合2位となった。また、話題性が高く総合3位だった「豊胸術」は自分の脂肪を注入する方法などが不評で、隆鼻術やしわ・たるみ治療などより印象が優れず評価では下から2位にランクされた。
「ヒアルロン酸注射」、「レディエッセ注入」などによるプチ整形は非手術類で話題性の3位と4位にランクイン。興味深いのはヒアルロン酸注射は肯定的な声・否定的な声のどちらも最高を示していたことで、結果次第で評価も真っ二つに分かれるようだ。
調査ではさらに施術にかかる費用は必ずしも最重要要素ではなく、整形は返品のきかない買い物だけに、むしろ術後の見た目の自然さや後遺症の有無に人々の強い関心が集まっていることがうかがえた。
FRB量的緩和縮小、市場への影響は心理的な面大きい=台湾中銀総裁
湾中央銀行の彭淮南総裁は6日、米連邦準備理事会(FRB)による量的緩和策の縮小について、市場への影響は心理的な面が大きいとの見方を示した。
また、緩和縮小の影響がはっきりするのは、フェデラルファンド(FF)金利が引き上げられた時だ、とも述べた。
台湾の2014年のインフレ率については、豚肉価格の上昇により、台湾主計処の当初見通しをやや上回るとの見通しを示した。
台湾主計処は1.07%を2014年の目標として設定していた
「台湾にはUFO基地があるのかも」、証拠写真もバッチリ!?外国人が専門サイトで持論展開
台湾在住のスコット・ウォリングさんが3日、UFO専門サイトへの寄稿で「台湾にはUFO基地があるかもしれない」と唱え、話題を呼んでいる。5日付で中国台湾網が伝えた。
UFO専門サイト「UFO SIGHTINGS DAILY」に寄せられたウォリングさんの書き込みによれば、台北市から屏東県に至る「台1線」沿いにそびえる岩壁に人の顔が浮かび上がっているほか、そこから11キロ離れた台湾空軍防空砲兵の敷地内を外から撮影した写真にはUFOのような飛行物体が写っていた。さらにその一帯から30〜40キロの距離にある嘉明湖で撮った写真にも宇宙人のような物体が写っている。
この3件の“証拠”をもとに、ウォリングさんは持論を展開。「人の顔が浮かび上がっているところが恐らく宇宙人の基地。地表から4〜6キロほど深い場所にあると思う」と唱えている。なお、嘉明湖は隕石の衝突によって誕生したとの説もあるという。
<中国全人代>中台交流に積極姿勢 「政治面の信頼強く」
2月中旬に台湾と政府間直接対話を始めた中国は、5日の政府活動報告でも台湾に対し、政治分野での交流促進に向けて積極的な姿勢を示すなど、中台関係の発展に期待感を示した。報告で李克強首相は「一つの中国という枠組みを守り、両岸(中台)の政治面の相互信頼をより強く、深くし、経済的融合を促進する」と呼びかけた。温家宝前首相による昨年の報告に比べ、台湾問題の内容が増え、経済から政治分野に軸足を移そうとする姿勢がにじんだ。
報告で李首相は「両岸関係の平和的発展が、阻むことも逆転させることもできない歴史の潮流となるよう期待している」と強調した。中台は政府間対話で非公式ながら、中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統の首脳会談実現について話し合いを始めている。
中台統一を目指す中国は、軍事的敵対状態の終結に向けて「平和協定」締結などを話し合う「政治対話」の実現を目指し、更に「統一協議」入りを視野に入れる。中台首脳会談実現も台湾に政治対話を促すのが狙いとみられる。一方の台湾は、政治対話に中国ペースで引きずり込まれることを強く警戒する。
東日本大震災から3年、日本政府は被災後の“真実”に向き合おうとしていない
台湾紙・聯合報は5日、「日本政府は東日本大震災後の“真実”に未だに向き合おうとしていない」と指摘する記事を掲載した。中国新聞網が5日伝えた。
報道は、2011年3月の東日本大震災から3年を迎えるに当たり、海外の記者たちが被災地の取材に招かれた際の様子を紹介。海外の記者らが各自治体や民間団体などの招きで津波の被害が大きかった岩手県や宮城県などを取材した。しかしあるドイツ人記者は「私たちが見たのは、日本側が見せたいものばかりだ」と漏らしたという。
