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ロシアがタリバーンと情報共有、対ISISで

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ロシアのプーチン大統領は、アフガニスタンで勢力を拡大しつつある過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に対抗するため、かつて敵対していたアフガニスタンの反政府勢力タリバーンとの情報共有に乗り出した。

ロシア外務省報道官によると、ロシア政府とタリバーンとの接触は、ISIS掃討のための戦闘に関する情報共有や交換に限定する方針。

米軍司令官は先月の議会証言で、ISISがここ数カ月の間にアフガニスタンで勢力を拡大しつつあり、アフガン国内に最大で3000人の戦闘員がいると報告していた。

プーチン大統領は長年にわたってカフカス地域のイスラム過激派への対応に苦慮。シリアではISISに対する空爆を行っている。

カフカス地域からは多数がシリアでISISに加わっていると言われ、アフガニスタンはトルクメニスタンやウズベキスタンといった旧ソ連圏の国と国境を接していることから、プーチン大統領はタリバーンと組むことで、戦闘員の流れを断ち切る狙いがあると専門家はみる。

アフガニスタンでのISISの台頭は、ロシアだけでなく米国にとっても不安材料となっている。

米国務省当局者はロシアとタリバーンが手を組んだことについて、「ロシアとその他の周辺国は、アフガニスタンの安全と安定性の強化を支援するという点で利益を共有している。引き続きロシアと連携してアフガニスタンの安全と安定性強化の道を探りたい」と語った。

ロシアがアフガニスタンの戦闘員に武器を共有すると伝えられたことについてロシア政府は、商業ベースで移転する武器はアフガン政府に直接供与するものに限られると説明。制裁の対象となっているタリバーンには供与しないと強調した。





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