ついにキムタクが動いた。解散騒動に揺れる人気アイドルグループ、SMAP。膠着した事態を打開するキーマンは、やはり木村拓哉(43)だった。所属事務所社長のジャニー喜多川氏と副社長のメリー喜多川氏に「あいつらと一緒にやりたい」と直談判したというのだ。15日夜のラジオ番組では「信じてほしい」とファンにメッセージを送った木村。解散騒動は重大局面を迎えた。
木村の動きを報じたのは、16日付のスポーツニッポン。現在、主演する時代劇映画「無限の住人」の撮影で京都に滞在している木村。そのロケ現場から、ジャニー、メリー両氏に直接電話をかけたという。
「何とか25周年をやらせてもらえませんか」
「あいつらと一緒にやりたいんです」
CDデビューから25年。節目の年に起きた危機を何とか収束させたいという悲痛な思いがその言葉に込められている。
さらには「SMAPの危機を心配した木村の妻、工藤静香が、何とか事態を収束させたいと、メリー氏に相談している」(芸能関係者)との情報もある。
木村は15日夜、自身がパーソナリティーを務めるTOKYO FM「木村拓哉のWhat’S UP SMAP」でファンにメッセージを送った。メンバーが騒動について話すのは初めてだ。
「今週いろんな報道が出まして、何かとお騒がせしています。いつか自分の言葉で話せる時が来たら、この番組でお話しさせていただきたい。自分は番組のキャプテンとして、皆さんは乗組員として、キャプテンを信じてついてきてください」
木村の思いは、ファンへのメッセージであるとともに、メンバーへのメッセージともとれる。中居正広(43)ら独立組の4人には届いているのだろうか。
騒動を受けて、SMAPを引き連れて独立するという“クーデター”が失敗した女性マネジャーは、芸能界から身をひく意向で、中居、稲垣吾郎(42)、草●(=弓へんに剪)剛(41)、香取慎吾(38)の4人には事務所に残るように伝えているとされる。
しかし、昨年12月に木村が事務所残留を決めて以降、4人は木村とほとんど会話を交わしておらず、感情的なしこりが残ったままとなっている。こうした状況に、木村とともにSMAPを牽引してきた中居も打開策を模索している状況だ。
16日付のサンケイスポーツによると、危機感を募らせた中居は助けを求めて、芸能界の大物関係者に身の振り方を相談。このとき、この関係者から「(SMAPに)戻るしかないのだから、戻りたいなら木村に土下座して謝るぐらいのことをしろ」と助言されたというのだ。
また、別の大物関係者も「4人が頭を丸めて、(事務所と木村に)謝れば、解散を回避する可能性は残っている」と示唆している。
SMAPのマネジメント契約は9月まで残っており、まだまだ波乱がありそうだ。