2月に行われたアジアの原子力エネルギーの未来に関するフォーラムは東電が支援しており、外国メディアの取材申請を一時、取り消したこともあって、日本政府は“真実”に向き合おうとしていない、と受け止められた。
原発事故をめぐっては福島県南相馬市長の桜井勝延市長が今週、記者会見し、「自民党政権になってから1年が経つが被災地の状況は変わらず、予算が増えたが除染は進んでいない」と語った。
市職員が勤務中に風俗サイト閲覧 処分へ/台湾・台中
台中市政府は4日、勤務中に風俗サイトを閲覧していたとして、市営の葬儀場、「生命礼儀所」大甲館に勤務する民生局の職員に対して異動処分を命じていたことがわかった。
この職員は勤務時間中に職場のパソコンを使って風俗サイトにアクセスし、業者側と具体的なサービス内容と価格について話し合っていたとされる。
同市人事処の林イク焙処長によると、この職員は事情をきちんと説明したいと話しており、民生局では事実確認を行った上で改めて厳重な処分を検討する方針。(イク=火へんに日の下に立)
この職員は勤務中に風俗サイトを閲覧したことは認めているが、好奇心からだったと弁明している。
くまモンらとの交流が仕事のバーチャル動物公務員、台湾で初誕生
内外のゆるキャラとの交流を“仕事”とする台湾初のバーチャル動物公務員が誕生し、台湾の観光PRに一役買うことが期待されている。
名前は「Oh!Bear」(台湾[ロ屋]熊)。元々は交通部観光局がデザインしたもので、昨年11月末には台湾固有種の台湾黒熊(タイワンツキノワグマ)をテーマとするLINEスタンプ用画像として誕生した。
利用状況が良好なため、この度は専用デスクなどを擁する特別ミッションチーム「超級任務組」のトップに“抜擢”されたが、給与が支給されない“名誉職”で、今後は日本の民間団体「台湾を応援する会」のゆるキャラ「タイワンダー☆」や熊本県のPRマスコットキャラクターで熊本県しあわせ部長の「くまモン」との提携案について“話し合う”模様。
観光局では現在、身長約170センチ、体重90キロもある台湾黒熊のサイズをモチーフにした「Oh!Bear」の着ぐるみ15体を制作中で、早ければ3月末にも完成予定。“本尊”は今後、局内で指揮をとるが、分身14体は12の海外拠点などに“勤務”し、台湾観光のために取り組んでいくことになる。
日本のマコモ農家らが埔里を農業視察/台湾・南投
良質なマコモダケ(真菰筍)の産地として知られる中部・南投県の埔里で4日、三重県菰野(こもの)町の農業関係者などが視察に訪れ、おいしい農産物を生産する秘訣を探った。5日付の自由時報が伝えた。
埔里は約1400ヘクタールの土地でマコモが栽培されており、台湾最大の産地として有名。生産時期の調整により年間を通じて収穫ができ、近年では日本への輸出にも成功、1キログラムあたり約2400円と高価ながらも毎年120トン以上が日本の消費者の手に渡っている。
菰野町は約100ヘクタールの土地でマコモを栽培する日本最大の名産地だが、可食部に黒い斑点が見られる菰野産と比べ、埔里産は美しい白色が特徴で新鮮なものは生食も可能。
地元の農会(農協)担当者は、日台で栽培されている品種が異なることや、気候、水質などが生育に影響すると説明。マコモダケを使った水餃子や小籠包(ショーロンポー)、インスタントラーメン、ビスケットなどの加工品を紹介すると、日本からの視察団は驚いた様子だったという。
東大が世界トップ10から初めて転落
英高等教育情報誌「TIMES HIGHER EDUCATION(タイムズ・ハイアー・エデュケーション)」が毎年秋に公表している世界大学ランキングのもとになる「2014年世界評価ランキング」が5日夜(日本時間6日あさ)発表された。
今回は、世界各国の大学の教員1万536人(平均勤続年数18年)から回答を得たという。
日本は世界上位100校に5校が入り、アジア最高位の地位を固めたものの、2011年に「世界評価ランキング」が始まって以来初めて東京大学が世界トップ10から脱落して11位(前年9位)。
京都大学は4つランクを上げて19位(同23位)。大阪大学は50位(同51〜60位)、東京工業大学は51〜60位(同61〜70位)とそれぞれ順位を上げている。
