フランス・パリ(Paris)のシャルル・ドゴール空港(Charles de Gaulle International Airport)で、モロッコの国連大使が落とした現金2万ユーロ(約260万円)を拾って着服したとして、空港従業員の男が逮捕された。警察当局が24日、発表した。
この大使は23日、仏航空大手エールフランス(Air France)のVIPラウンジを出て、米ニューヨーク(New York)行き航空機の搭乗口に向かう途中、カバンから携帯電話2台を落とした。このとき、現金が無くなっていることに気付いたという。
大使は歩いてきたルートを戻ってみたが、現金は見つからなかった。そこで空港警察に捜索を頼み、自分はそのまま出発した。
防犯カメラを調べたところ、空港の臨時従業員の男が大使の落とした金を拾う様子が映っていたため、警察はこの男を23日夜、自宅で逮捕した。警察情報筋によると、紛失した現金の半額ほどが回収されたという。