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ベッキー騒動の舞台裏 広告代理店が大活躍していた

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 1月6日夜、紅白歌合戦に初出場を果たしたばかりの人気ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音(27)との不倫疑惑が報じられたベッキー(31)は緊急記者会見を開き、「友人関係です」と不倫については全面否定した。 

 『週刊文春』が報じたスキャンダルの相手は、昨年夏に結婚したばかりの「既婚者」。会見翌日に発売された記事では、ホテル室内でのツーショット写真や、LINEで川谷に離婚を促すかのようなやりとりが掲載されており、「不倫ではない」というベッキーの説明を信じる人は少なかった。 

 そんな「ベッキー騒動」の舞台裏では多くの関係者が対応に奔走していた。華やかに見える芸能界もれっきとした「ビジネス」である。ひとたび不祥事が起きれば、謝罪対応、そして様々な“根回し”が必要になる。誰より頭を抱えたのは、ベッキーの所属事務所だ。芸能事務所関係者がいう。

 「今回のような大スキャンダルが起きると、事務所幹部はまず芸能界で影響力を持つ業界の重鎮に相談します。即座に会見をセッティングしたのは、重鎮から“すぐに誠意を見せるべき”という助言があったからでしょう。そうしたアドバイスに従うことで、重鎮を介した各方面への根回しも期待できます」

事務所は記者会見の準備にも頭を悩ませる。

 「タレントの服装や化粧も謝罪会見にふさわしいよう、スタイリストやメイクも手配します。会見の内容は広報担当者が本人と入念に打ち合わせる。相手が芸能人の場合、相手方の事務所と話し合い“友人のひとり”などのコメント内容を事前にすりあわせます。大きな事務所の意向が優先されやすい」(同前)

 普段は派手な衣装で明るいキャラのベッキーが、会見で白いシャツに茶色のボトムス、地味な髪型だったのも「神妙さを演出する狙い」(同前)とみられている。

 会見の準備と並行して、事務所スタッフはレギュラー番組のプロデューサーや一部の共演者、CMのクライアントなどに事情を説明しなければならない。ここで“活躍”するのが広告代理店だ。大手広告代理店関係者が内情を明かす。

 「スキャンダルの掲載がわかった時点で連絡が入り、代理店が事務所に代わってクライアントに報告します。事務所が直接説明するとトラブルがさらにこじれてしまうことがあるからです。

 我々が連絡し“ダメージを最小限に抑える”ための協議をします。今回、ベッキーさんが無理筋を承知で“不倫ではない”と言い張ったのも、クライアントを意識しての対応でしょう」

 記者会見の場には、「広告代理店社員と思われるスーツ姿の男性が会場後方にズラリと並んでいた」(スポーツ紙記者)というから、会見が川谷の妻やファンではなく関係者に向けられたものであることがよくわかる。

 ※週刊ポスト2016年1月29日号




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