フィル・ベイティ編集長は「東京大学がもはや世界トップ10の一流大学ではなくなったという以外は、日本にとっては良いニュースである。おそらく、日本の大学が世界にも認知されるようになり、より多くの国際的な教員と学生に門戸を開けようという最近の努力が実り始めている」という。
これまでアジアのライバル大学がより積極的に国際化を進め、政府から投資を受けてきた。このため、日本の大学の評価が相対的に低下したことが逆バネとなって、日本政府の背中を押したと同編集長は分析している。
中国の清華大学はランクを1つ落として36位。北京大学はランクを4つ上げて41位。香港大学は36位から43位に転落、11年に91〜100位からスタートした香港科技大学は51〜60位まで急上昇している。
韓国は、延世大学が81〜90位。韓国科学技術院は61〜70位から51〜60位に順位を上げた。韓国最高峰のソウル大学は41位から一気にランクを26位に上げ、アジアで最もランクが上昇した大学となった。
シンガポール国立大学は21位。南洋理工大学も91〜100位に滑り込んだ。アジアではソウル大学と香港科技大学が「希望の星」と認定された。一方、オーストラリアの大学は凋落ぶりが目立つ。
米国と英国の「スーパーブランド6大学」は傑出している。首位はハーバード大学、2位はマサチューセッツ工科大学。3位のスタンフォード大学(前年6位)、4位のケンブリッジ大学、5位のオックスフォード大学、そして6位のカリフォルニア工科大学バークレー校。
カリフォルニア工科大学がランクを2つ上げて9位に浮上したため、東京大学をトップ10から押し出した格好だ。トップ10は米国と英国の大学が独占、両国を除くと最高位の大学は東京大学だった。
事実上の世界共通言語となった英語を母国語とする米国と英国の強みは圧倒的だが、自国だけではなく、世界中の「知」を集める仕組みにも注目する必要がある。
【2014年世界評価ランキング】
1位(1位)ハーバード大学 米国
2位(2位)マサチューセッツ工科大学 米国
3位(6位)スタンフォード大学 米国
4位(3位)ケンブリッジ大学 英国
5位(4位)オックスフォード大学 英国
6位(5位)カリフォルニア大学バークレー校 米国
7位(7位)プリンストン大学 米国
8位(10位)イェール大学 米国
9位(11位)カリフォルニア工科大学 米国
10位(8位)カリフォルニア大学ロサンゼルス校 米国
11位(9位)東京大学 日本
12位(13位)コロンビア大学 米国
13位(14位)ロンドン大学インペリアルカレッジ 英国
14位(14位)シカゴ大学 米国
15位(12位)ミシガン大学 米国
16位(20位)スイス連邦工科大学チューリッヒ校 スイス
17位(17位)コーネル大学 米国
18位(19位)ジョンズ・ホプキンス大学 米国
19位(23位)京都大学 日本
20位(16位)トロント大学 カナダ
21位(22位)シンガポール国立大学 シンガポール
22位(18位)ペンシルベニア大学 米国
23位(24位)イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 米国
24位(25位)ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス 英国
25位(20位)ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン 英国
26位(41位)ソウル大学 韓国
27位(29位)ニューヨーク大学 米国
28位(30位)ウィスコンシン大学マディソン校 米国
29位(26位)カーネギーメロン大 米国
30位(31位)デューク大学 米国
31位(27位)ワシントン大学 米国
32位(40位)カリフォルニア大学サンフランシスコ校 米国
33位(31位)ブリティッシュ・コロンビア大学 カナダ
33位(31位)マギル大学 カナダ
33位(27位)テキサス大学オースティン校 米国
36位(35位)清華大学 中国
37位(37位)ノースウェスタン大学 米国
38位(38位)ジョージア工科大学 米国
39位(51-60位)ペンシルベニア大学 米国
40位(34位)カリフォルニア大学サンディエゴ校 米国
