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ハワイでデング熱の感染拡大、9月以降180件

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米ハワイ州の保健衛生当局は26日までに、蚊が媒介するデング熱の感染が州内で増え続け、今月24日の段階で計180件を記録したと報告した。

感染が目立つのはハワイ島となっている。ただ、衛生当局は人々の懸念は理解出来るとしながらも、同島や州の他の島は安全であり、訪問するのに問題はないとも強調した。オバマ米大統領一家は現在、オアフ島で休暇を楽しんでいる。

180件には、今年9月11日から12月13日にかけて発症した172人が含まれ、この分については感染拡大の恐れはもうないと見ている。しかし、今月13日以降に新たに発症した8人については感染増大に通じる可能性もあると判断している。

同州でのデング熱患者は先月初旬の段階で23人で、大幅な増加となっている。

保健衛生当局によると、州外で感染し、州内で発症が確認された事例もハワイ島とオアフ島でそれぞれ1件ある。

米国はデング熱感染の危険性が高い国とは見なされていない。米疾病対策センター(CDC)によると、北米大陸の48州でこれまで報告された発症例ではほぼ全てで旅行者や移民が原因となっていた。感染が拡大した最近の例では、メキシコ国境に近いテキサス州南部で2005年に起きていた。

CDCの専門家はハワイ州での今回の流行について、終息する前にどれほどの発症例が生じるのかは予測出来ないと指摘。被害を迅速に最小限に出来る措置も見当たらないため蚊対策を重視する他なく、それには時間がかかると述べた。感染は数カ月続く可能性もあり、住民や観光客には防虫剤の利用を促し、体調の異変を感じたら早めに手当てを受ける必要があると強調した。





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