5000株以上のヤエザクラやヒカンザクラなどが咲き誇り、桜の名所として知られる庭園、濁水巷(台中市)が、今後3年間にわたり一般開放を見合わせる見込みとなった。桜の木が傷んでいることなどが理由。
濁水巷はもともと個人の所有地だったが、所有者の好意によって2012年から一般に開放。2014年には「ヤフー台湾(雅虎奇摩)」の花見スポットランキングでも堂々の1位を獲得するなど、メディアを通じて人気となった。
だが、台中市政府観光局によると大勢の花見客によって土が踏み固められたり、心ない人によって枝が折られるなどのトラブルが発生。台風の台湾接近、上陸で多くの木が損傷を受けた。
今後3年間で土壌の改良や枯れた根の除去などを行う予定。多くの専門家が協力を申し出ており、再開放時には絶景をよみがえらせたいとしている。