41位(45位)北京大学 中国
42位(51-60位)デルフト工科大学 オランダ
43位(36位)香港大学 香港
43位(61-70位)キングス・カレッジ・ロンドン 英国
43位(39位)メルボルン大学 オーストラリア
46位(46位)エディンバラ大学 英国
46位(44位)ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン ドイツ
48位(50位)パデュー大学 米国
49位(51-60位)エコール・ポリテクニークスイス連邦工科大学ローザンヌ校 スイス
50位(51-60位)大阪大学 日本
51-60位(48位)カリフォルニア大学デイビス校 米国
51-60位(61-70位)香港科技大学 香港
51-60位(61-70位)カロリンスカ研究所 スウェーデン
51-60位(61-70位)韓国科学技術院 韓国
51-60位(47位)マンチェスター大学 英国
51-60位(51-60位)ミネソタ大学 米国
51-60位(50位)M.V.ロモノーソフ・モスクワ国立総合大学 ロシア連邦
51-60位(51-60位)オハイオ州立大学 米国
51-60位(51-60位)国立台湾大学 台湾
51-60位(61-70位)東京工業大学 日本
61-70位(42位)オーストラリア国立大学 オーストラリア
61-70位(51-60位)カリフォルニア大学サンタバーバラ校 米国
61-70位(42位)マサチューセッツ大学 米国
61-70位(71-80位)ミシガン州立大学 米国
61-70位(51-60位)ノースカロライナ大学チャペルヒル校 米国
61-70位(71-80位)ハイデルバーグ大学 ドイツ
61-70位(61-70位)南カリフォルニア大学 米国
61-70位(49位)シドニー大学 オーストラリア
61-70位(61-70位)ミュンヘン工科大学 ドイツ
61-70位(61-70位)東北大学 日本
71-80位(81-90位)アムステルダム大学 オランダ
71-80位(81-90位)ボストン大学 米国
71-80位(71-80位)フンボルト大学ベルリン ドイツ
71-80位 インディアナ大学 米国
71-80位(71-80位)ルーベン・カトリック大学 ベルギー
71-80位(51-60位)中東工科大学 トルコ
71-80位(71-80位)パリソンボンヌ大学 フランス
71-80位(71-80位)ピッツバーグ大学 米国
71-80位(91-100位)テキサスアグリカルチャ&メカニクス大学米国
71-80位(81-90位)ワシントン大学 セントルイス 米国
81-90位(81-90位)ブラウン大学 米国
81-90位(81-90位)香港中文大学 香港
81-90位(91-100位)ベルリン自由大学 ドイツ
81-90位(61-70位)ライデン大学 オランダ
81-90位(91-100位)メリーランド大学カレッジパーク校 米国
81-90位 メイヨーメディカルスクール 米国
81-90位(71-80位)クイーンズランド大学 オーストラリア
81-90位(61-70位)サン・パウロ大学 ブラジル
81-90位(81-90位)ユトレヒト大学 オランダ
81-90位 延世大学 韓国
91-100位 アリゾナ大学 米国
91-100位(81-90位)フロリダ大学 米国
91-100位 ロンドン・ビジネス・スクール 英国
91-100位 ロンドン・スクール・オブ・ハイギエーヌ・アンド・トロピカル・メディスン 英国
91-100位(71-80位)南洋理工大学 シンガポール
91-100位(81-90位)ニューサウスウェールズ大学 オーストラリア
91-100位(81-90位)ピエール・エ・マリー・キュリー フランス
91-100位(81-90位)ラトガース大学ニュージャージー州 米国
91-100位 アーヘン工科大学 ドイツ
91-100位 イスラエル工科大学 イスラエル
※()内は前年ランク
【トップ100に入った大学数】
米国 46校
英国 10校
ドイツ 6校
日本 5校
オーストラリア 5校
オランダ 4校
カナダ 3校
韓国 3校
香港 3校
スイス 2校
シンガポール 2校
中国 2校
フランス 2校
台湾など1校